国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
ここ数か月で、ロシアとアジア諸国のパートナーとのビジネス関係は飛躍的に進歩した。急速に変化する世界におけるロシアの政治的戦略がBRICS及びSCOに基づいているとするなら、ロシアの経済的・技術的戦略は何に基づいているのだろうか?私たちの目の前では世界の政治的状況だけでなく経済的状況も変化を辿っている。ロシアだけでなく、大ユーラシアの多くの国にとって不可欠なことは、信頼と相互利益に基づき、主要なグローバル企業と競争できるプラットフォームソリューションを作成できる、共通の技術・経済空間の構築である。ロシアとパートナー国は、どのような戦略的ハイテク技術提携を必要としているのか?それを実現するために何をする必要があるのか?ハイテク技術提携そ主導できる存在とは?
Moderator:
Andrey Bezrukov —
President, Technological Sovereignty Exports Association; Professor, Department of Applied International Analysis, MGIMO University
Panellists:
Vadim Glushchenko —
Director, Center for Global IT-Cooperation
Alexey Gruzdev —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Andrey Davidyuk —
Chairman of the Board of Directors, Motorica
Kirill Menshov —
Senior Vice President for Information Technology, Rostelekom
Skannd Tyagi —
Founder, Chief Executive Officer, Starshot Ventures
(online)
Anna Sharipova —
Managing Director for National Projects, Russian Technologies State Corporation
金融市場: 信頼が失われた中で、何が価格を維持してくれるのか?
ロシアの金融セクターは、大規模な制裁ストライキの最初の標的の一つとなった。今日の優先課題は、変化する現実を考慮して、できるだけ迅速かつ効率的に同セクターを再構築することだ。これは簡単に解決できる課題ではない。市場参加者は、新たな運営原則を共同で開発して実装するだけでなく、これまでうまく機能していた国内の金融インフラの多くの要素をほぼ完全に「再構築」する必要があるのだ。同時に、セクター自体の長期的な持続可能な開発と、信用資源を備えた適応型経済の漸進的な提供の両方のための環境を創設することも非常に重要となっている。ロシアの金融セクターの構造改革が容易ではないことは明らかである。関連法、規制及び管理活動、株式市場運営、グローバル市場における活動及び顧客とのやり取りのメカニズムの変更は避けられない。現在進行中の再構築の初期成果とはどのようなものか?その成果を評価する方法とは?
Moderator:
Alexandra Suvorova —
Anchor, Russia 24 TV Channel
Panellists:
Nikolai Zhuravlev —
Deputy Chairman of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Andrey Kostin —
President and Chairman of the Management Board, VTB Bank
Mikhail Oseevskiy —
President, Rostelecom
Ilya Torosov —
First Deputy Minister of Economic Development of the Russian Federation
Igor Shuvalov —
Chairman, VEB.RF
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
産業クラスターとしてのロシア極東の発展により、極東連邦管区に登録された企業により船舶・海洋機器の建造・維持が可能となる。その企業に名を連ねるのは「ロシア極東造船・船舶修理センター」(ウラジオストク)、「ズヴェズダ造船所」(ボリショイ・カメニ)、「ヴァストチナヤ・ヴェフチ」(ウラジオストク)、「アムールスキー造船所」(コムソモリスク・ナ・アムール)、「ハバロフスク造船所」(ハバロフスク)、「ナホトカ船舶修理工場」(ナホトカ)、「リヴァジスキー造船・船舶修理工場」(ナホトカ)、「北東修理センター」(ヴィリュチンスク)である。現在率先して取り組む必要がある課題は、北極海航路の海域での貨物の流れを確保するための大型船の建造、極東連邦管区造船所での漁船・カニ漁船の建造である。ロシア内外の投資家を引き付けるために必要な政府の支援策とは?企業の生産能力を向上させるためにどのような手順を踏む必要があるのか?造船業界の技術主権を確保する上で既存の問題はどのように解決できるのだろうか?
Moderator:
Konstantin Dolgov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Panellists:
Mikhail Degtyarev —
Governor of Khabarovsky Territory
ヴィクトル エフトゥホフ —
State Secretary – Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
アレクセイ ラフマノフ —
株式会社 「統一造船会社」社長
Vyacheslav Ruksha —
Deputy Director General – Director for the Northern Sea Route Directorate, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Front row participants:
マクシム ソコロフ —
Chief Executive Officer, GTLK
Denis Kravchenko —
Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Economic Policy
Khasan Likhov —
Deputy Head, Federal Agency for Fisheries (Rosrybolovstvo)
Sergey Tseluyko —
Chief Executive Officer, "Zvezda" Shipbuilding Complex
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア極東の発展には、投資だけでなく、ロシアの他地域からの有能な専門家の存在も必要である。これは、近代化された賃貸市場無しには不可能である。カテゴリーは企業(企業の従業員向け)、商業(市場に関連して住宅を借りたいと考えている賃貸者向け)、社会(低所得層向け)、学生(学生向け)に分かれる。大規模民営化のおかげでロシアに住む世帯のほぼ 90% が自分の家に住んでおり、ほかの人々は賃貸住宅に住んでいる。ロシアの賃貸市場は「灰色」のカラーで特徴づけられる。市民は個人からアパートを借りており、テナントの権利は契約によって保護されておらず、アパート自体の品質にも多くの改善点が残されている。人口のさまざまなカテゴリーの要件を満たし、すべての参加者に保証を提供する透明な賃貸市場の形成は、ロシア全体及び特に極東連邦管区の両方における住宅政策の重要な要素である。それには何が必要なのか?そのような市場の発展における国家機関の役割とは?賃貸住宅の建設にビジネスを引きつける方法とは?
