寛容性に代わる愛国心
ロシア大統令に従って、2024年までに1300校の新たな近代的な学校がロシアに建てられることが予定されている。これにより、国の教育インフラの現状が根本的に変わる可能性がある。同プログラムへの4000億ルーブルの政府投資に対して、ロシアの金融機関の8000億ルーブルの民間資金を引き付ける必要がある。しかし、極東連邦管区で近代的な学校を建設するプロジェクトを実施する場合には、困難が生じてくる。ほとんどの地域は補助金を受けているため、教育機関の建設への共同融資に問題が出てくるのである。現在のプログラムの基準及び評価額は、ロシア極東の条件と特性を考慮していないものである。これは、プロジェクトの質と学校の建築ソリューションのレベルに影響を与え、新施設の教育面における可能性を低下させることになる。コストと設計時間の最適化、極東連邦管区に適応した教育機関のソリューションの単一データベースが今求められている。住宅建設の増加は近代的な社会インフラ整備の必要性、またロシア極東で新しい学校を作るためのコンセッション契約を締結する主要関係者、開発者、投資家、国家による体系的な解決策の模索の必要性をますます高めることになる。
Moderator:
Alisa Denisova —
Executive Director of the Business Block, VEB.RF; General Director, Proshkola
Panellists:
Alexander Aksakov —
Director of Infrastructure Bonds Division, DOM.RF
Anna Baginskaya —
Managing Director, Head of the PPP Center, Sberbank
Vladimir Kalina —
Managing Director of the Directorate of Regional Development, PIK-specialized homebuilder
Aleksandra Lebedeva —
Deputy Chairman of the Government of the Kamchatka Territory
Stanislav Neverov —
General Director, East Arctic Oil and Gas Corporation
Sergey Nosov —
Governor of Magadan Region
Natalya Tretyak —
First Vice President, Gazprombank
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Konstantin Shestakov —
Head of the City of Vladivostok
寛容性に代わる愛国心
ロシア極東は、ヨーロッパの生活様式とアジアの精神が共存する他に類を見ない人々が住む地域であり、創造的なプロジェクトやビジネスが日々生み出されている。今日、創造経済はロシア極東の持続可能な開発の重要な構成要素の一つ見なされていり。同地域には経済成長の中心が形成されつつある。それと同時に、新たな生活の質、文化、創造性、創造力を重視した現代的な生活に対する人々からの需要が高まりつつある。ロシア連邦のクリエイティブ産業は35 の活動分野から成る。その中でも代表的な分野が、コンピューターゲーム及びソフトウェア開発、映画、アニメーション、ファッション、出版、建築、音楽産業、広告とマーケティング、デザイン、テレビ放送、ラジオ放送、美術館・博物館、図書館等である。世界のクリエイティブ産業の資本は約 2.3 兆ドルであり、先進国のGDPに占めるシェア率は平均8~12%となる。ロシア連邦では、GDPに対するクリエイティブ産業の貢献度のおおよその見積もりは4.98%、つまり5兆ルーブル以上となっている。戦略イニシアチブ庁(ASI)によると、極東連邦管区のクリエイティブ経済のシェアは約2%であり、今後の大きな成長の可能性を秘めているという。業界の発展における重要なファクターの一つとなっているのはアジア市場への近接性だ。既存のクリエイティブ産業の牽引者の意見と極東連邦管区の各地域の詳細を考慮した国家戦略の開発により、クリエイティブ産業のより迅速かつ体系的な開発が可能となり、国の経済における同産業シェアを高めると同時に同産業の雇用者数の増加につながるのである。
Moderator:
Roman Karmanov —
Chief Executive Officer, Presidential Fund for Cultural Initiatives
Panellists:
Tatyana Abankina —
Director, Center for Creative Economy, National Research University Higher School of Economics
Anna Afanasyeva —
Deputy Director for Project Activities, Roskulttsentr
Igor Namakonov —
General Director, Federation of Creative Industries
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Front row participants:
Innokentiy Dementyev —
Deputy General Director, Presidential Grants Foundation
Sergey Dmitrienko —
First Deputy Head of the City of Vladivostok
Natalia Karpova —
Head of Project Support, Center for Entrepreneurship Support of the Primorsky Territory