Moderator:
Maria Kudryavtseva —
Anchor, Russia 24 TV Channel
Panellists:
Olga Batalina —
First Deputy Minister of Labor and Social Protection of the Russian Federation
セルゲイ コミシャン —
Member of the Board, Executive Director, SIBUR
Vladimir Koshelev —
First Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation for Construction, Housing and Communal Services
Veronika Minina —
Vice-Rector, National Research University Higher School of Economics
Sergey Nosov —
Governor of Magadan Region
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Ivan Polandov —
PIK SZ
Veronica Janushkevich —
Director for Rental Housing Development, DOM.RF
Front row participants:
Alexey Belik —
Prime Minister of Sakhalin Region
Maxim Smirnov —
Deputy Head, The Federal Service for State Registration, Cadastre and Cartography (Rosreestr)
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
地政学的・経済的環境が根本的な変化を辿る文脈において、ロシア経済はその複雑さと規模の点で前例のない課題に直面している。それは技術的主権を達成することを目的とした、国家発展のための根本的に新しい経済モデルの作成である。そのモデルは必須項目の製品の外国輸入依存を減らし、国民経済の主要部門における価値創造の連鎖を回復し、再構築することになる。今日まで外国の原材料と構成部品の輸入に最も依存しているのは、エンジニアリング、エレクトロニクス、および医薬品分野である。開発を急ぎ、生産チェーンのリンクを直線的に補充するだけでは大きな効果が期待されない。根本的に異なるアプローチが必要なのだ。単に従来の製品を置き換えるだけでなく、科学・経済部門を統合して新しい技術的ソリューションを提供するために、「社会的エレベーター」と同じように、「技術的エレベーター」を作成することが必要だ。 1 つではなく、いくつかの技術的ニッチを一度に前進させる必要があります。わが国には莫大な資源、技術的および科学的可能性があり、エネルギー、冶金、化学および木材産業、農業などの分野でリーダーシップを発揮することができました。同時に、航空機、自動車、造船、エレクトロニクス産業、製薬産業などの国民経済の優先分野では、技術開発の加速が必要とされているが、これまでは国内の横のつながりと補完性の欠如、グローバル生産チェーンへの参加度の低さによってその先を行く発展が妨げられていた。だが現在、ロシアにはさらなる上の開発段階へ移行するために必要なすべての前提条件が揃っている。国家予算のみを犠牲にしてこのタスクを実行することは不可能であることは明らかであり、このプロセスにロシアのビジネス界を積極的に関与させる必要がある。持続可能な経済成長を達成する上で非常に重要なことは、シベリア、北極圏、ロシア極東などの遠隔地の開発における不均衡を克服し、統合的な経済開発の新たな「飛び地」を作成することである。社会の生命維持システムを形成する基幹産業(軍産複合体、農産複合体、燃料・エネルギー複合体、運輸、通信、医療)は、完全に輸入脱却政策に転換できるのか。大規模な輸入代替を実施するために、効果的なビジネスインセンティブシステムを構築する方法は?基礎科学・経済部門の統合をどのように達成するのか?経済部門の技術開発を管理するためのシステムはどのようなものであるべきか?ソ連や他の国の経験はどの程度適用し得るのか?僻地(北極圏、シベリア、ロシア極東)の開発に民間投資を誘致する方法とは?
Moderator:
Ivan Lobanov —
Rector, Plekhanov Russian University of Economics
Panellists:
ニコライ ヴォロブエフ —
国営会社「ロステク」副社長
Alexey Kulapin —
General Director, Russian Energy Agency (REA) of the Ministry of Energy of Russia
Denis Manturov —
Deputy Prime Minister – Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Natalya Popova —
First Deputy General Director, Innopraktika
Maxim Sokolov —
President, AVTOVAZ
Oleg Khorokhordin —
Head of the Altai Republic
Alexander Shokhin —
President, Russian Union of Industrialists and Entrepreneurs
Front row participants:
Konstantin Dolgov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Ямиль Киспе —
パシフィカ共同創業者
Oksana Smirnova-Krell —
Vice President for Ecosystem Technological Development, Sberbank
Alexey Fedorov —
Head of "Quantum Information Technologies" Group, Russian Quantum Center
(online)
Wang Qi —
Director, Institute for China-Russia Strategic Cooperation, Tsinghua University
(online)
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
原子力エネルギーはマクロ地域開発の原動力として機能し、低出力原子力発電所 (LNPP) 導入機会を提供する。低出力原子力発電所建設は、サハ共和国(ヤクーチア)の固体鉱物鉱床のキュチュスクラスター開発及びバイムスキー鉱業複合施設のエネルギー供給など、大規模なインフラスプロジェクトの経済的・技術的な実現可能性を保証することになる。LNPP導入は、プロジェクトのライフサイクルと高品質の電力を考慮して計算された消費者に支払い可能な料金を提供することになる。今日、国営企業「ロスアトム」は、サハリン島における風力発電所建設、水素燃料列車の開発、二酸化炭素利用プロジェクトを行う多彩な経験を持つ信頼できるパートナーである。ロシア極東および北極圏では、LNPPエネルギー、風力・水力発電の使用、環境に優しい電気水素輸送の開発、天然ガス燃料を使用した輸送、北極海航路の輸送インフラの近代化によって発展における相乗効果を達成する大きな可能性がある。現代的で環境に優しいエネルギーの中心にあるのは、今後数十年にわたるロシア極東・北極圏の戦略的開発に焦点を当てた人間を中心とする統合アプローチだ。ロシア極東と北極圏の電力需要とは?大規模なインフラ プロジェクトのエネルギー供給において、持続可能な開発の原則を確実に遵守するにはどうするべきか?新エネルギー産業は、人々の生活水準とビジネスの効率性にどのような役割を果たすのか?
Moderator:
Mikhail Bazhenov —
Partner, Capital Projects & Infrastructure, Debt Advisory Leader, Technologies of Trust
Panellists:
Roman Berdnikov —
First Deputy General Director, Member of the Management Board, RusHydro
ロマン コピン —
チュコト自治管区知事兼自治管区政府首相
Dmitry Livanov —
Rector, Moscow Institute of Physics and Technology
Valery Limarenko —
Governor of Sakhalin Region
Alexey Likhachev —
Director General, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Aisen Nikolaev —
Head of Sakha Republic (Yakutia)
ウラジーミル ソロドフ —
Governor of Kamchatka Territory
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
Moderator:
Dmitry Chernyshenko —
Deputy Prime Minister of the Russian Federation
Panellists:
Igor Kobzev —
Governor of Irkutsk Region
Valery Limarenko —
Governor of Sakhalin Region
Viktor Tomenko —
Governor of Altai Territory
Andrey Travnikov —
Governor of Novosibirsk Region
セルゲイ ツィヴィレフ —
有限責任会社 「信託会社「コルマー」」社長
Front row participant:
Aisen Nikolaev —
Head of Sakha Republic (Yakutia)
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
ロシア極東では2014 年以降、22の優先開発地域が創設・機能しており、2015 年以降はウラジオストク自由港の優遇制度が 5つの地域の22の市町村で施行されている。非友好国の制裁政策と東方転向に関連して、アジア太平洋地域の国々との協力活動が前面に出ているのも特徴だ。ロシア極東は「アジアへの窓口」になりつつあり、友好国への商品やサービスの生産・輸送の重要な地域であり、国境地域での共同投資プロジェクトを行うプラットフォームでもある。マクロ地域に新たなビジネスを誘致するには、ロシアと外国の投資家のための特別な支援措置を考案し、ロシア連邦で最も魅力的な投資環境をつくり上げる必要がある。現在の支援措置は独自性を失い始めており、各ロシア地域は例外的な支援措置を作成しているものの、ロシア極東地域の競争力が低下する結果となった。さらに、ロシア極東で事業を立ち上げて運営することは、ロシア連邦の他の地域よりも常時かかるコストがはるかに高くなるという点もある。課題の特定・解決には、国と企業の緊密な連携が必要となる。経済成長を上回るためには、ロシアの他の地域よりも有利なビジネス環境を創設し、優先的な融資条件、独自の規制条件及び投資保護を提供する必要がある。譲許性の高い事業資金調達メカニズムをどのように構築するのか?外国企業を効果的に誘致するための条件をどのように作り出すのか?ビジネスに独自の規制条件を作成する方法とは?
Moderator:
Dmitry Butrin —
Deputy Editor-in-Chief, Head of Economic Policy Section, Kommersant Publishing House
Panellists:
Yerkozha Akylbek —
Chairman of the Board of Directors, Udokan Copper
Aleksandr Generalov —
President, Arnika-Holding
Artem Dovlatov —
Deputy Chairman, VEB.RF; General Director, VEB.DV
Aleksandr Isayevich —
General Director – Chairman of the Management Board, Russian Small and Medium Business Corporation
ミハイル カリサロフ —
Chairman of the Management Board, Chief Executive Officer, SIBUR
Zhou Liqun —
Chairman, Union of Chinese Entrepreneurs in Russia
(online)
Anatoly Popov —
Deputy Chairman of the Executive Board, Sberbank
Anna Tsivileva —
Chairman of the Board of Directors, Kolmar Group
アレクセイ チェクンコフ —
Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
現代の世界事情を考慮すると、国内ビジネスを維持し発展させる唯一の方法は、起業家の権利の遵守を保証するシステムを改善し、ロシアのビジネスを保護するためのメカニズムを改善することにある。とりわけ、ロシアでビジネスを行うための有利な条件を維持・支援・発展させるためには、法執行機関や規制当局からのビジネスへの圧力を軽減することに注意を払う必要がある。現状でビジネスの権利を保護するために、どのような追加措置を講じる必要があるのか?短期的・長期的に有効な法的メカニズムとは?現代の国家管轄権はどうあるべきか?
Moderator:
Vladimir Gruzdev —
Chairman of the Board, Association of Lawyers of Russia
Panellists:
エレーナ ベズジェネジュヌィフ —
公開会社「採掘冶金会社 ノリリスク・ニッケル」副社長、広報担当、対行政組織相互活動・経営部門担当
Alexey Guznov —
Secretary of State – Deputy Chairman, The Central Bank of the Russian Federation (Bank of Russia)
Alexander Kalinin —
President, All‑Russian Non‑Governmental Organization of Small and Medium‑Sized Businesses OPORA RUSSIA
Igor Krasnov —
General Prosecutor of the Russian Federation
Tatyana Mineeva —
Commissioner for Entrepreneurs' Rights Protection in Moscow
Zhang Mingqi —
Vice-President, General Secretary, China Law Society
(online)
Tatyana Moskalkova —
High Commissioner for Human Rights in the Russian Federation
Svetlana Orlova —
Auditor of Accounts Chamber of the Russian Federation
Maksim Reshetnikov —
Minister of Economic Development of the Russian Federation
Front row participants:
Vadim Lobov —
President, Synergy Corporation
Elina Sidorenko —
General Director, Platform
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
「極東1ヘクタール」プログラムとは、活動的な人々にとって効果的なツールであり、母国で独自のビジネスをスタートさせる機会を与える。土地区画の無償使用の最初の5 年間の契約期間の終了が訪れた。次の重要な開発段階は、市民の所有権または長期リースにおける土地登録である。最小限の行政コストで 1 か月以内に市民に土地区画を無償で提供するシステムは、行政上の障壁を取り除き、領土の開発に住民を積極的に関与させることに貢献することになる。集積はプログラムの実施の新段階となった。これまでに地域は優先されるべき集積地も特定している。10 以上の集積地のために、輸送・エネルギーのインフラがすでに構築されている。土地所有の次のステップとは?プログラム開発の見通しは?領土の地理空間開発における集積の役割とは?1ヘクタールあたりの住宅開発をどのように組織するか?郊外地域には他にどのような開発の見通しがあるのか?今後プログラムはどのように発展していくのか?
Moderator:
Kirill Bychkov —
First Deputy Chairman of the Government of the Republic of Sakha (Yakutia)
Panellists:
Irina Ilyina —
Faculty of Urban and Regional Development, Institute for Regional Studies and Urban Planning, Higher School of Economics; Professor, Faculty of Urban and Regional Development, Vysokovsky Higher School of Urban Studies
(online)
Sergey Karginov —
First Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Development of Far East and Arctic
Andrey Kutepov —
Chairman of the Committee on Economic Policy, Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
アレクサンドル レヴィンタリ —
Managing Director for the Far East, DOM.RF
Alexander Puzanov —
General Director, Foundation Institute for Urban Economics
Oleg Skufinskiy —
Head, The Federal Service for State Registration, Cadastre and Cartography (Rosreestr)
Nikita Stasishin —
Deputy Minister of Construction, Housing and Utilities of the Russian Federation
He Jie —
Professor, Chengdu University of Technology
(online)
Evgeniy Chekin —
Chairman of the Government of of Kamchatka Territory
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Front row participants:
Natalia Bugaets —
Participant of the Far Eastern Hectare Program
Abraham Kalugin —
Participant of the Far Eastern Hectare Program; Chairman, Primorsky Regional Public Organization "Assistance in Relocation and Adaptation of Old Believers Compatriots"
Michil Kharbin —
Participant of the Far Eastern Hectare Program
金融市場: 信頼が失われた中で、何が価格を維持してくれるのか?
世界の現状はその既存の在り方を根本的に変えた。依然として、世界経済は高速道路で目の前の車道に障害物を発見したドライバーが緊急ブレーキをかけた状態にある。すでに障害物に近づいてブレーキをかけているドライバーもいれば、前方の障害物が見えずにスピードを上げている後続車もいるが、そのドライバーもすぐに減速する必要に迫られる。工場は閉鎖、サプライチェーンは寸断され、企業はローンの返済や家賃の支払いができないほどの影響を受け、借り手の倒産リスクが高まっている。将来の所得についての悲観論は、人口と業界の間で高まっており、すべての社会的ガイドラインが変化しつつある。COVID-19 の前後の世界は 2 つの異なる世界である。では、ウクライナの軍事特別作戦開始後の世界は3つ目の世界なのであろうか?しかしその一方で、私たちは現代経済の不正、自然に対する人間の攻撃、道徳の衰退、その他の私たちの生活における否定的な現象について長い間耳にしているため、私たちはほとんど常に、またはかなり頻繁に無意識のうちに、この新たな世界が以前の世界よりも優れているのだと願っている。最近まで住み心地がよかっただけでなく、かなり高度に組織化されたシステムであった世界は、もはや以前とは異なるものである。2020年代後半の世界は、2010年代後半の世界とは大きく異なり、精神的にも物質的にもすでに変化したものとなるだろう。私たちはバイオテクノロジーこそが間違いなく経済の主な原動力として情報技術に取って代わる有望な分野であると自信を持っている。バイオテクノロジーはますますユニークで高価な製品として具現化され、情報技術製品はすぐに公共財となるであろう。私たちが住む社会はより細分化され、人々が一人で生きていくために適応していくようになることは明らかだ。貿易はますますまるで別々の大国のように見える閉鎖的な複数の地域連合の枠組みの中で行われていくだろう。まだまだ多くの出来事が起こるだろうが、唯一絶対に起こらないと言えることがある。それは人類の文明が抱える問題を減らすことだ。そして、私たちの誰もが難しい選択をしなければならない。お金を選ぶのか、命を選ぶのか?どのような方向に、どのように発展していくことができるのか?どこで止まり、どこで向きを変え、どこで過去を振り返らなければならないのか?
Moderator:
Sergey Rybakov —
Chief of Staff to the Chairman, All-Russian Society for Nature Conservation (VOOP)
Panellists:
Boris Korobets —
Acting Rector, Far Eastern Federal University (FEFU)
マクシム サフォノフ —
副社長、ロシアの科学学校;教授、国立経済と国民政府(RANEPA)大学
ヴャチェスラフ フェチソフ —
ソ連・ロシアのホッケー選手、国家活動家、ソ連功労スポーツ・マスター、ロシア功労トレーナー、ロシア連邦国家一等補佐官
Front row participants:
Aleksandr Lila —
Director, V.A. Nasonova Research Institute of Rheumatology
Yuliya Morozova —
Deputy Chairman of the Government of Kamchatskiy Krai
Julia Morozova —
General Director, Creative Production
Ekaterina Salugina-Sorokovaya —
General Director, International and Comparative Law Research Center
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
ロシア極東の経済発展のための新しいツールの導入を可能にする規制枠組みが作成された。優先開発分野に関する法律を実施・改善する68の新たな法律が採択された。時間が止まることはなく、競争力を維持するためには常に更新が必要となる。ポートフォリオにもまたすでに12を超える新立法イニシアチブが用意されている。優先的社会経済発展区域(TOR)及びウラジオストクの自由港 (FPV) など、ロシア極東地域の開発を加速するための現行のツールは、投資家から非常に需要がある。すでに2,700件以上の投資プロジェクトが実施されており、その投資額は 6.6 兆ルーブルを超えている。優遇制度の枠組みの中で住民には税金、土地、都市計画、その他の優遇措置が提供される。優遇措置に関する現在の法律の規範は十分に効果的なのだろうか?優遇制度の居住者が最も頻繁に直面する法的問題とは?ロシア極東への投資の魅力を高めるために、企業、特に中小企業にどのような追加支援措置を提供する必要があるのか?ロシア極東における新たな中小企業の発展・創設には何が必要なのか?中小企業の成長を促進するための法的手段とは?
Moderators:
Dmitry Boyarko —
General Director, Eastern Aqua Paradise
デニス グロシ —
General Director, Operating Company of the Industrial Park Avangard; Chairman of the Board of the Union of Residents, Territory of Advanced Social and Economic Development
Panellists:
Pavel Volkov —
State Secretary – Deputy Minister for the Development of the Russian Far East and the Arctic
Andrey Grachev —
Vice President for Federal and Regional Programs, Norilsk Nickel
Vladimir Novikov —
Member of the Board of Directors, General Director, VEB Engineering
ニコライ ハリトノフ —
Chairman of the Committee on the Development of the Far East and the Arctic, State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
Front row participants:
Ivan Abramov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Svetlana Volobueva —
Deputy General Director, Sports Shooting Club Topgan
リュドミラ クズネツォワ —
有限責任会社 「農産物卸売流通市場「アグロハブ」」社長
Denis Stolypin —
General Director, Integrated Logistics Systems
Виктор Усов —
Adviser to the Vice President for State and Private Industrial Companies and International Cooperation, Russian Academy of Sciences
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
北極圏は、その構成機関と北極圏内における様々な国々のパートナーシップ活動の両方により、最も興味深い国際地域の一つであり続けている。2022 年の初めまで、北極圏での協力関係は最も安定しているように思われていた。しかし、現在の地政学的傾向は、北極圏における国際協力の関連性をさらに高い新たなレベルに引き上げ、最適な協力モデルの探求をせざるを得ない新たな多くの課題をもたらしている。現在の地政学的状況は、柔軟な対話形式の構築の必要性によって特徴付けられる。情報技術、軍事、経済的可能性の開発レベルが異なる、数多の強国が世界の政治地図に登場することで、北極圏を含む持続可能な協力関係を支持する分野の主要なリーダーたちにはさらなる追加要件が求められてしまっている。北極評議会におけるロシアの優先事項の一つは社会経済開発であり、特に北極圏・非北極圏の国との間の経験の交換による北極海航路の海域における経済協力の深化、インフラ開発、持続可能な航行が含まれる。
Moderator:
Anastasia Likhacheva —
Dean of the Faculty of World Economy and World Politics, National Research University Higher School of Economics
Panellists:
Taisuke Abiru —
Senior Research Fellow, Security Studies Program, Sasakawa Peace Foundation
(online)
Jonathan Wood —
Researcher, Stefansson Arctic Institute; Representative from National Committee of Iceland, Association of Polar Early Career Scientists (APECS); Editor, Peer Reviewer, Nordicum Mediterraneum
(online)
Wang Wen —
Executive Dean, Chongyang Institute for Financial Studies, Renmin University of China (RDCY)
Glenn Diesen —
Professor, Department of Business, History and Social Sciences, University of South-Eastern Norway
Nikolay Korchunov —
Ambassador-at-Large of the Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation; Chair of the Senior Arctic Officials, Arctic Council
(online)
Artem Lukin —
Associate Professor of the Department of International Relations, Far Eastern Federal University (FEFU)
Hide Sakaguchi —
President, Ocean Policy Research Institute, Sasakawa Peace Foundation
Satish Soni —
Navy Officer of the Republic of India (1976–2016); Commander-in-Chief of Southern Naval Command and Eastern Naval Command of the Republic of India (2012–2016)
(online)
B.K. Sharma —
Director, United Service Institution of India (USI)
Front row participant:
Sakiko Hataya —
Research Fellow, Ocean Policy Research Institute, Sasakawa Peace Foundation
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
この地域の特徴である広大な領土、低い人口密度、厳しい気候条件、大都市への高度な人口集中、限られた交通アクセスの条件での集落の遠隔性に対しては、特別な個別アプローチが必要である。小さな集落では一次医療、予防、相談および診断支援へのアクセスに関する深刻な問題がある。この課題は医療インフラを構築するだけでは解決できない。完全なサイクルを持つ本格的な地域医療システムを創設するには、効果的なリソース (財政、人、インフラ) の存在が必要であり、患者数が限定されている地域では現実的ではない。現状を考慮すると地域保健システムのコミュニケーションを強化する必要性が強調され、それはロシア保健省の調整の下、国家プロジェクト「健康保障」の設定目標のより迅速な達成にもつながることになる。目標を達成するためのメカニズムの一つつは、患者の初診からハイテク医療まで高いレベルの医療継続性を提供する地域間医療センターの創設である。医療の質的特性を達成することに加えて、財政資源の合理的な使用が確保されることになる。限られた地域医療制度の資源を有効に活用する方法とは?ロシア極東の領土的特徴を考慮して、ヘルスケアにおける領土計画の効果的なシステムを構築する方法とは?地域医療に人材をどう集めるのか?専門家の資格と人事政策の有効性を改善するためにどのような方針をロシア極東医療に適用すべきか?
Moderator:
Tigran Gevorkyan —
Deputy Director for the Implementation of Federal Projects, N.N. Blokhin National Medical Research Center of Oncology of the Ministry of Health of the Russian Federation
Panellists:
Vladimir Aronchik —
Director of Cooperation Programmes, Development and International Business Division,State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Igor Kobzev —
Governor of Irkutsk Region
Grigoriy Kuranov —
Deputy Presidential Plenipotentiary Envoy to the Far Eastern Federal District of the Russian Federation
Olga Kurilova —
Director of Representative Office, Agency for Strategic Initiatives in the Far Eastern Federal District
グリゴリー スモリャク —
ロシア極東発展省極東地域人材開発、地域社会経済発展局長
Victor Fisenko —
First Deputy Minister of Health of the Russian Federation
Alexander Khasin —
Chairman of the Board of Directors, Centre for Development of Nuclear Medicine of Ulan-Ude
(online)
Anastasia Khudchenko —
Deputy Head of Primorye Territory Administration, Ministry of Health of Primorye Territory
Anna Sharipova —
Managing Director for National Projects, Russian Technologies State Corporation
Olga Eikhler —
Head of the Department of Medical Support for Conversion and Extreme Work and Blood Service, Federal Medical-Biological Agency of the Russian Federation
Front row participants:
Dmitry Morozov —
Director, Veltischev Research and Clinical Institute for Pediatrics of the Pirogov Russian National Research Medical University of the Ministry of Health of the Russian Federation
(online)
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
オリンピックとロシア極東での東京 2020に向けたロシア代表チームの最終調整段階は、極東連邦管区におけるスポーツインフラ開発に弾みをつけた。ロシア極東のスポーツマップを作成するための包括的な作業、新たなスポーツトレーニング センター、スポーツ・観光クラスターのプロジェクトが進行中だ。新たな現実世界において、ロシア極東はスポーツだけでなく他の産業においても、国際協力の新形式の最も重要な中心地になりつつある。こうした要素は極東連邦管区スポーツ開発プログラムでどのように考慮されているのか?最高の成果、市民、学生協同組合など、スポーツのパレット全体のバランスをどのように維持すべきか?ロシア代表チームがロシア極東に新たに拠点を構えるスポーツ分野とは?スポーツクラスターはどこに作られるのか?企業はロシア極東のスポーツ分野の可能性をどのように発展させているのか?
Moderator:
Dmitry Guberniev —
Advisor to the General Director, Rossiya 1 Сhannel; Сommentator, Match TV
Panellists:
Sergey Karyakin —
Russian Chess Player, Chess Grandmaster; Member, Russian Public Chamber
イゴリ レヴィチン —
ロシア連邦大統領補佐官
Oleg Matytsin —
Minister of Sport of the Russian Federation
Svetlana Orlova —
Auditor of Accounts Chamber of the Russian Federation
Dmitry Pristanskov —
State Secretary – Vice President for Relations with Authorities and Administration, Norilsk Nickel
Dmitry Chernyshenko —
Deputy Prime Minister of the Russian Federation
Sergey Shishkarev —
Chairman of the Board of Directors, Delo Group of Companies
Front row participants:
ゲオルギー ブリューソフ —
「ロスコングレス」基金副総裁
Boris Korobets —
Acting Rector, Far Eastern Federal University (FEFU)
Aleksandra Lebedeva —
Deputy Chairman of the Government of the Kamchatka Territory
イリーナ オリホフスカヤ —
Chief Officer for Seaport and Railway Projects, UMMC
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
今年展開した複雑な地政学的状況は、さまざまな統合協会の創設・発展に深刻な障害をもたらした。ユーラシア共通の経済空間も例にもれず、その形成過程に制裁政策の影響を大きく受けた。大ユーラシアに共通の経済空間を作る上での主な問題と展望とは?大ユーラシア・パートナーシップ参加者開発戦略において、補完性と相乗効果を達成することは可能なのか?「統合の統合」の原則に基づく大ユーラシア・パートナーシップの形成は予見可能な将来に見通しがあるのか?
Moderator:
Mikhail Petrov —
Deputy General Director, Russian News Agency TASS
Panellists:
Kirill Barsky —
Acting Head of the Department of Diplomacy, Moscow State Institute of International Relations
Alexander Vedyakhin —
First Deputy Chairman of the Executive Board, Sberbank
Dmitry Volvach —
Deputy Minister of Economic Development of the Russian Federation
(online)
Valentin Makarov —
President, RUSSOFT Association
Maxim Protasov —
Head, Russian Quality System (Roskachestvo)
(online)
Andrey Slepnev —
Member of the Board, Minister in Charge of Trade, Eurasian Economic Commission
Alexander Shokhin —
President, Russian Union of Industrialists and Entrepreneurs
人々のための新たな生活の質の形成
ロシア連邦に対する制裁圧力、ロシア北西地域から極東地域への商品輸送物流ルートの方向転換を行う文脈において、ロシア極東を通過する輸送ルートに最新の情報技術を使用することが新たに重要性を帯びてきている。スマート契約・EDIを含む電子文書管理導入、自動化されたソリューションによる船舶積載能力の増加、港湾・一時保管倉庫での情報技術の使用により、近い将来にロシア極東のターミナルの物流力が大幅に向上し、同地域の輸送網を拡大するための環境が整備されることになる。ロシア極東を通過する複合一貫輸送のために現在すでに積極的に利用されているデジタルソリューションとは?ロシアで適用できる交通機関デジタル化における国際的な慣行とは?ロシアには必要な IT リソースが存在するのか?政府の規制当局によるデジタル空間への移行に対する障壁はあるのか?輸送・デジタル変革の観点から、政府戦略の実施を加速する必要はあるのか?
Moderator:
Kirill Tokarev —
Editor-in-Chief, Anchor, RBC
Panellists:
Yerkozha Akylbek —
Chairman of the Board of Directors, Udokan Copper
Vladimir Ivin —
Deputy Head, Federal Customs Service of the Russian Federation
Arkady Korostelev —
President, Chairman of the Management Board, FESCO
Le Truong Son —
President, Vietnam Businessmen's
Association
Aleksey Shilo —
Deputy Managing Director, Head, Centre for Corporate Transport Services (CFTO), Russian Railways
Front row participant:
Igor Milashevsky —
Chief Executive Officer, GLONASS
人々のための新たな生活の質の形成
Moderator:
Ivan Pechorin —
Managing Director, Far East and Arctic Development Corporation
Panellists:
アナトリー ボブラコフ —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Oleg Bocharov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
マクシム ソコロフ —
Chief Executive Officer, GTLK
Karin Kneissl —
Federal Minister for Europe and International Affairs of the Republic of Austria (2017–2019)
Konstantin Sukhorebrik —
General Director, Aurora Airlines
Alexey Tsydenov —
Head of the Republic of Buryatia
Igor Chalik —
Deputy Minister of Transport of the Russian Federation
Andrey Chikhanchin —
First Deputy Chief Executive Officer for Commerce and Finance, Aeroflot
Front row participants:
Fedor Borisov —
Chief Expert, Institute of Transport Economics and Transport Policy, National Research University Higher School of Economics
Anton Eremin —
Deputy General Director, Siberia Airlines (S7 Airlines)
(online)
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Vyacheslav Loginov —
First Deputy Chairman of the Committee on the Development of the Far East and the Arctic, State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア気象庁とロシア科学アカデミー研究所の最新の報告及びロシア気象庁のロシア領土への気候変動の影響に関する第 3 次評価報告書に示された予測によると、ロシアが地球温暖化を2~2.5 度のレベルで食い止めることが非常に重要な意味を持つという。この場合、適当な方策を取ることで、負の結果を食い止められる可能性があるという。同様の結論は2021年から2022年に発表された気候変動に関する政府間パネル第 6 回評価報告書にも含まれている。 4~5℃の地球温暖化により、ロシアひいては世界全体が厳しい気候条件に直面することになる。そのようなシナリオを排除するために、2021 年末にはロシア、中国、インドを含むすべての主要国が2060年から2070年までに温室効果ガスの排出と陸上生態系による吸収のバランスを均衡させる「カーボンニュートラル」目標を達成する用意があると宣言した。長期間の計画達成はG20 諸国で最大の開発途上国を含め、すでに進行中である。分断された世界で地球規模の気候問題を解決するためにどのように国際協力を継続できるのか?温室効果ガスの主要な排出国であるほとんどのロシア企業は、マーケティング戦略をアジア太平洋諸国の市場に向け直している。企業が東方に移動する際に直面する炭素規制に関する課題とチャンスとは?
Moderator:
Aleksey Kokorin —
Climate Change Officer, World Wildlife Fund
Panellists:
Malik Mahmud Al-Haythar —
Chairman of the Advisory Council to the Provincial Government of Ache
(online)
Roman Berdnikov —
First Deputy General Director, Member of the Management Board, RusHydro
Victor Drozdov —
Member of the Board, Polyus
Milena Milich —
Acting Minister of Ecology and Sustainable Development of the Sakhalin Region
Ekaterina Salugina-Sorokovaya —
General Director, International and Comparative Law Research Center
ステパン ソルジェニーツィン —
Chief Executive Officer, SGK; Member of the Board of Directors, SUEK
Yuliya Shabala —
Deputy Director General for Sustainable Development and Corporate Affairs, Udokan Copper
Andrey Sharonov —
Chief Executive Officer, National ESG-Alliance
Mikhail Yulkin —
General Director, CarbonLab
(online)
Mikhail Yurchuk —
Director for Interaction with Federal Authorities, Norilsk Nickel
Front row participants:
Aleksey Kaplun —
Chief Executive Officer, H2 Clean Energy
Ivan Rubanov —
Deputy Head of the Carbon Market and Innovation Projects Department, St. Petersburg International Commodity and Raw Materials Exchange
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
建設業はロシア連邦の経済構造における主要産業の一つであり、経済成長において非常に重要な位置を占める。極東連邦管区の建設複合体が対応する課題は開発促進であり、ロシアの主な指標の平均値を上回っている。他のマクロ地域と同様に、独自の特徴、長所・短所や問題も抱えている。莫大な資源の埋蔵量があるため、一般的な鉱物へのアクセスを組織化する際にも問題が生じる。主要な建材の多くについても、生産能力とニーズの負のバランスが観察される。 建設コストには巨額の物流コストが影響している。建設業界は、エンジニア及び労働者全般の不足に苦しんでいる。一般的な建材へのアクセスを簡素化する方法とは?極東連邦管区の建設産業が全国平均を上回る速度で成長するには、どのような対策が必要なのか?人材問題を解決し、効果的な社員教育システムを構築する方法とは?極東連邦管区の建材産業にはどのようなソリューションが必要なのか?
Moderator:
Maria Sinicic —
Director of the Department for Integrated Development of Territories, Ministry of Construction, Housing and Communal Services of the Russian Federation
Panellists:
Gadzhimagomed Guseynov —
First Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
ヴィクトル エフトゥホフ —
State Secretary – Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Vladimir Koshelev —
First Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation for Construction, Housing and Communal Services
Dmitriy Tetenkin —
Deputy Minister of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
コロナウイルスのパンデミックと制裁体制の強化によって引き起こされた深刻な国際的ショックが観測される状況下で、ロシア・中国の経済協力は着実な成長を示し続けている。2022年1月から7月にかけて、ロシアと中国の間の貿易は前年比の29%増加し、977億ドルに上った。パートナーシップ発展に向けた巨大な機会が開かれるにつれて、ロシア極東と中国の協力活動は前向きな傾向を示すようになってきている。石油・ガス産業、農業、インフラ建設分野、国境を越えた建設作業で本格的な共同作業が展開され、両国をつなぐインフラ施設は加速的なペースで進歩している。現状ではロシア・中国の業界団体は、ロシア・中国間貿易及び経済協力のニーズに応えるためのオープンなプラットフォームとして再び重要な役割を果たし、新たな経済関係を形成するプロセスを正しい方向に導き、国家・地域レベルでのロシアと中国の行政・ビジネスの対話を可能としている。同時に市場から真のニーズを求める声を聞き、最適なソリューションをできるだけ早く探し始めることも重要である。新たな経済秩序の状況下で、ロシア・中国間貿易と経済協力は前例のない課題に直面しているが、歴史的な友情と深化した相互信頼に基づいたその見通しは依然として開けている。この協力活動で重要な役割を果たしているのが、今年で 65 周年を迎える露中友好協会である。2024 年までに貿易売上高を2000億ドルに増やし、両国間の質の高い協力プロセスを促進するという目標を達成するために、中央当局、地方行政、企業、業界団体はどのように自らの価値を証明し、相互に有益な協力と共同開発を促進すべきなのか?新たな物流チャンスを前に、ロシア極東の投資環境及びビジネス条件をどのように改善すべきなのか?農業分野での協力を強化し、戦略的な観点から我が国の食料安全保障を確保する方法とは?貿易・経済協力と投資活動が直面するボトルネックとは?
Moderators:
Zhou Liqun —
Chairman, Union of Chinese Entrepreneurs in Russia
(online)
Sergey Sanakoev —
Deputy Chairman, Russian-Chinese Friendship Society; Deputy Chairman,
The Russian Part of the Business Council of the Far East of the Russian Federation and the North-East of the People's Republic of China; Member of the Russian International Affairs Council (RIAC)
Panellists:
オレグ ベロゼロフ —
Chief Executive Officer – Chairman of the Executive Board, Russian Railways
Sun Guoqiang —
President, Zhongding United Dairy Farming Co. Ltd.
(online)
Alexey Dakhnovskiy —
Trade Representative of the Russian Federation in the People's Republic of China
(online)
Wang Ruibing —
Chairman of the Board of Directors, SPIC Fund Management Company
(online)
Eugeny Markin —
Executive Director, Russian-Chinese Business Council
Vasily Orlov —
Governor of Amur Region
Valeriya Repkova —
Vice President, Region Group of Companies; General Director, Project Initiatives Development Agency
Zhao Xiaojia —
General Director, KitayStroy
Zhang Hanhui —
Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the People's Republic of China to the Russian Federation
(online)
ニコライ ハリトノフ —
Chairman of the Committee on the Development of the Far East and the Arctic, State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
Wang Jun —
General Representative, Sinopec Russia and Central Asia
Ji Chunqin —
Deputy General Manager, Zhongchengtong International Investment
Front row participant:
Pavel Kalmychek —
Director for Bilateral Cooperation Development Department, Ministry of Economic Development of the Russian Federation
金融市場: 信頼が失われた中で、何が価格を維持してくれるのか?
ロシア連邦の諸地域は、連邦政府の措置に従い、社会経済状況を安定させるために地域の危機対策の大規模なパッケージを採用した。現在、各地域の危機対策ポートフォリオは予算の可能性、経済分野の専門化(基本的なセクターに対する制裁の影響のレベルを含む)、およびその他の特徴によって異なっている。危機対策の中には (連邦および地域の両方で) 普及しているものもあれば、名目上のみ存在しているものもある。しかし、多くの対策は短期的なものとして理解されている。また地域経済に対する制裁の結果の影響の深さと地域予算の安定性は、現在ほとんどが補助金を受けているロシア極東の対象では異なってくる。したがって、必要なのは中期的な危機対策となる。連邦・地域支援策は、極東の人々の経済と予算の安定にどのような影響を与えたのか?最も人気があり効果的であることが判明した対策とは?経済への支援措置の「浸透」に関して、リスク回避作業の枠組みの中で戦略的優先事項を維持することは可能なのか?中期的な制裁の影響から生じる地域予算システムのリスクとは?地域予算システムを安定させるために連邦レベルでとられたどのような措置が最も効果的だったのか??制裁の影響を考慮して、中期的にどのような措置を講じるべきか?
Moderator:
Natalya Trunova —
Auditor, Accounts Chamber of the Russian Federation
Panellists:
Sardana Avksentieva —
Deputy Head of the Faction, "New People" Political Party
Anton Basansky —
Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Leonid Gornin —
First Deputy Finance Minister of the Russian Federation
(online)
Natalya Zubarevich —
Professor of the Department of Economic and Social Geography of Russia, Faculty of Geography, Lomonosov Moscow State University
(online)
Vladimir Klimanov —
Director, Institute for Public Finance Reform (IPFR); Head of the Regional Policy Center, Russian Presidential Academy of National Economy and Public Administration (RANEPA)
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Front row participants:
Alexander Bardunaev —
Chairman of the Committee on Budget, Taxes and Finance, People's Khural of the Republic of Buryatia
Evgeniy Chekin —
Chairman of the Government of of Kamchatka Territory
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
人的資本の開発はロシア極東の社会経済的発展を確保するための主要な条件の一つである。地域の人的資本の量と質に影響を与えることが肝要となる。人口動態・移動プロセスとリスクの管理は、ロシア極東の急速な社会経済的発展を可能とする環境をつくり出す。内的・外的要因の影響下で、労働市場は新たな課題に直面しており、起業家のスキル開発を含む人材雇用に追加の要件を課している。人的資本を維持し、領土に引き付ける方法とは?極東地域の人口動態の傾向、またそれが人口数の安定と地域開発環境をつくり出すことへ与える影響とは?卒業直後の若い専門家の雇用と定着を確実にする方法とは?ロシア極東住民のスキルアップを確実にする方法とは?労働市場の変化と変革に対して、国家はどのような迅速な対応をとるべきなのか?ロシア極東・北極圏で人口動態の改善や管理職誘致に成功した例はあるのか?
Moderator:
Oksana Kosachenko —
President, Sistema Charitable Foundation
Panellists:
Olga Batalina —
First Deputy Minister of Labor and Social Protection of the Russian Federation
Evgeny Grigoriev —
Head of Yakutsk Urban Distrikt
Olga Dergunova —
Deputy President and Chairman of the Management Board, VTB Bank
Mihail Krivopal —
Vice-Rector for Additional Education, Far Eastern Federal University (FEFU)
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Front row participants:
Ivan Abramov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Roman Baskin —
Director, Corporate University of Russian Railways
Alexander Fedyakov —
Director, "School 21"
Yulia Khanzhina —
Deputy Director of the Direction "Young Professionals", Agency for Strategic Initiatives
Pyotr Chekordun —
Director, Fund for Assistance to the Development of the North of the Republic of Sakha (Yakutia)
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
世界の政治舞台における国家間の地政学的緊張の高まりは、北極地域の位置づけを変化させることにつながる。グローバル競争の中で、各国はさまざまな地理・経済領域での存在感を高めることに焦点を当てた包括的なセキュリティ戦略の実施を試みている。主要国は地域間協力の枠組みの中で、国家間の関係をより緊密にする試みを行っている。経済などの分野での協力、一定のルールに基づく国際秩序の維持、潜在的なライバルの抑止、貿易関係の発展、ロジスティクス、環境福祉の確保、リスク管理などの分野で協力的なアプローチを開発することに重点が置かれている。インドにとっての北極圏は、研究・資源政策の機会が開かれている地域である。この地域におけるインドの関心は多くの課題を提起すると同時に新たな経済世界における国際レベルでの議論の機会を提供する。北極圏での協力の見通しは?北極圏から遠く離れているために北極に直接アクセスできない個々の国家にはどのような新しい機会が開かれているのか?
Moderator:
Maxim Filimonov —
Vice President for Government Relations, "Delo" Group of Companies
Panellists:
Datla Bala Venkatesh Varma —
Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Republic of India to the Russian Federation (2018–2021)
(online)
Alexey Zakharov —
Research Fellow, Institute of Oriental Studies of the Russian Academy of Sciences
(online)
Nikolay Korchunov —
Ambassador-at-Large of the Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation; Chair of the Senior Arctic Officials, Arctic Council
(online)
Anastasia Likhacheva —
Dean of the Faculty of World Economy and World Politics, National Research University Higher School of Economics
Artem Lukin —
Associate Professor of the Department of International Relations, Far Eastern Federal University (FEFU)
Alexander Makarov —
Director, Arctic and Antarctic
Research Institute
(online)
K.M. Seethi —
Professor, School of International Relations and Politics, Mahatma Gandhi University
(online)
Satish Soni —
Navy Officer of the Republic of India (1976–2016); Commander-in-Chief of Southern Naval Command and Eastern Naval Command of the Republic of India (2012–2016)
(online)
B.K. Sharma —
Director, United Service Institution of India (USI)
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
年齢とは何か?外見、社会的地位、人生で出した成果に基づくものなのか?WHOによると、1955年の世界の平均寿命はわずか48歳であったとのことだった。1995年には同指標は65歳まで上昇している。ロシアもまた、2030年までには平均寿命指標である78歳に到達しなければならない。今日、「年齢」という概念は幻となって久しい。20歳の大企業のCEO、15歳のインフルエンサーなどといった人々が現れる一方。60歳で新たな専門職スキルを習得する人々もいる。医学、バイオプロテーゼ、美容、形成外科は急速な発展を遂げている。健康的なライフスタイルの人気はますます勢いを増している。社会的年齢を決定する主要な出来事は、20年前とはまったく異なった形で、生涯にわたってその人の人生に分布しているのが現状である。しかしながら、私たちの意識にしつこく根付いた年齢に対する固定観念もまた未だに存在する。「年齢制限」はどの程度変わったのか?一連の変化は私たちが外見を改善する方法を学んだことで起こったものであり、それは人々が外見年齢と同じように自分の若さを感じる時代が訪れたということを意味するのだろうか?社会の変化は健康全般、特に予防医学にますます注意が向けられるようになった要因なのだろうか?大企業はこの変化をどのように奨励しているのか (化粧品を含め)、またこれに関連してどのような落とし穴が生じ得るのか?国家レベルでその落とし穴を無くすことは可能なのか?臨床医学の観点から見るボディ・ポジティブの流行を脅かすリスクとは?
Panellists:
Julia Bordovskikh —
Health Coach; Brand Creator, Vitamin L
(online)
Dina Gayzatullina —
Deputy General Director for Government Relations, Innotech Group of Companies
Zalina Gurieva —
Founder, Bionika Preventive Medicine Clinic
Hovhannes Davidyan —
Founder, General Director, Avicenna
Ruslan Dreval —
Research Supervisor, Expert Healthcare (North-West, Siberia, and the Far East); Expert, Social Policy Committee of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Elena Istyagina-Eliseeva —
Director, State Museum of Sport; Deputy Chairman of the Commission on Physical Culture and Promotion of a Healthy Lifestyle, Public Chamber of the Russian Federation; Research Supervisor, Institute of Sports Management and Law, National Research University Higher School of Economics
(online)
Ekaterina Odintsova —
TV Presenter, Blogger
(online)
Front row participant:
Alexandra Mukhotina —
General Director, Medicine. Obstetrics. Gynaecology; Chief Physician, Primavera Centre for Endocrine Health and Reproduction;