Daniela Pica —
Member of the Board, Vladivostok Design
Afanasiy Savvin —
General Director, Sakha Republic Development Corporation
Petr Strelec —
Head, Center for the Development of Territories of the Amur Region
Artur Tumanyan —
Project Producer, Club of Cheerful and Resourceful
寛容性に代わる愛国心
ウクライナにおける特別軍事作戦の開始は、ダムの崩壊のようなものだと今日では誰もが分かっている。世界とロシアの情報空間を襲った前例のないフェイクニュースと罵詈雑言の洪水は、ロシアの人々に中傷を浴びせ、孤立感を感じさせ、最終的にロシアそのものを屈服させるように設計されたものだ。今ロシアにとって、ウクライナを占拠するナチズムを打ち負かすだけでなく、情報戦争に勝つことがこれまで以上に重要になっている。現代のハイブリッド戦争に必ず組み入れられるこの組織的な情報操作による攻撃にどう対抗できるのか?欧米諸国の巨大なプロパガンダ機関に対抗するために必要な分野とは?ソーシャルメディアのユーザーに基本的な情報リテラシーを教えることは可能なのか?
Moderator:
Anton Borisov —
Anchor, Russia 24 TV Channel
Panellists:
Maria Zakharova —
Director, Department of Information and the Press, Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation
Vovan and Lexus —
Prankers
ドミトリー キセリョフ —
国際マルチメディア通信社「ロシア・トゥデイ」社長
Daniel Ortega —
Media Coordinator, Communication and Citizenship Council of the Republic of Nicaragua
Front row participant:
Grigoriy Kuranov —
Deputy Presidential Plenipotentiary Envoy to the Far Eastern Federal District of the Russian Federation
寛容性に代わる愛国心
2022年には新たな課題により、国内メーカーが独自の生産を増やし、前途有望な国内技術を開発する機会が開かれた。その機会を活かすために、各企業は激動の時代に国内の優秀な人材を求めている。ごく短期間で新しいソリューション開発、実装、適用を行うためには、これまでのリーダーたちとはまったく異なる能力が必要となる。今日のビジネスまたは政府プロジェクトのリーダーに求められる要件とは?現代のロシアの指導者に必要な個人的・専門的な資質とは?それらの能力を開発するにはどうすべきなのか?企業や政府機関は今、どこで若い才能を探せるのか?雇用主の新しいニーズを満たすために、大学はどのようにカリキュラムを再設計しているの
Moderator:
Alexey Komissarov —
Director General, Russia – the Country of Opportunities
Panellists:
Dmitry Breytenbikher —
Senior Vice President, Head of Premium Customer Relations, VTB Bank
Alexander Bugaev —
First Deputy Minister of Enlightenment of the Russian Federation
Boris Korobets —
Acting Rector, Far Eastern Federal University (FEFU)
Denis Kravchenko —
Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Economic Policy
Aleksandra Lebedeva —
Deputy Chairman of the Government of the Kamchatka Territory
Aleksey Uchenov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Front row participants:
Mikhail Gordin —
Acting Rector, Bauman Moscow State Technical University
Tatyana Mineeva —
Commissioner for Entrepreneurs' Rights Protection in Moscow
寛容性に代わる愛国心
「ムラヴィヨフ=アムールスキー 2030」プログラムとは、ロシア極東地域の士官候補生を50名を対象として行われる1年間の教育プログラムであり、翌年からの2年間の公務員として働く機会を提供する。ロシア極東及び北極圏で公務員になるということの特別さは数字が裏付けており、カリーニングラードからカムチャッカまで2270人以上の候補者が45名の枠をめぐって競争を繰り広げる。最終選考者が決定されたのは2022年5月であり、50名の才能ある若き専門家やリーダーたちを対象として、「スコルコボ」モスクワビジネススクール、ロシア極東連邦総合大学及びランヒグス大学が共同して考案した年間教育プログラムがスタートした。教育プログラムはロシア極東地域における8つのモジュール、二つのオンライン授業モジュール、ロシア極東の首長の下でのインターンシップ、ロシア連邦大臣や一流の専門家との交流モジュールから構成されている。教育プログラムの一環として、ロシア連邦政府・地域政府と共にロシア極東開発を目指す次の7 つのプロジェクト―ロシア極東都市部における社会・経済状況改善戦略、流動性を確保するツールとしての小型航空機開発策、北極海航路のロシア統一物流システムへの組み入れ、ロシア極東国境隣接地帯の普遍モデル開発、ロシアの「東方への転向」文脈におけるロシア極東の大学の変容、新たな社会・経済状況におけるロシア極東産業政策、ロシア極東地域における観光開発が考案中である。50名の最終選考者たちは、将来ロシア極東地域の公務員としての使命を果たすべく2 年間の労働契約を結んでいる。発表される初期成果としてどのようなものが期待できるのか?プロジェクト・アプローチの目的とは?最終候補者たちは新世代を担う公務員となるのか?「ロシア極東行政特殊部隊」の教育内容の特徴とは?雇用・メンタープログラムはどのようなイノベーションをもたらすのか
Moderator:
Andrey Volkov —
Academic Policy Advisor, Moscow School of Management SKOLKOVO
Panellists:
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
Vladimir Panov —
Special Representative for the Development of the Arctic, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Alexey Tsydenov —
Head of the Republic of Buryatia
アレクセイ チェクンコフ —
Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Andrey Sharonov —
Chief Executive Officer, National ESG-Alliance
Front row participants:
Alexander Gudoshnikov —
Cadet of Program Muraviev-Amurski 2030, Social Initiatives Development Fund
Viktoria Karmanova —
Cadet of Program Muraviev-Amurski 2030, Social Initiatives Development Fund
Daria Kiryanova —
Deputy General Director for Economic Development, Far East and Arctic Development Corporation; Head of the Project Office, Muravyov-Amursky 2030
Mihail Krivopal —
Vice-Rector for Additional Education, Far Eastern Federal University (FEFU)
Vladimir Lushchinskiy —
Cadet of Program Muraviev-Amurski 2030, Social Initiatives Development Fund
寛容性に代わる愛国心
現代世界は急速な変化の一途を辿っている。ロシア社会の未来、生産力、科学・文化、そして国家の基本制度を形作る上で活躍する人物が教師である。教育及び経験の伝達を通じて、教師は個人の価値観、態度、社会的および道徳的基準の形成に貢献する。極東連邦管区の学校では教員不足が深刻化しており、教員の負担が長期的に増加する傾向が続いており、校舎の「老朽化」の問題も依然として深刻なままである。数学、化学、生物学、物理学、コンピューターサイエンスの十分な知識を求めるエンジニアテクノロジー教育を受けた専門家がロシア極東経済で求められている一方、統一国家試験の実施結果データによると、これらの科目の受験者数の減少また科目の取得点数の低下が見られるという。教師の専門的役割の要件はどのように変化しているのか?新たな技能を習得するための職員の大規模な再研修だけではなく、支援ネットワーキング、リーダーシッププロジェクト、イノベーション、および教師のイニシアチブに対する効果的な支援策を構築するには何をすべきか?受験者が教育学に関心を寄せるようにするためには何をすべきか?社会的幸福と教師の地位を向上させる方法とは?
Moderator:
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Panellists:
Yaroslav Artyukhin —
Regional Director of the Teacher for Russia Program, New Teacher Foundation
Sergey Dmitrienko —
First Deputy Head of the City of Vladivostok
Sergey Ivanchenko —
Rector, Pacific National University
Pavel Kuzmin —
Rector, Academy of the Ministry of Education of Russia
Anatoly Nikolaev —
Rector, Ammosov North-Eastern Federal University
Dmitry Smith —
President, Russian eSports Federation (ReSF Russia)
Elvira Shamonova —
Deputy Chairman of the Government of the Primorsky Territory - Minister of Education of the Primorsky Territory
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic