国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
ロシア北極圏は、ロシア最大の資源基地であるだけでなく、9つの地域にまたがる世界最大の経済特区でもある。現在までにすでに有効な措置として人気を集めているロシア極東の税制優遇措置制度 (経済特区及びウラジオストク自由港) と極北の人口密度が低い厳寒地に向けて特別に開発されたロシア連邦北極圏優遇措置制度の両方が北極圏で成功を収めている。今年の世界経済の混乱と制裁圧力の高まりにもかかわらず、ロシア北極圏では戦略的に重要な数多くの大規模投資プロジェクトが引き続き実施されている。北極圏におけるロシアと外国パートナーとの間の協力の見通しはどのようなものなのか?新たな物流チェーンを構築することで北極海航路開発にどのような機会が開かれるのか?現在、企業は国際市場に参入するためにどのような投資戦略をとっているのか?
Moderator:
エレナ ラジコ —
Partner, Head of Strategy and Operations, Kept
Panellists:
Roman Berdnikov —
First Deputy General Director, Member of the Management Board, RusHydro
Andrey Grachev —
Vice President for Federal and Regional Programs, Norilsk Nickel
Ekaterina Lyakhova —
Director for Business Development, The State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Oleg Melnikov —
Executive Vice President – Head of the Department of Banking Support for Contracts, Gazprombank
Igor Semenov —
Executive Director, First Ore Mining Company
Georgy Smirnov —
General Director, Nordgold Management
Front row participants:
Mikhail Denisov —
Advisor to the Director General on Interaction with Public Authorities, Stenmix Holding Limited
Nikita Dobroslavskiy —
Head of the Laboratory for Low Carbon and Circular Economy, Center for Sustainable Development, Moscow School of Management SKOLKOVO
イルダル ネヴェロフ —
有限責任会社「セヴェル(北)」 社長
アレクセイ ストルチコフ —
サハ共和国政府第一副首相兼サハ共和国経済大臣
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
極東連邦管区の領土は国全体の総面積の41% を占め、ほかに類を見ない自然と最大級の埋蔵量を誇る資源が各地域を結び付けている。ロシア極東開発プログラムは国家の優先事項である。ロシア極東の地理空間、資源、都市計画及び観光のポテンシャルを開発させるためには、過不足のない正確な空間データに基づいて管理・意志決定を下す必要がある。2030 年までの社会経済開発イニシアチブを実施するために単一デジタルプラットフォーム「地理空間データ国家システム」が作成されている。統合されたデジタルプラットフォーム作成に関する試験プロジェクトはブリヤート共和国、プリモルスキー地方、ハバロフスク地方、アムール地方、サハリン地方などのロシア極東地域を含むロシア連邦の20の構成主体で成功を収めた。このようなリソースの作成は土地利用の効率を高め、領土計画、空間開発、不動産設計及び建設課題へのより包括的なアプローチを可能にし、輸入代替戦略の実施に貢献することになる。国家資本を増やしながら、ユーザーが最新の空間データに自由にアクセスできるようにする方法とは?土地・不動産分野で人々や企業が必要とするデジタルサービスとは?ロシア中心部から離れた地域やアクセスが困難な地域に投資家を引き付ける方法とは?「地理空間データ国家システム」はロシア極東の住民や投資家にどのような機会を提供するのか?
Moderator:
ウラジーミル ソロドフ —
Governor of Kamchatka Territory
Panellists:
Vyacheslav Alenkov —
Deputy Chairman of the Government of the Sakhalin Region
Dmitry Makhonin —
Governor of Perm Territory
Tatyana Polovaikina —
First Deputy Chairman of the Government of the Amur Region
Oleg Skufinskiy —
Head, The Federal Service for State Registration, Cadastre and Cartography (Rosreestr)
Suren Tovmasyan —
Head, Cadastre Committee of the Republic of Armenia
Front row participants:
Anatoly Azizov —
Managing Director, DOM.RF
Dmitry Vakhrukov —
Deputy Minister of Economic Development of the Russian Federation
Nguyen Dai Dong —
Head, Bureau of Science and International Cooperation, Directorate of Geodesy, Cartography and Geographic Information of the Socialist Republic of Vietnam
(online)
Vladislav Zhdanov —
Director, Federal Cadastral Chamber of Rosreestr
ヴィクトル カラシニコフ —
ハバロフスク地方政府副議長兼地方経済開発対外関係相
Nadezda Kamynina —
Rector, Moscow State University of Geodesy and Cartography
Sergey Karutin —
General Director, Roscartography
セルゲイ コミシャン —
Member of the Board, Executive Director, SIBUR
Vladimir Koshelev —
First Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation for Construction, Housing and Communal Services
Vitaly Lunev —
Minister of Property and Land Relations of Primorsky Krai
Mirsaid Mirmaksudov —
Deputy Director, Cadastral Agency under the State Tax Committee of the Republic of Uzbekistan
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
急速に変化する地政学的状況の中においては、ユーラシアの主要な安定化勢力の一つとしての上海協力機構(SCO)の存在感が安全保障と経済発展の両方の分野で高まることになるだろう。2022年9月にはサマルカンド(ウズベキスタン)でSCO加盟国首脳会議のサミットが開催される予定であり、多国間協力のさらなる発展のための現状・見通しを検討し、現段階におけるSCOの活動の優先順位及び活動拡大に関する措置を決定することが計画されている。新たな地政学的現実に照らし合わせ、世界情勢におけるSCOの役割を強化することに特に注意が払われることになるだろう。SCO は、形成されつつある多極化世界でどのようにその役割を果たすべきなのか?アラブ諸国と南アジア諸国は、組織の活動にどのような貢献をすることができるのか?SCOの影響力を弱体化させようとする非友好国の非建設的な政策に抵抗するために、SCO の議題にどのような課題を含めるべきなのか?
Moderator:
Kirill Babaev —
Acting Director, Institute of China and Modern Asia of the Russian Academy of Sciences
Panellists:
ラシド アリモフ —
上海協力機構事務局長
(online)
Kirill Barsky —
Acting Head of the Department of Diplomacy, Moscow State Institute of International Relations
Vladimir Ivin —
Deputy Head, Federal Customs Service of the Russian Federation
Denis Kravchenko —
Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Economic Policy
Grigory Logvinov —
Deputy Secretary General, Shanghai Cooperation Organisation
(online)
Kumar Rajan —
Associate Professor, Centre for Russian and Central Asian Studies, School of International Studies of the Jawaharlal Nehru University
(online)
セルゲイ ストルチャク —
ロシア連邦財務副大臣
Sun Zhuangzhi —
Director, Institute of Russian, Eastern European and Central Asian Studies, Chinese Academy of Social Sciences
(online)
APEC経済は、アジア太平洋地域の持続可能な経済成長と繁栄を追求する中で高等教育・科学・共同研究が同地域の市場、経済的および社会的進歩の主な原動力であると想定してきた。APEC の教育分野における活動の発展は、人的資源の開発、イノベーション及び技術の促進、 APEC以外のパートナーとの協力拡大に必要な能力を開発する上でも重要となっている。伝統的にロシアの極東連邦大学で開催されていた会議は、地域の学術・科学コミュニティの発展における傾向及び問題を議論するための信頼できるプラットフォームとなり、様々な戦略を策定するためのコンセプトの基礎的役割も提供している。第 11 回 APEC国際会議の参加者は、アジア太平洋地域内外の高等教育分野における未来の協力の形について話し合うべく集うことになる。
主要トピック一覧:
● 「世界情勢の特徴・傾向が高等教育の展望に与える影響」
●「アジア太平洋地域における高等教育の既存モデルの評価」
●「ポスト・コロナの世界における教育制度の発展のベクトル」
●「 教育分野活動におけるAPEC参加国の成功例」
人々のための新たな生活の質の形成
北極海航路(以下、NSR)開発を効率的なものとするためには、荷主・海運会社・国家間における調整が常時必要となる。NSRの安全性、商業的魅力及び持続可能な航行を確保する取り組みを一つにするべく、北極海航路(NSR)参加者評議会が設立された。外部から制裁圧力を受ける状況下では、貨物の流れを東方方面に向け直す必要があり、これに関連して北極海航路の東方ルート開発の必要性がますます差し迫ったものとなりつつある。北極海航路(NSR)参加者評議会の焦点となるのは、北極圏海運を管理するための最適なメカニズム開発、国際トランジット輸送を含む NSR 利用における国際パートナーシップ開発及び投資プロジェクトの砕氷船による支援・海氷予報の品質向上などの課題である。北極海運の効率性を上げる方法とは?北部ルートの安全性と商業的魅力を向上させるために何をすべきか?北極圏における投資プロジェクト成功に向けて、2035 年までに設定された NSR 開発計画が果たす役割とは?
Moderator:
Sergey Frank —
Chairman of the Board of Directors, Sovcomflot
Panellists:
Evgeniy Ambrosov —
Deputy Chairman of the Management Board, NOVATEK
Yury Borisov —
Director General, State Space Corporation ROSCOSMOS
Dmitry Zaitsev —
Deputy Head of the Federal Service for Hydrometeorology and Environmental Monitoring
Alexey Likhachev —
Director General, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Vladimir Panov —
Special Representative for the Development of the Arctic, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Nikolay Shabalin —
Executive Director, Marine Research Center at Moscow State University (MRC LMSU)
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
国際関係構造の地殻変動は新たな現実を生み出している。今形成されつつある世界の多様性の前では西側諸国という小さなグループが経済的・地政学的・文化的覇権を持ち続けることは最早不可能であり、ほとんどの国家は外交政策・対外経済政策の優先順位を自律的に決定している。この世界ではロシアが持つポテンシャル、政治的・経済的機会はより公正な国際秩序の最も重要な柱の一つとなる。人々の目の前に姿を現しつつあるその新たな国際秩序の基盤となっているのは互いに密接に結びついた複数の大規模開発・協力地域センターであり。これらの組織は共同で世界システムを構成している一方で、それぞれがほぼ独立した組織であり、自律した活動を行うという特徴を持つ。普遍的な画一化を選択肢として持たない国際協力こそが、未来の機構の原則である。ここでは各センターの接触点が最も重要な役割を果たすようになるのだが、これはまさにロシア極東が担うべき機能である。この機能を果たすために地域には大規模な国際貿易インフラが必要となり、国内の他の地域との輸送・物流網を強化し、人材資源の確保、アジアのパートナーと協力して製造・生産能力を高める必要がある。ほとんどのアジア諸国は、ロシアに対して友好的・中立的な政策をとっている。協力活動拡大に関する展望は事実上天井知らずである。経済の補完性があり、またヨーロッパとは異なり地政学的な競争も伴わないという利点もある。ロシア極東は既存の基盤を活用し、今後 10 年間で「ロシアのアジアへの玄関口」になるだけでなく、最重要国際パートナーとの協力活動を行うための普遍的なハブ、多極世界にロシアを含めるためのインターフェースになるのである。
Moderator:
Andrei Bystritskiy —
Сhairman of the Board of the Foundation for Development and Support of the Valdai Discussion Club
Panellists:
Wang Wen —
Executive Dean, Chongyang Institute for Financial Studies, Renmin University of China (RDCY)
Anastasia Likhacheva —
Dean of the Faculty of World Economy and World Politics, National Research University Higher School of Economics
Natalia Stapran —
Director of Multilateral Economic Cooperation and Special Projects Department, Ministry of Economic Development of the Russian Federation
ユーリ トルトネフ —
Deputy Prime Minister of the Russian Federation and Presidential Plenipotentiary Envoy to the Far Eastern Federal District
B.K. Sharma —
Director, United Service Institution of India (USI)
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
東方経済フォーラムは、ロシア極東地域と東南アジア諸国連合 (ASEAN) の加盟国との間で、参加国の社会福祉を改善するための協力を発展させるという重要な問題を議論するための主要プラットフォームとなった。伝統的な分野での協力活動発展に加え、各国はESG 原則に基づく環境・気候共同プログラムの実施、持続可能な開発目標に基づくエネルギー効率の改善、循環経済の原則に基づく経済環境システム形成、状況に適した資金調達メカニズムの開発などの将来有望な分野に特別な関心を示している。 2021 年 10 月、ロシア・ ASEAN 首脳記念会談では、ロシア側のイニシアチブで2022 年が「ロシア・ASEAN 科学技術協力年」となると宣言された。今日、設定された目標達成に向けて前進するために各課題について合意し、ロシア・ASEANビジネス界における経済活動を成功させるための新たな成長点とバランスのとれた解決策を特定することが重要となって来ている。長期的かつ持続可能な新たな協力の形を生み出すために、どのようなツールが使用できるのか?科学的・技術的・革新的な協力活動また製造業における協力活動のさらなる発展の見通しとは?持続可能な開発目標を考慮しつつ、人材交流・経験の共有を行うための効果的なメカニズムを構築する方法とは?
Moderator:
イワン ポリャコフ —
Chairman, Russia–ASEAN Business Council
Panellists:
ニコライ ヴォロブエフ —
国営会社「ロステク」副社長
Kan Zaw —
Union Minister of Investment and Foreign Economic Relations of the Republic of the Union of Myanmar
Sergey Katyrin —
President, Chamber of Commerce and Industry of the Russian Federation
Sergey Korolev —
Deputy General Director for Regional Development, Russian Environmental Operator Public Law Company
Alexey Kulapin —
General Director, Russian Energy Agency (REA) of the Ministry of Energy of Russia
Didit Ratam —
Head of the Bilateral Committee for Russia, Georgia, Serbia and Bosnia-Herzegovina, Indonesian Chamber of Commerce and Industry (KADIN)
(online)
Alexander Shokhin —
President, Russian Union of Industrialists and Entrepreneurs
Front row participants:
Vladimir Averbakh —
Senior Managing Director – Head of the Department of National Development AI, Sberbank
Gohar Barseghyan —
Director of the Integration Development Department, Eurasian Economic Commission
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
「3頭のクジラ」が背中で地球を支えているという考えは、現代世界ではとても素朴に思える一方で、誰もが聞いたことがあるものだ。それはすでにイディオムとなって久しく、揺るぎない不滅のサポートの象徴となっているほどに人々に親しみやすさを感じさせるものだ。しかし、地球は本当は何の上に存在するのだろうか?日常生活の経験から、人は物を「何もない」空間に置くことができないことを知っている。つまり、地球も何らかの柱の上に支えられて位置しているはずだ。しかし、この後すぐに別の疑問が生じることになる。この柱というものはいったいどのようなものなのか。地球が虚空にぶら下がることは不可能である。人々はそう考え、次々と柱となるものを発明せざるを得なくなった。その結果、宇宙を支える柱群ができあがったのである。手始めに科学から見て行こう。科学の目標と目的とは?目標に関しては簡単であり、それは世界の知識・体系化、人々の生活を保証する新たなテクノロジーを創り出すことである。次に自然を見ていくのだが、ここでは自然が科学というものを認識しているかどうかとう疑問が生じて来る。数字の「2」でさえ、自然界が「知っている」とは言い難い。自然界には 2 つの同一のオブジェクトは存在しない一方で、数学的なクローニング原理無しで、各枝葉が個別に形成されていく分岐ツリーのように様々な自然現象が起こっていく。多くの異なる自然現象は単一化した後にまた分離していき、そのプロセスは唯一無二の軌跡を刻み、世界のあちこちに独特のオブジェクトを残している。最後に人間の例を見よう。人間は無限の宇宙である。限りなく大きく、限りなく小さい存在だ。これらの「3頭のクジラ」は「一人で」泳ぐことができるのか?人間、自然、科学が失われないために、何をする必要があるのか?私たちが他に見つけなければならない地球を支える柱とは何なのか?
Moderator:
マクシム サフォノフ —
副社長、ロシアの科学学校;教授、国立経済と国民政府(RANEPA)大学
Panellists:
Vladimir Klimanov —
Director, Institute for Public Finance Reform (IPFR); Head of the Regional Policy Center, Russian Presidential Academy of National Economy and Public Administration (RANEPA)
Alexey Maslov —
Director, Institute of Asian and African Studies, Lomonosov Moscow State University
Ruslan Novikov —
General Director, Argumenty I Facty
Maxim Protasov —
Head, Russian Quality System (Roskachestvo)
(online)
ヴャチェスラフ フェチソフ —
ソ連・ロシアのホッケー選手、国家活動家、ソ連功労スポーツ・マスター、ロシア功労トレーナー、ロシア連邦国家一等補佐官
Front row participants:
Aleksandr Lila —
Director, V.A. Nasonova Research Institute of Rheumatology
Oleg Remyga —
Head of the "China" direction, Moscow School of Management SKOLKOVO
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
現在ロシア極東エネルギーシステム(Energy Systems of the East)には競争関係や市場価格などが存在しない。その要因となっているのは、価格体系の徹底した規制、ロシア極東電力業界が隔離されてしまっていることである。その一方でロシア東部地方における産業クラスターの形成、輸送力強化の必要性は高まり続けており、ロシア鉄道の東部地域の完全な電化への移行がますます求められるようになっている。それには電力産業への追加投資、発電力上昇、電力網インフラ、システム間の電気ネットワーク改善が必要であり、ロシア極東の電力産業に市場メカニズムを導入するという課題はこれまで以上に深刻なものとなっているのである。卸売市場の新たな価格帯が作成され、ロシア極東の電力業界に市場メカニズムが導入されるのはいつになるのか?そのためには技術的・規制的な側面からどのような変更が求められるのか?そのような変革から期待できる結果、予想される電気料金への影響とは?ロシア極東の分散型エネルギー供給ゾーンを近代化するために何をすべきなのか?
Moderator:
Elena Likhomanova —
Anchor, Izvestia and REN TV channel
Panellists:
Maksim Bystrov —
Chairman of the Board, NP Market Council
Vitaly Korolev —
Deputy Head, Federal Antimonopoly Service of the Russian Federation
Fedor Opadchiy —
Chairman of the Board, System Operator of the United Power System
Andrey Ryumin —
General Director, Chairman of the Management Board, Rosseti
ステパン ソルジェニーツィン —
Chief Executive Officer, SGK; Member of the Board of Directors, SUEK
Viktor Khmarin —
Chairman of the Management Board, General Director, RusHydro
Nikolay Shulginov —
Minister of Energy of the Russian Federation
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
国際ライセンス、技術、機器へのアクセスが閉鎖されたことで、国内におけるハイテクソリューションをつくり出すという課題が生まれた。ロシア国立高等経済大学の調査によると、ロシアで使用されているハイテク技術のほぼ 30% は現在までのところ海外で取得されたものだという。議題として上るのは、需要を満たすために必要な解決策開発及び新たな経済状況におけるその実装化だ。国内市場でつくり出すべきテクノロジー、またアクセス可能な外部チェーンを通じて購入する必要があるテクノロジーとは?アジアへの東方転換―技術開発の推進につながるのか、それとも新たなリスクを生み出すのか?ロシアの新パートナーになる国とは?技術分野における危機回避段階から技術主権の段階へと移行するために求められる手段とは?
Moderator:
ルスラン サルキソフ —
General Director, Voskhod Management Company
Panellists:
Maxim Basov —
General Director, SUEK
アナトリー ボブラコフ —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Mikhail Gordin —
Acting Rector, Bauman Moscow State Technical University
Ilya Ivantsov —
President, Element
キリル カエム —
スコルコヴォ基金副理事長、バイオ医療技術クラスター担当理事
Igor Milashevsky —
Chief Executive Officer, GLONASS
Igor Semenov —
Executive Director, First Ore Mining Company
Aleksey Uchenov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Teimuraz Khikhinashvili —
Chairman, Israeli–Russian Business Council; Investor, ALMAZ R&P Corp
Front row participants:
Alexey Varyatchenko —
General Director, BAS; Director of Digital Asset Management, GTLK
(online)
Anatoly Semenov —
Minister of Innovations, Digital Development and Communication Technologies of the Republic of Sakha (Yakutia)
Oksana Smirnova-Krell —
Vice President for Ecosystem Technological Development, Sberbank
人々のための新たな生活の質の形成
北部供給網には300万人以上が住む25のロシア連邦構成主体が含まれている。毎年約 310 万トンの生活物資が極北地域及び同等の地域に配送されている。これらの貨物のほとんど (75%) は燃料・エネルギー資源である。北部配送の直接予算支出は年間 142 億ルーブルに達している。北部の配達地域のシームレスな供給を確保は、国の安定した発展を行う上での重要な条件となる。この任務遂行に関してはロシア連邦大統領により特別な配慮・管理が行われている。ロシア大統令に従い、ロシア連邦政府は極北および同等の領土の物資供給の信頼性・適時性を確保するために、北方への配送に関する連邦法の草案を作成してる最中だ。その中でも最重要項目は、北部の人々が商品に支払うコストを削減することだ。北方配送の効率性を高めるための方向性とは?法律、輸送、ロジスティクス、財務、デジタルツール、北極海航路などの分野が持つ可能性をどう利用すべきか?北部への配送を最適化に利用すべき極北地域のベストプラクティスとは
Moderator:
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Panellists:
Gadzhimagomed Guseynov —
First Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Ilya Davidenko —
First Deputy Governor of Chukotka Autonomous Region
Aisen Nikolaev —
Head of Sakha Republic (Yakutia)
ニコライ ハリトノフ —
Chairman of the Committee on the Development of the Far East and the Arctic, State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
Andrey Shevchenko —
Chairman, Committee on Federal Structure, Regional Policy, Local Self-Government and Northern Affairs, Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Front row participants:
Andrei Dregval —
Head, Administration of Seaports of the Primorsky Territory and the Eastern Arctic
(online)
Alexander Kalinin —
First Deputy Governor of the Yamal-Nenets Autonomous District
寛容性に代わる愛国心
ロシア大統令に従って、2024年までに1300校の新たな近代的な学校がロシアに建てられることが予定されている。これにより、国の教育インフラの現状が根本的に変わる可能性がある。同プログラムへの4000億ルーブルの政府投資に対して、ロシアの金融機関の8000億ルーブルの民間資金を引き付ける必要がある。しかし、極東連邦管区で近代的な学校を建設するプロジェクトを実施する場合には、困難が生じてくる。ほとんどの地域は補助金を受けているため、教育機関の建設への共同融資に問題が出てくるのである。現在のプログラムの基準及び評価額は、ロシア極東の条件と特性を考慮していないものである。これは、プロジェクトの質と学校の建築ソリューションのレベルに影響を与え、新施設の教育面における可能性を低下させることになる。コストと設計時間の最適化、極東連邦管区に適応した教育機関のソリューションの単一データベースが今求められている。住宅建設の増加は近代的な社会インフラ整備の必要性、またロシア極東で新しい学校を作るためのコンセッション契約を締結する主要関係者、開発者、投資家、国家による体系的な解決策の模索の必要性をますます高めることになる。
Moderator:
Alisa Denisova —
Executive Director of the Business Block, VEB.RF; General Director, Proshkola
Panellists:
Alexander Aksakov —
Director of Infrastructure Bonds Division, DOM.RF
Anna Baginskaya —
Managing Director, Head of the PPP Center, Sberbank
Vladimir Kalina —
Managing Director of the Directorate of Regional Development, PIK-specialized homebuilder
Aleksandra Lebedeva —
Deputy Chairman of the Government of the Kamchatka Territory
Stanislav Neverov —
General Director, East Arctic Oil and Gas Corporation
Sergey Nosov —
Governor of Magadan Region
Natalya Tretyak —
First Vice President, Gazprombank
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Konstantin Shestakov —
Head of the City of Vladivostok
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
過去 6 か月間で、ロシアの IT 業界は劇的な変化を遂げた。企業はビジネスモデルを変更し、新しい状況に適応する必要に迫られた。欧米企業がロシアから撤退したことで、ロシアのITソリューションの国内プロモーション及び輸出可能性の実現の両方で、国内ビジネスに最も幅広い機会がもたらされた。国家のIT ソリューションを置き換えるための国や民間企業による多額の投資は、何十、何百もの新製品・技術が出現する要因となるだろう。すべての企業がこれらの変化に適応できているのだろうか?新たな現実世界の中で形成された国内プロモーションの新しい機会とは?従来ロシア国内市場にITソリューションを提供してきたロシア企業は、海外でビジネスを行う視野を広げる準備ができているのか?アジア太平洋諸国でロシアのITソリューションを促進する機会とは?国家は現在、 IT 企業をどのように支援できるのか?IT ソリューション輸出サポートをどのように組織するのか?アジア太平洋諸国のパートナーとの協力関係を体系的なものとするためにロシアが行う開発作業とは?
Moderator:
エヴェリーナ ザカムスカヤ —
Editor-in-Chief, Doctor Channel; Anchor, Russia 24
Panellists:
Stanislav Kuznetsov —
Deputy Chairman of the Executive Board, Sberbank
Valentin Makarov —
President, RUSSOFT Association
Aleksandr Pavlov —
General Director, Russian Information Technology Development Foundation
Maxim Parshin —
Deputy Minister of Digital Development, Communications and Mass Media of the Russian Federation
Andrey Samokhin —
Chief Executive Officer, VEB.RF Group
Front row participants:
Dina Gayzatullina —
Deputy General Director for Government Relations, Innotech Group of Companies
Alexander Malakhov —
Head of Digital Development, Center for Strategic Research Foundation
(online)
Andrey Sikorsky —
Director of Marketing and Communications, RBC
Konstantin Khromushkin —
Deputy General Director for Innovative Development and Digital Transformation, 1520 Group of Companies
Maksim Chugunov —
General Director, Promobot
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア自動車産業は新たな持続可能なビジネスモデル、パートナー及び国際市場との新たな交流チャネルを探す必要性に直面し、その発展の転換点に再び直面している。 2035 年までのロシア自動車産業の発展に向けた最新の戦略を策定する過程で、ロシア政府、自動車業界の代表者及び市場関係者は主要な課題に対する答えをゼロから探す必要に迫られた。自動車業界はどのような方法で技術的主権を獲得すべきなのか?世界の自動車産業のトレンドを独自に取り入れながら、ロシア自動車産業のリソースと能力だけでロシア自動車市場を支えることは可能なのか?ロシアのブランド車が輸出市場に戻る可能性はあるのか?
Moderator:
Andrey Tomyshev —
Partner, Advanced Manufacturing & Mobility Leader in Strategy and Transactions, B1 Group of Сompanies
Panellists:
Nikolay Sobolev —
Chief Executive Officer, Sollers Auto
Maxim Sokolov —
President, AVTOVAZ
Alexander Turkov —
Managing Director, InfraVEB
Front row participants:
Denis Smirnov —
General Director, MTS AUTO
Eduard Cherkin —
Partner, Yakov & Partners
寛容性に代わる愛国心
ロシア極東は、ヨーロッパの生活様式とアジアの精神が共存する他に類を見ない人々が住む地域であり、創造的なプロジェクトやビジネスが日々生み出されている。今日、創造経済はロシア極東の持続可能な開発の重要な構成要素の一つ見なされていり。同地域には経済成長の中心が形成されつつある。それと同時に、新たな生活の質、文化、創造性、創造力を重視した現代的な生活に対する人々からの需要が高まりつつある。ロシア連邦のクリエイティブ産業は35 の活動分野から成る。その中でも代表的な分野が、コンピューターゲーム及びソフトウェア開発、映画、アニメーション、ファッション、出版、建築、音楽産業、広告とマーケティング、デザイン、テレビ放送、ラジオ放送、美術館・博物館、図書館等である。世界のクリエイティブ産業の資本は約 2.3 兆ドルであり、先進国のGDPに占めるシェア率は平均8~12%となる。ロシア連邦では、GDPに対するクリエイティブ産業の貢献度のおおよその見積もりは4.98%、つまり5兆ルーブル以上となっている。戦略イニシアチブ庁(ASI)によると、極東連邦管区のクリエイティブ経済のシェアは約2%であり、今後の大きな成長の可能性を秘めているという。業界の発展における重要なファクターの一つとなっているのはアジア市場への近接性だ。既存のクリエイティブ産業の牽引者の意見と極東連邦管区の各地域の詳細を考慮した国家戦略の開発により、クリエイティブ産業のより迅速かつ体系的な開発が可能となり、国の経済における同産業シェアを高めると同時に同産業の雇用者数の増加につながるのである。
Moderator:
Roman Karmanov —
Chief Executive Officer, Presidential Fund for Cultural Initiatives
Panellists:
Tatyana Abankina —
Director, Center for Creative Economy, National Research University Higher School of Economics
Anna Afanasyeva —
Deputy Director for Project Activities, Roskulttsentr
Igor Namakonov —
General Director, Federation of Creative Industries
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Front row participants:
Innokentiy Dementyev —
Deputy General Director, Presidential Grants Foundation
Sergey Dmitrienko —
First Deputy Head of the City of Vladivostok
Natalia Karpova —
Head of Project Support, Center for Entrepreneurship Support of the Primorsky Territory
Daniela Pica —
Member of the Board, Vladivostok Design
Afanasiy Savvin —
General Director, Sakha Republic Development Corporation
Petr Strelec —
Head, Center for the Development of Territories of the Amur Region
Artur Tumanyan —
Project Producer, Club of Cheerful and Resourceful
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
2022年9月2日、ベトナム社会主義共和国は独立77周年を迎えることになる。ここ数年、ロシア・ベトナムの人々は、それぞれの独立と国家主権を共同で擁護し、相互の尊重、信頼、国益への配慮に基づく平等な国際協力の大きな可能性を示してきた。今日、ロシアとベトナムは包括的な戦略的パートナーシップで緊密に結びついている。貿易経済関係、教育・科学・現代テクノロジー分野におけるパートナーシップは、両国の持続可能な発展にとってますます重要になってきている。東方経済フォーラムは、両国の人々の利益のために協力関係を発展させる戦略的方向性について話し合う絶好の機会である。今年のフォーラムはこれまでに開催されたものとは一線を画す。ロシアの発展におけるロシア極東の影響力は著しく増大している。非友好国による経済制裁の圧力に直面する国内経済を強化する上で、東方諸国が存在感を増しつつある。これらの制裁は一方では障害を生み出すことには議論の余地がないが、他方では新たな機会を生み出し、産業・農業・イノベーション・科学・教育における新たな発展に結びつく課題を提起している。今日の議題における優先事項とは?国益とは何か?その確保には何が必要なのか?両国の経済界はどのような役割を果たし、また地域指導者と連邦政府は彼らにどのような支援を提供できるのか?
Moderator:
Sergey Kochetkov —
First Deputy Editor-in-Chief, Media Group "Rossiya Segodnya"
Panellists:
Nikolay Ivanov —
Vice-President for the Implementation of State Programmes, Sustainable Development and Forest Policy, Segezha Group; Vice-President, Union of Timber Manufacturers and Exporters of Russia
(online)
Sergey Levin —
Deputy Minister of Agriculture of the Russian Federation
Dang Minh Khoi —
Extraordinary and Plenipotentiary Ambassador of the Socialist Republic of Vietnam in the Russian Federation, the Republic of Azerbaijan, the Republic of Armenia, the Republic of Uzbekistan and Turkmenistan
(online)
Cyril Pacary —
General Director, CVLOGRUS
Ngo Sy Hoai —
Vice-Chairman, General Secretary, Vietnam Timber and Forest Products Association
(online)
Vyacheslav Kharinov —
Trade Representative of the Russian Federation in the Socialist Republic of Vietnam
(online)
Nguyen Hong Thanh —
Head, Trade Representation of the Socialist Republic of Vietnam in Vladivostok
Le Truong Son —
President, Vietnam Businessmen's
Association
Alexander Shokhin —
President, Russian Union of Industrialists and Entrepreneurs
Andrey Yatskin —
First Deputy Speaker, Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Front row participants:
Yevgeny Vlasov —
Acting Vice-Rector for International Relations, Far Eastern Federal University (FEFU)
Vasily Grudev —
Minister of Investment Policy, Government of the Sakhalin Oblast
Denis Kanataev —
Commercial Director, Far-Eastern Shipping Company
Gavril Kirillin —
Minister of External Relations and Ethnic Affairs of the Republic of Sakha Yakutia
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシアは 2022 年に「循環型経済」連邦プロジェクトを開始した。同プロジェクト内では、経済において潜在的に有用な資源を最も効率的に使用できるようにするためのセクター別プログラムと立法案を開発されている。世界の他の地域と同様に、新たなパラダイムが経済の線形モデルに取って代わりつつある―消費を制限し、廃棄物の発生を最小限に抑え、二次資源を経済循環に戻すというものである。循環経済システムの主な目的は、廃棄物発生の削減、経済部門における二次原材料の使用原則導入を促進することにある。このように、効果的な廃棄物管理システムの構築は、持続可能な開発目標を達成するための優先措置となるのだ。ロシアにおける循環経済発展のための国家政策の主要な方向性とは?輸入代替プログラムの一環として業界に技術と部品を提供するために必要な措置とは?ロシアで適用できる循環型経済移行に向けた世界における成功例とは?循環型経済の効果的な「シームレス」人材教育システムを作成する方法とは?廃棄物の分別収集システム開発を加速させるためには、どのような国家支援策が必要なのか?市民の意識的な消費活動を促進するシェアリング分野の開発はどの程度効果的なのか?
Moderator:
Kirill Tokarev —
Editor-in-Chief, Anchor, RBC
Panellists:
Stanislav Bogdanov —
Director for Government Relations, X5 Group
Sergey Korolev —
Deputy General Director for Regional Development, Russian Environmental Operator Public Law Company
Ivan Lobanov —
Rector, Plekhanov Russian University of Economics
Yulia Mihaleva —
Deputy Director, Russian Quality System (Roskachestvo)
Dmitriy Tetenkin —
Deputy Minister of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
Front row participant:
Elena Parkhomenko —
Deputy Chairman of the Government of the Primorsky Territory
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
2022 年の地政学的危機により、ロシアの石油・ガス市場関係者及び規制当局はバランスの取れた評価を行い、新たな経済環境に適応する必要に迫られている。アジア太平洋諸国への急速な輸出方向転換により、ロシアは予算に対して、今年の最初の6か月のみで2021年年間収入を超える3.3兆ルーブルの石油・ガス追加収益を上げることに成功した。ロシアは2025 年までに世界の石油需要の30%のシェアを占める可能性がある中国及びインドに対して石油輸出を行う国の中では 2 位の地位にいる。ガス大手のガスプロム社とCNPCは東方における市場拡大を続けており、追加で年間100 億㎥のガスをロシア極東ルートで供給する新たな契約を締結し、またモンゴルの「シベリアの力2」プロジェクトに続く「ソユーズ・ボストーク」ガスパイプラインプロジェクトの開発も完了した。その一方で、テクノロジー・技術機器の輸入への依存度が非常に高いために大規模な LNG生産が減速し、液化ガス輸出の発展が阻害されている。これらすべての点が一体となって、国内市場での需要の刺激(ガス化学プロジェクト、ガス化、ミニ LNG および GMT 市場の開発)、市場関係者間の関係の新たなバランス形成を含む制度的枠組みの変化、産業消費者向けの価格規制の予想される拒否反応、為替取引のさらなる発展などを導くことは確かであろう。経済制裁下で今後20年〜30年の間にロシア極東エネルギー資源の可能性を最大限に引き渡す方法とは?2025年までの建設・近代化が予定される大規模・中規模生産施設計画の内容とは?技術制裁は、ガスエンジン開発プロジェクトを停止させることになるのか?LNG 船への燃料補給もまた議論されるべきテーマとなり得るのか?友好国に対してロシアはどのような利益を提供できるのか?
Moderator:
Daria Kozlova —
Advisor to the Chief Executive Officer, Russian Energy Agency (REA) of the Ministry of Energy of Russia
Panellists:
ミハイル カリサロフ —
Chairman of the Management Board, Chief Executive Officer, SIBUR
Vitaly Korolev —
Deputy Head, Federal Antimonopoly Service of the Russian Federation
ヴィターリ マルケロブ —
副取締役会長、取締役、Gazprombank(株式会社)
Oleg Melnikov —
Executive Vice President – Head of the Department of Banking Support for Contracts, Gazprombank
Stanislav Neverov —
General Director, East Arctic Oil and Gas Corporation
Pavel Sorokin —
First Deputy Minister of Energy of the Russian Federation
Front row participant:
Alexey Belik —
Prime Minister of Sakhalin Region
人々のための新たな生活の質の形成
バム鉄道・シベリア鉄道(東部鉄道網) はロシア国内の西部・東部地方を結び、ロシアからアジア太平洋地域の有望な市場に向けて貨物を配送する唯一の輸送動脈である。しかし東部鉄道網には、数多くのボトルネックが存在し、それが輸出貨物の流れを大幅に遅らせてロシア極東の発展を妨げてしまっている。 2021 年の統計では東部鉄道の積載率は100% であり、総収容能力は1億4,400万トンとなった。現在、既存のインフラの限界により、東部鉄道の輸送能力・処理能力が急激に不足している状態が観測されている (西欧諸国からアジアへの貨物輸送の方向転換を除くと約9,000万トン)。東部鉄道の積載力不足を解消する方法とは?主要輸送ルートを建設するペースを速めるために必要な支援ツールとは?プロジェクト実施により見込まれる社会経済効果とは?
Moderator:
Ruslan Baysarov —
Chairman of the Board of Directors, Bamtonnelstroy-Most; Member, All-Russian Public Organization "Bamovskoye Commonwealth"
Panellists:
Pavel Brusser —
First Vice President – Head, Infrastructure and PPP Department, Gazprombank
Mikhail Degtyarev —
Governor of Khabarovsky Territory
Dmitry Islamov —
Deputy Chairman of the Committee on Energy of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
Andrey Kutepov —
Chairman of the Committee on Economic Policy, Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Andrew Makarov —
Deputy General Director, Russian Railways
イリーナ オリホフスカヤ —
Chief Officer for Seaport and Railway Projects, UMMC
Vasily Orlov —
Governor of Amur Region
セルゲイ ツィヴィレフ —
有限責任会社 「信託会社「コルマー」」社長
Sergey Shishkarev —
Chairman of the Board of Directors, Delo Group of Companies
Front row participants:
Maxim Basov —
General Director, SUEK
Vladimir Burovtsev —
Rector, Far Eastern State Transport University
Mikhail Ivanov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Valentin Letunovskiy —
Deputy Head of Presidential Control Directorate
Olga Kharlamova —
Vice President – Director of Key Accounts Department , Sberbank
金融市場: 信頼が失われた中で、何が価格を維持してくれるのか?
2021年にロシア極東開発省は、地域住民と投資家のためにロシア極東のインフラ不足を解消することを目的とした国家支援メカニズム「ロシア極東コンセッション」プログラムを開始した。現在までに総投資額123 億ルーブルの8つの試験プロジェクトが既に承認、プログラムの枠内で実施されている。高い需要があるのは教育、子どもの発達、ヘルスケア、住居、公共サービスの新たな施設の建設である。また投資家からは主に道路やエネルギー施設など、輸送インフラ整備に対する需要が高まっている。同時に現在の経済状況では、既存の予算の制約、融資を誘致するための条件、およびコンセッションプロジェクトの実施のための投資家の間でバランスを取る必要があることも忘れてはならない。
Moderator:
Pavel Seleznev —
General Director, Public-Private Partnership Development Center
Panellists:
Alexander Aksakov —
Director of Infrastructure Bonds Division, DOM.RF
アナトリー ボブラコフ —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Kirill Bychkov —
First Deputy Chairman of the Government of the Republic of Sakha (Yakutia)
Alexander Dolgov —
Partner, Head of Infrastructure and Public-Private Partnerships, Better Chance
ヴィクトル カラシニコフ —
ハバロフスク地方政府副議長兼地方経済開発対外関係相
Pavel Puzanov —
Deputy Chairman of the Government of the Amur Region
Diana Samandas —
Minister of Finance of the Magadan Oblast
Maria Sinicic —
Director of the Department for Integrated Development of Territories, Ministry of Construction, Housing and Communal Services of the Russian Federation
ヴぇラ シェルビナ —
サハリン州政府の会長
Front row participants:
Vartan Avetov —
Executive Director, Creative Technologies
Anna Baginskaya —
Managing Director, Head of the PPP Center, Sberbank
Roman Berdnikov —
First Deputy General Director, Member of the Management Board, RusHydro
Vladimir Demidyuk —
General Director, VTB Infrastructure Holding
Alisa Denisova —
Executive Director of the Business Block, VEB.RF; General Director, Proshkola
Valery Eremin —
General Director, System Concessions
Viktoria Ivacheva —
Deputy Director for Public Private Partnership, DNS Development
Denis Nozdrachev —
General Director, InfraVEB
Pavel Ovchinnikov —
General Director, K1 Concessions
Oleg Popov —
Acting Deputy Chairman of the Government of the Sakhalin Region
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
航空産業クラスターとしてのロシア極東の発展は、アジア太平洋地域のパートナーとの持続可能なビジネスコミュニケーションを形成する重要な役割を果たすと共に、ロシア極東に存在する企業によるハイテク航空機器製造の多様化を可能とすることになる。企業の中には、ウラン・ウデ航空工場 (ブリヤート共和国) 、アルセーニエフ航空機会社「プログレス」 (沿海地方)、「ガガーリン記念コムソモーリスク・ナ・アムーレ航空機工場」、航空機メーカー「イルクート航空機工場」、「地域航空」(ハバロフスク地域)などがある。ロシア国外の投資家を誘致するために必要な政府の支援策とは?西欧諸国による非生産的な制裁政策が行われている文脈で、企業の既存の生産能力を高めるために講じるべき措置とは?重要な航空部品の新たなサプライヤーを見つけるプロセスを加速化し、以前のビジネスパートナーとの取引停止による損害を相殺することができるのか?現代ロシアにかかる圧力に打ち勝ち、完全な技術的主権を確保するために既存の問題をどう解決できるのか?
Moderator:
Wilhelmina Shavshina —
Partner, Head of International Trade and Customs Practice, B1 Group of Companies
Panellists:
Ivan Abramov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Fedor Borisov —
Chief Expert, Institute of Transport Economics and Transport Policy, National Research University Higher School of Economics
Oleg Bocharov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Nikolay Kushnarev —
Director of the Industrial Policy Department, Eurasian Economic Commission
Konstantin Sukhorebrik —
General Director, Aurora Airlines
Igor Chalik —
Deputy Minister of Transport of the Russian Federation
Front row participants:
Mariya Avilova —
First Deputy Chairman of the Government of the Khabarovsk Krai
Oleg Bogomolov —
Director of Civil Aviation Programs, Ural Works of Civil Aviation
Alexander Dulebenets —
Head of Logistics Department of SSJ, Irkut Corporation
Alexey Kozlov —
Chief Executive Officer, Ulan-Ude Aviation Plant
Denis Nevzorov —
Director of the Department for International Cooperation and Technological Development of the Far East and the Arctic, Ministry of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア極東は、ロシアで最も都市化されたマクロ地域の一つである。ロシア連邦が直面する世界的な課題の一部として、マクロ地域の経済を変革するための将来的な戦略拠点として都市の存在を考慮することは重要となっている。ロシア極東の都市が直面する課題を解決することは、専門家コミュニティの課題との一つでもある。同セッションでは、人口、ビジネス、運営管理の観点から、ロシア極東の都市システム上の課題について検討していく。システムマスタープランは、ロシア極東の都市が都市の新しい生活の質の向上と経済発展を達成するための新たな作業フォーマットである。マスタープランツールの方法論的適用と体系的な都市プロセス両方の観点から、明らかになった重要な調査結果とは? また、マスタープランは意思決定システムにどのように統合されるのか?ロシア極東の未来都市像とは?居住者、起業家、行政運営管理者の観点から見たロシア極東の都市が抱える重要な産業課題とは?マクロ地域の都市の主要な課題に対応する上で、財政的・立法的なものを含め、どのような支援策が役立つのか?ロシア極東の都市開発における大規模な問題を解決する上で、ビジネスはどのような役割を果たすことができるのか?
Moderator:
Daria Kiryanova —
Deputy General Director for Economic Development, Far East and Arctic Development Corporation; Head of the Project Office, Muravyov-Amursky 2030
Panellists:
Vitaly Mutko —
Chief Executive Officer, DOM.RF
Sergey Nosov —
Governor of Magadan Region
Maxim Oreshkin —
Aide to the President of the Russian Federation
ウラジーミル ソロドフ —
Governor of Kamchatka Territory
Alexey Tsydenov —
Head of the Republic of Buryatia
Alexey Chekunkov —
Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
(online)
Andrey Sharonov —
Chief Executive Officer, National ESG-Alliance
Igor Shuvalov —
Chairman, VEB.RF
Front row participants:
Olga Arkhangelskaya —
Partner, Head of Services for Real Estate, Transportation, Infrastructure and Public Companies, B1 Group of Companies
Andrey Volkov —
Academic Policy Advisor, Moscow School of Management SKOLKOVO
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
Natalya Trunova —
Auditor, Accounts Chamber of the Russian Federation
Konstantin Shestakov —
Head of the City of Vladivostok
人々のための新たな生活の質の形成
ロシア極東・北極圏開発における最も重要な長期的課題は、北極海航路 (NSR) に沿った通年を通した定期航行を確保するために必要なインフラ整備である。北極海運の持続的な成長と投資プロジェクトの効果的な実施を確保するために、ロシア連邦政府は2035年までのNSR開発計画を承認した。大統領令の実行と政府決定の一環として、国営企業「ロスアトム」により、ナビゲーション管理を担当する連邦国家予算機関「北極海航路総局」が創設された。同時にNSR の通年を通した定期航海に関しては2億トンの有望なコンソリデーション・ベースを持つ最大企業の大規模プロジェクトが提案されている。国家・企業の緊密な協力関係はルートの経済的魅力を高め、地域の安全性を強化し、東部鉄道網の負荷を軽減するのにもつながる。新しい地政学的条件下では、商品の輸出のためのどのような物流網が必要になるのか?北極海航路東部の通年航行はいつから可能になるのか?ロシア極東とヨーロッパ地域を結ぶ世界的な海上輸送回廊として北極海航路を持続的に運用するためには、どのようなインフラを整備する必要があるのか?
Moderator:
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Panellists:
Evgeniy Ambrosov —
Deputy Chairman of the Management Board, NOVATEK
Gadzhimagomed Guseynov —
First Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
ヴィクトル エフトゥホフ —
State Secretary – Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Vladimir Ivin —
Deputy Head, Federal Customs Service of the Russian Federation
Karin Kneissl —
Federal Minister for Europe and International Affairs of the Republic of Austria (2017–2019)
Vladimir Panov —
Special Representative for the Development of the Arctic, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Dmitry Pankov —
General Director, Delo Management Company
Andrey Severilov —
Chairman of the Board, Far-Eastern Shipping Company
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア極東は採鉱分野で支配的な地位を占めており、ロシア国内の鉱物資源基盤をさらに巨大化させる大きな可能性も秘めている。同地域には6500を超える固体鉱物と炭化水素資源の鉱床が存在する。ロシア極東は、戦略プロジェクト及びイノベーションプロジェクト実施において、政府、下層土資源開発企業及び科学機関の利益を結びつける領域でもある。ロシア極東の鉱物資源複合施設は国家の経済発展に大きく貢献し、国家安全保障の重要な要素としてロシア連邦の原材料主権を確保する上で重要な役割を果たしている。経済制裁圧力の高まり、国内産業のさまざまな分野への特定の種類の製品の供給停止を考慮すると、輸入への高い依存度を減らし、国の原材料主権を達成するためには国家・企業がさらに努力をする必要があることが分かる。戦略的鉱物は新たな資源探査の優先事項になるであろう。ロシアを国際的なサプライチェーンから切り離す試みにより、国内におけるハイテクノロジーを用いた鉱物加工技術及び製品生産法の開発、また地域インフラ整備の加速化の必要性がさらに高まっている。ロシア極東の鉱物資源基地の開発の新たな展望が私たちの目の前に広がろうとしているのだ。変化した外交政策を考慮しつつ、原材料主権をどのように確保すべきか?過剰な管理負担を軽減し、新資源プロジェクトの立ち上げを加速するために、どのように下層土利用に関するライセンス発行を簡素化すべきなのか?地域インフラ開発を加速化するために、不活性物質へのアクセスを簡素化する方法とは?
Moderator:
Oleg Kazanov —
Director, All-Russian Institute of Mineral Resources. N.M. Fedorovsky
Panellists:
Vladimir Verkhovtsev —
General Director, Atomredmetzoloto
セルゲイ ズラブレブ —
Vice President of Government Relations, Polyus
アレクサンドル コズロフ —
Minister of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
Anna Tsivileva —
Chairman of the Board of Directors, Kolmar Group
Vyacheslav Chirkov —
Chief Geologist - Deputy General Director, Surgutneftegaz
Front row participants:
Alexander Popov —
Vice President, Head of the Trans-Baikal Division, OJSC MMC Norilsk Nickel
Igor Semenov —
Executive Director, First Ore Mining Company
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ツーリズムはますます経済発展の原動力として語られるようになってきている。今日の国内・インバウンド観光の発展は、国家政策の戦略的方針の一つであり、包括的な分析に基づく戦略文書の作成が必要とされている。ロシアの観光の可能性を完全に開示(「資本化」)するためには何が必要なのか?地理空間アプローチを備えたマスター プランツールによりどのように現状を変えられるのか?旅行を延期せざるを得なかった近隣諸国からの観光客受け入れに向けて企業はどの程度用意できているのか?同セッションでは、ロシアの大規模な観光マクロ地域であるロシア極東の例を用い、こうした問題について議論し、観光とリゾート地の開発戦略を分析、領土のポテンシャルを判断する方法、投資を呼び込み、快適で安全な観光環境を創設する方法について話し合われる。クルーズ観光発展に必要な支援策とは?観光産業は領土の持続可能な開発と地元住民の生活の質の向上にどのように影響するのか?
Moderator:
アレクサンドル トカチョフ —
Beneficiary, Mantera Group
Panellists:
Sergey Bachin —
General Director, Vasta Discovery
Zarina Doguzova —
Head, Russian Federal Agency for Tourism
アントン ザイツェフ —
Deputy Chairman of the Government of the Sakhalin Region
Dmitry Mednikov —
Managing Director, Russian Media Group
Anton Perin —
Senior Managing Banker of Business Unit, VEB.RF
Vadim Prasov —
Director General, Alliance Hotel Management
Maksim Reshetnikov —
Minister of Economic Development of the Russian Federation
Alexander Svetachev —
Director, Northern Expeditions
Dmitry Chernyshenko —
Deputy Prime Minister of the Russian Federation
Front row participants:
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
Olga Sun-Zhayu —
General Director, Development Corporation of Primorsky Region
Sergey Sukhanov —
General Director, Corporation Tourism.RF
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア極東はさまざまな特徴を持つユニークな地域であり、この地ではあらゆるビジネスを創設できる。その一方で、同地域の開発の方向性は、マクロ地域の地理的位置及び市場構造によってすでに決められている。アジア太平洋地域の国々の市場は、ロシア極東の起業家にとってますます魅力的なものとなっている。しかし輸出ポテンシャルの開発は、衛生検査上の輸送禁止、製品輸送網の壁、適切なターミナル及びインフラの欠如、支払い方法の問題によって制限されているのが現状だ。極東連邦管区ではビジネス全般、特に輸出を妨げる過酷な気候、高品質の道路網の欠如、遠隔物流、一般航空の未開発、人口密度の低さ、サービスの欠如などの要因に加えて、さらにかなりの関税と税負担が追加されている。現在、中小企業の内で製品を輸出している割合はわずか1%であるが、この数字は日本では70%に達し、中国では50%以上に達しているという点を見逃してはいけない。経済成長のためには、競争力の指標として輸出を増やすことが必要となる。ロシア極東地域には多くの有望な輸出プロジェクトが存在する。ロシア政府によりこれまでに同地域で多くのイニシアチブと支援策が実施されている。しかし、対処すべき問題はまだ山積みである。中小企業が輸出すべき製品、またその輸出方法とはどのようなものなのか?野生植物(蜂蜜を含む)の収集、収穫、加工をどのように発展させ、それを中小企業や自営業者にとって絶好の機会に変えるのか?起業家が輸出時に直面する困難とその解決方法とは?成長点と成長の要因となるものは何なのか?
Moderator:
Alexey Bobrovsky —
Economic Observer
Panellists:
Pavel Volkov —
State Secretary – Deputy Minister for the Development of the Russian Far East and the Arctic
Vladimir Gruzdev —
Chairman of the Board, Association of Lawyers of Russia
ゲルマン ズヴェレフ —
President, All-Russian Association of Fisheries Enterprises, Entrepreneurs and Exporters
Aleksandr Isayevich —
General Director – Chairman of the Management Board, Russian Small and Medium Business Corporation
Alexander Kalinin —
President, All‑Russian Non‑Governmental Organization of Small and Medium‑Sized Businesses OPORA RUSSIA
Elina Sidorenko —
General Director, Platform
Front row participants:
Vitaliy Gumenyuk —
General Director, Stroyinter; Co-Founder, Ginkgo
Andrey Dalnov —
Head of the Center for Industry Expertise, Russian Agricultural Bank
Sergey Dudnik —
General Director, SPAR Far East
Alexey Shashkin —
Director of Small and Microbusiness Division, Sberbank
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア極東の住民が国内の本を利用できるように支援し、知性、科学的可能性、創造性を発達させるためのアクセス可能な環境をつくり出すことは、現代の教育・文化において高い成果を出すための主要な課題の一つとなっている。そのためにはロシア文学の市場を形成し、新たな出版物を文化空間に統合させる必要がある。ロシアの作家や出版社はどのような国家支援を求めているのか?地域の書籍コミュニティをどのように発展させるのか?若い作家やジャーナリストにはどのような支援が必要なのか?人々の間で図書館の人気を高めるためには何をすべきなのか?学校や大学での文学サークル及び追加教育活動をどのように発展させるべきか?
Moderator:
Alexander Kolesov —
Director, Pacific Publishing House "Rubezh"
Panellists:
Elena Bronnikova —
Deputy Chairman of the Government of the Primorsky Territory, Minister of Culture and Archival Affairs of the Primorsky Territory
Nikita Vorobyov —
Historian
Andrey Gelasimov —
Russian Contemporary Writer
(online)
Vyacheslav Konovalov —
Curator, All-Russian Literary Prize “Far East” named after VK Arsenyev; President, "Literature of Pacific Russia" Festival
(online)
Denis Kotov —
Founder, Bookvoed
Grigoriy Kuranov —
Deputy Presidential Plenipotentiary Envoy to the Far Eastern Federal District of the Russian Federation
Daria Matsuk —
Acting Director, Information and Analytical Center for Reserve Support
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア連邦の発展のベクトルは、社会経済的発展及び現在の環境アジェンダとの間のバランスを維持することを目的としているが、これは特に環境保全と国の主権を確保する必要性によって決定される。優先項目の中には、都市固形廃棄物を処理するための持続可能なシステムの構築、環境と人間の健康に最大の悪影響を与える排出量の半減、蓄積された有害物質の除去、生物多様性の維持及び水質改善のための数々の措置の実施、人々の間のエコロジー意識形成などが挙げられる。環境政策の問題には、現代の世界的な課題を考慮した最新の解決策と革新的なアプローチの開発、国際協力・組織間協力の強化、さまざまな経済部門の統合、また首脳レベルでの幅広い議論が必要となる。
Moderator:
Alexander Zakondyrin —
Chairman, Public Council under the Ministry of Nature of the Russian Federation
Panellists:
Elena Boitsova —
Deputy Chief of Staff, Accounts Chamber
Russian Federation
Andrey Grachev —
Vice President for Federal and Regional Programs, Norilsk Nickel
Tatiana Zavyalova —
Senior Vice President for ESG, Sberbank
(online)
ステパン ソルジェニーツィン —
Chief Executive Officer, SGK; Member of the Board of Directors, SUEK
Aleksey Uchenov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Konstantin Tsyganov —
First Deputy Minister of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
(online)
Aliya Shalabekova —
Vive-Minister of Ecology, Geology and Natural Resources of Republic of Kazakhstan
Front row participants:
Andrey Betin —
Deputy Governor of Nizhny Novgorod Region
Andrey Lebedev —
Director of National and Industry Environmental Programs Realization Direction, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Tadzio Schilling —
Chief Executive Officer, Association of European Businesses (АЕВ)
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
現在ロシアは、人類が共有する重要課題である健康保障・医療開発分野における国際統合のプロセスを深化・強化することに大きく貢献している。パンデミックの期間中にはロシアの科学者の尽力により、国外でもその有効性が認められた、世界初の新型コロナウイルスワクチン「スプートニク V 」が開発された。ロシアは医療サービスの輸出、有資格者人材の交流、科学教育協力に関する活動を通して国際協力を積極的に行っている。医療技術分野での協力活動は、個別化医療・ハイテク医療・最先端の技術を用いた健康維持法適用への移行を最速で実現するための革新的なプロジェクト開発を目的としている。その中でも最重要視されるのが、全移行過程の効率性を向上させるために、アジア太平洋地域を含む「横のつながり」をつくり上げることである。今日、健康保障分野における双方向にとって有益なパートナーシップ、医療技術及び人材交流としてどのような機会が設けられているのか?マクロ地域が今日軸とすべきアジア太平洋地域における医療技術開発の動向とは?既存の国際保健機関は、健康保障分野における国際統合のニーズをどの程度カバーできているのか?
Moderator:
Olga Kobyakova —
Director, Federal Research Institute for Health Organization and Informatics of Ministry of Health of the Russian Federation
Panellists:
Thet Khaing Win —
Union Minister of Health of the Republic of the Union of Myanmar
Andrey Kaprin —
General Director, Federal State Budgetary Institution National Medical Research Radiological Centre of the Ministry of Health of the Russian Federation; Chief Oncologist of the Ministry of Health of the Russian Federation
(online)
Valery Limarenko —
Governor of Sakhalin Region
Alexander Tarnovsky —
General Director, VSK
Victor Fisenko —
First Deputy Minister of Health of the Russian Federation
Valentin Shumatov —
Rector, Pacific State Medical University
Tatyana Yakovleva —
First Deputy Head, Federal Medical-Biological Agency of the Russian Federation
Front row participant:
Anastasia Khudchenko —
Deputy Head of Primorye Territory Administration, Ministry of Health of Primorye Territory
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
2025年までのロシア連邦地理空間開発戦略で、鉱業はロシア極東全構成主体で共通して他に類を見ない今後の発展が見込める経済分野の一つであると宣言されている。2035年までの展望を含む国家プログラム「2024年までのロシア極東社会経済開発」においても鉱業・素材産業の発展の重要性が特に強調されている。鉱山最高評議会の会議では、ロシア極東・北極圏の社会経済的発展のための戦略プランの実施における鉱業分野が担う任務、人員配置の最適化に関する課題、海洋鉱業の発展と現状におけるロシア極東地域鉱物資源クラスターの企業の今後の活動の見通しが話し合われる。
Moderator:
Anatoly Nikitin —
Executive Director, Association "Non-profit partnership Miners of Russia"
Panellists:
Dmitry Afanasiev —
Deputy Minister of Science and Higher Education of the Russian Federation
(online)
Aleksei Belov —
Chairman of the Council for Mining and Geological Education of the Far Eastern Federal District
Anatoly Vasyanovich —
Chairman, Far Eastern Branch of the Academy of Mining Sciences; Member of the Supreme Mining Council of Russia
Valery Zaharov —
Director, Institute for Comprehensive Exploitation of Mineral Resources of the Russian Academy of Sciences
Sergey Mochalnikov —
Deputy Minister of Energy of the Russian Federation
(online)
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Alexander Popov —
Vice President, Head of the Trans-Baikal Division, OJSC MMC Norilsk Nickel
Pavel Suranov —
First Deputy General Director, Primorsky Gas
Anna Tsivileva —
Chairman of the Board of Directors, Kolmar Group
Yury Shafranik —
Chairman of the Board, Union of Oil and Gas Producers of Russia
(online)
Alexander Shulyupin —
Director of the Mining Institute, Khabarovsk Federal Research Center of the Far Eastern Branch of the Russian Academy of Sciences
寛容性に代わる愛国心
ウクライナにおける特別軍事作戦の開始は、ダムの崩壊のようなものだと今日では誰もが分かっている。世界とロシアの情報空間を襲った前例のないフェイクニュースと罵詈雑言の洪水は、ロシアの人々に中傷を浴びせ、孤立感を感じさせ、最終的にロシアそのものを屈服させるように設計されたものだ。今ロシアにとって、ウクライナを占拠するナチズムを打ち負かすだけでなく、情報戦争に勝つことがこれまで以上に重要になっている。現代のハイブリッド戦争に必ず組み入れられるこの組織的な情報操作による攻撃にどう対抗できるのか?欧米諸国の巨大なプロパガンダ機関に対抗するために必要な分野とは?ソーシャルメディアのユーザーに基本的な情報リテラシーを教えることは可能なのか?
Moderator:
Anton Borisov —
Anchor, Russia 24 TV Channel
Panellists:
Maria Zakharova —
Director, Department of Information and the Press, Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation
Vovan and Lexus —
Prankers
ドミトリー キセリョフ —
国際マルチメディア通信社「ロシア・トゥデイ」社長
Daniel Ortega —
Media Coordinator, Communication and Citizenship Council of the Republic of Nicaragua
Front row participant:
Grigoriy Kuranov —
Deputy Presidential Plenipotentiary Envoy to the Far Eastern Federal District of the Russian Federation
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
医薬品の安全性は、国家が抱える社会的課題の中でも最優先されるべき事項である。医薬品の入手可能性、製薬業界の財政的安定性及び技術主権維持、医薬品提供に対する国家保障に関する課題が飛び交う中、迅速な調査と厳格な管理システムが求められている。その主要目標は医薬品の入手可能性を広めるだけでなく、市民-特にロシア国内の隔地に住む市民が、自分は最も効き目がある最新の医薬品を手に入れられるのだと自信を持って言えるようにすることである。経済制裁がどうであれ、ロシア極東地域が医薬品不足に苦しむべきではない。これは、未発達のインフラ、小規模な市場力、同地域が大・中規模国内市場や原材料の主要生産地から遠く離れているために投資誘致が困難となっていることによって制限されている製薬産業開発に強力なインセンティブを提供することになる。いずれにせよ、極東連邦管区が幅広い開発の可能性を持つ地であることに変わりはないのである。国家・マクロ地域レベルでのどのような戦略的問題解決モデルが医薬品の幅広い利用可能性を確保できるのか?新たな製薬企業を創設し、マクロ地域での生産を現地化する見通しにはどのようなものがあるのか?新技術開発のために協力が期待できる産業分野とは?新しい現実世界の中で経済発展のための環境を整え、業界の投資の魅力を高める方法とは?
Moderator:
Aleksandr Petrov —
Chairman of the Subcommittee on Medicines, Development of the Pharmaceutical and Medical Industry of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation for Health Protection
Panellists:
Yuriy Zhulev —
President, Russian Hemophilia Society
(online)
Alla Samoylova —
Head, Federal Service for Surveillance in Healthcare (Roszdravnadzor)
(online)
ヴェロニカ スクヴォルツォワ —
ロシア連邦保健大臣
Victor Fisenko —
First Deputy Minister of Health of the Russian Federation
Anastasia Khudchenko —
Deputy Head of Primorye Territory Administration, Ministry of Health of Primorye Territory
Tadzio Schilling —
Chief Executive Officer, Association of European Businesses (АЕВ)
寛容性に代わる愛国心
2022年には新たな課題により、国内メーカーが独自の生産を増やし、前途有望な国内技術を開発する機会が開かれた。その機会を活かすために、各企業は激動の時代に国内の優秀な人材を求めている。ごく短期間で新しいソリューション開発、実装、適用を行うためには、これまでのリーダーたちとはまったく異なる能力が必要となる。今日のビジネスまたは政府プロジェクトのリーダーに求められる要件とは?現代のロシアの指導者に必要な個人的・専門的な資質とは?それらの能力を開発するにはどうすべきなのか?企業や政府機関は今、どこで若い才能を探せるのか?雇用主の新しいニーズを満たすために、大学はどのようにカリキュラムを再設計しているの
Moderator:
Alexey Komissarov —
Director General, Russia – the Country of Opportunities
Panellists:
Dmitry Breytenbikher —
Senior Vice President, Head of Premium Customer Relations, VTB Bank
Alexander Bugaev —
First Deputy Minister of Enlightenment of the Russian Federation
Boris Korobets —
Acting Rector, Far Eastern Federal University (FEFU)
Denis Kravchenko —
Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Economic Policy
Aleksandra Lebedeva —
Deputy Chairman of the Government of the Kamchatka Territory
Aleksey Uchenov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Front row participants:
Mikhail Gordin —
Acting Rector, Bauman Moscow State Technical University
Tatyana Mineeva —
Commissioner for Entrepreneurs' Rights Protection in Moscow
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
2020年代の到来以来、世界経済は前例のない課題に直面している。課題克服に向けては経済環境に影響を与える新たな解決策がますます必要となっている。ロシア経済もその例外ではない。国家の置かれた状況に最も大きな影響を与える主な要因はCOVID-19パンデミック及びそれに伴う制限措置、2022年の初めに導入された経済制裁である。今の世界においては、規制当局や漁業複合体の代表者との間で生まれた課題の解決方法と新たな機会を話し合うことがこれまで以上に重要になってきている。この要請に応えるために、輸入代替政策の一環としてどのような措置を講じるべきなのか?漁業は国内市場の食料安全保障の優先項目の一つであり、ロシアの輸出において大きな貿易シェアを占める産業分野である。新たな現実世界では、非友好国の制裁政策に関連して、ロシアの「自給自足」を巡る問題がこれまで以上に深刻になっている。さらに、現在の緊迫した世界状況により、ロシアの輸出の独立性を確保する、信頼できる独立した国際関係形成条件も決定されていく。その中心的な要因の役割を果たすのはロシア漁業複合施設における生産・物流基金の改善、つまり現在の状況に応じた投資割り当てメカニズムの適応化である。小売店の商品棚、レストラン・ファーストフード店のメニューで手頃な価格、幅広い品揃え、高品質の製品を確保するには、何をする必要があるのか?若い世代の間で魚を消費する文化を発展させ、既存の輸入製品置き換えを行うためにすべきこととは?違法漁業による水生生物資源の闇市場を減らす方法とは?
Moderator:
Alexander Panin —
Chairman, Fish Union Non-profit Organization
Panellists:
Igor Bukharov —
President, Federation of Restaurateurs & Hoteliers of Russia
Alexander Demyanov —
Member of the Board of Directors, Advanced Technologies Development Center (ATDC); Managing Director, VEB.RF
ヴィクトル エフトゥホフ —
State Secretary – Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Olga Naumova —
General Director, Russian Fishery Company
Andrey Polomar —
General Director, Antey Asset Management
Vladimir Sitnov —
Senior Vice President, Sberbank
ウラジーミル ソロドフ —
Governor of Kamchatka Territory
イリヤ シェスタコフ —
Head, Federal Agency for Fisheries (Rosrybolovstvo)
Pavel Shumov —
Head of the Department for Interaction with Regional Authorities, X5 Group
Front row participants:
Inna Golfand —
Partner, Strategy Partners
Konstantin Dolgov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
現在の地政学的状況において、農業は最も持続可能な産業の一つであると言える。その一方でロシア極東地域の農産物の自給率は低いままだ。またあらゆる種類の農産物の生産量を増やすための前提条件もある。それは、農地耕作の大きな可能性、油糧種子加工開発及び飼料生産を行うための原材料基盤の存在である。これは、酪農や牛肉の畜産、養鶏の持続可能な発展の基礎となるものだ。ロシア極東が自給自足可能な土地であることは間違いない。極東連邦管区の自然・気候条件により、ほぼすべての種類の作物と農産物の生産も可能である。農業をサポートするための現在の措置は、生産量を倍増させるこができるのか?各地域で優先されている農業分野は?極東連邦管区の地域間における農産物輸送確保に向けて何をすべきか?未使用の土地を耕作地として迅速に流通させる方法とは?ロシア極東の農産物自給率を上げるために農業支援策をどう変えるべきなのか?
Moderator:
Denis Tsesarenko —
Founder, Teros; Founder, Sporos
Panellists:
アレクサンドル ベッケル —
有限責任会社 ハンカ地区農業コンプレックス「グリーン・アグロ」 社長
Artem Belov —
Director General, National Union of Milk Producers (Soyuzmoloko)
アナトリー ボブラコフ —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Kirill Bychkov —
First Deputy Chairman of the Government of the Republic of Sakha (Yakutia)
Yury Egorov —
Founder, Samberi
Sergei Lakhtyukhov —
General Director, National Union of Poultry Farmers
Mikhail Matveenko —
Deputy General Director, Ekoniva-APK Holding
Andrei Razin —
Deputy Minister of Agriculture of the Russian Federation
(online)
ニコライ ハリトノフ —
Chairman of the Committee on the Development of the Far East and the Arctic, State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
Evgeny Shestyuk —
General Director, Myasoopttorg
Front row participants:
Olesya Kalashnikova —
Director of Large Business Department, Russian Agricultural Bank
Tatiana Kreitor —
Managing Director of Corporate Business Development Department, Sberbank
Boris Maksimov —
Chairman of the Supervisory Board, National Association of professionals in the Field of Irrigation
Vitaliy Sergeychuk —
Senior Vice President, VTB Bank
Maxim Smirnov —
Deputy Head, The Federal Service for State Registration, Cadastre and Cartography (Rosreestr)
Oleg Turkov —
Deputy Chairman of the Government, Minister of Agriculture of the Amur Oblast
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
優先開発地域であるロシア極東の経済ポテンシャルの開発は、経年劣化率が 60% を超えるエネルギーインフラの近代化無しには不可能である。350を超えるエネルギー施設が今すぐにもメンテナンス作業を必要としている一方、既存の投資誘致メカニズムでは同地域のエネルギー産業の投資ニーズを満たすことはできない。電力事業においては、ロシア極東鉄道網の開発を含めた戦略的重要施設が鉄道インフラ近代化・拡張計画に盛り込まれている。熱供給事業では大規模な投資プロジェクトがまとまりつつある。熱供給施設の創設・近代化を目指すメカニズム「ロシア極東コンセッション」の承認作業が開始されつつある。同分野の深刻な課題となっているのは、現在の関税規制で利用できる投資資金源が不足しているという点である。同地域で高品質かつ信頼性の高い熱供給を確保するには、現在の5倍の資金が必要となる。世界のエネルギー価格の上昇により、エネルギー会社、住宅及び公共サービスの国内市場における燃料価格の高騰を防ぐ燃料価格規制に関する効果的なメカニズム開発が必要とされている。熱電設備の投資魅力を高める方法とは?これらの問題の解決に役立つ政府支援ツールとは?石炭燃料のサプライヤーが国内の石炭市場の魅力をより強く感じるためには何をすべきなのか?
Moderator:
Maxim Basov —
General Director, SUEK
Panellists:
Gadzhimagomed Guseynov —
First Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Vitaly Korolev —
Deputy Head, Federal Antimonopoly Service of the Russian Federation
Yuriy Korsun —
Deputy Chairman, VEB.RF
Aisen Nikolaev —
Head of Sakha Republic (Yakutia)
ステパン ソルジェニーツィン —
Chief Executive Officer, SGK; Member of the Board of Directors, SUEK
Irek Fayzullin —
Minister of Construction and Housing and Communal Services of the Russian Federation
Mikhail Khardikov —
Head of Energy Business, En+ Group; General Director, Eurosibenergo
Viktor Khmarin —
Chairman of the Management Board, General Director, RusHydro
Aleksey Shilo —
Deputy Managing Director, Head, Centre for Corporate Transport Services (CFTO), Russian Railways
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
近年、経済成長だけでなく、経済の質的変化と国際競争力も確保する目的のインフラ・ネットワークがロシア極東で展開されてきた。個々のプロジェクトが大きな成果を上げているにもかかわらず、ロシア極東の開発のポテンシャルは未だに底を尽きていない。前例のない制裁によって形成された新しい現実は、各タイプの投資インフラ機能を再考し、マクロ地域の統合経済発展のシステムを形成することを強いている。優先開発地域、イノベーション科学技術センター、経済特区、連邦大学など特定のタイプの投資インフラの協力活動を確保する方法とは?投資家に向けて既存のインフラの魅力を高める方法とは?開発インフラまたは雇用創出インフラの効率性はどこでも同じなのか?整備されたインフラを活用するために地域間の協力関係をどのように構築すべきなのか?
Moderator:
Natalya Trunova —
Auditor, Accounts Chamber of the Russian Federation
Panellists:
Alexey Besprozvannykh —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Viktor Markov —
Director, TransContainer
Alexey Repik —
Chairman, Delovaya Rossiya (Business Russia); Chairman of the Board, Group R-Pharm
(online)
Alexander Smekalin —
Director, Division “Regional Development and Investments”, Agency for Strategic Initiatives to Promote New Projects
(online)
Elena Kharisova —
Vice President for Perspective Projects, Far Eastern Federal University (FEFU); General Director, Development Fund of the Innovative Research and Technology Center Russky
Alexey Chekunkov —
Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
(online)
Le Truong Son —
President, Vietnam Businessmen's
Association
Front row participants:
Vyacheslav Alenkov —
Deputy Chairman of the Government of the Sakhalin Region
Tatyana Karavaeva —
Vice President, Head of Spatial Development, Center for Strategic Research
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
Dmitry Tvardovsky —
First Deputy General Director, InfraVEB
Marina Shemilina —
Commissioner for Entrepreneurs’ Rights in Primorsky Territory
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
ロシア商工会議所には、ロシア国内外でも有数の常設仲裁機関である国際商事仲裁裁判所 (ICAC) と海事仲裁委員会 (MAC) がある。 ICAC は毎年40か国~60 か国の企業が関与する数百件の国際商事紛争を審査している。その創設以来ICACは合計10000件以上のケースを、IAC は70 か国以上の企業が参加する商船の分野で 4500件以上のケースを取り扱ってきた。ロシア商工会議所ICAC・IAC の独自の紛争解決法及び国際的な名声の高さは、ロシア極東経済の加速的な発展、優先的社会経済発展区域(TOR)やウラジオストク自由港の投資魅力度の向上、またアジア太平洋地域における国際経済協力拡大活動などの文脈においてますます重要な意味を持つようになってきている。
Moderator:
Sergey Katyrin —
President, Chamber of Commerce and Industry of the Russian Federation
Panellists:
Ivan Zykin —
Professor of the Department of Private International Law, All-Russian Academy of Foreign Trade of the Ministry of Economic Development of the Russian Federation; Deputy Chairman, International Commercial Arbitration Court at the Chamber of Commerce and Industry of the Russian Federation
(online)
Alexey Kostin —
Chairman, The International Commercial Arbitration Court, Chamber of Commerce and Industry of the Russian Federation
Elena Popova —
Arbitrator, The International Commercial Arbitration Court, Chamber of Commerce and Industry of the Russian Federation; Managing Partner, Peregrina Law Firm
(online)
Natalia Prisekina —
Executive Secretary, The International Commercial Arbitration Court, Chamber of Commerce and Industry of the Russian Federation in Vladivostok
Chen Simin —
Chairman, Guangzhou Arbitration Commission (GZAC)
(online)
Nikolay Cheptsov —
Arbitrator, Maritime Arbitration Commission, Chamber of Commerce and Industry of the Russian Federation
女性の権利拡大はより公正かつ安定した世界を構築する基礎の一部となる。現在の国際情勢によりBRICS 諸国は、経済危機、食料安全保障への脅威、気候変動などの新たな課題への対応を迫られている。同時に、それらの重要な課題に対処すべく多極世界における外交及び多国間外交の原則を促進するBRICS+対話の重要性が増してきている。BRICS+加盟国は経済・政治分野への女性の参加に対する障壁をどのように取り払うことができるのか?世界の開発アジェンダと女性アジェンダの優先事項を形成する上で、BRICS+の女性リーダーはどのような役割を果たすことができるのか?グローバルな持続可能な開発活動における女性の役割を強化するには、どのような措置が必要なのか?
Moderator:
Maria Afonina —
Vice Rector for Learning Activities of Educational Center SENEZH (“Russia - the Country of Opportunities” Project)
Panellists:
Vanda Gagiano —
Honorary President, Free State Women Agricultural Union, Republic of South Africa
(online)
Oleg Kobyakov —
Director, Liaison Office with the Russian Federation, Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO)
Sarah Mosoetsa —
Associate Professor of Sociology at the Witwatersrand University; Chief Executive Officer, National Institute for the Humanities and Social Sciences (NIHSS)
(online)
ヴィクトーリア パノワ —
イースト学会の責任者 — 地域で国際的な研究(VI-SHRMI)(極東連邦大学)学部
(online)
Pam Rajput —
Sherpa of the Republic of India in the Women's Twenty (W20); Founder, BRICS Feminist Watch Alliance
(online)
Maria Luisa Ramos Urzagaste —
Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of Bolivia to the Russian Federation
(online)
Gulden Turktan —
Founding President of W20; Turkish W20 Sherpa; Member, Presidential Council, KAGIDER (Women Entrepreneurs Association of Turkey)
(online)
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
グローバルな課題及び国際政治が経済プロセス、国際貿易、生産活動に与える影響力はどれ程のものなのか?ロシア・ヨーロッパ経済に対する私たちの理解の仕方は中道的すぎるのだろうか?ユーラシアでのパンデミック・政治紛争は、アフリカや東南アジアの国々にとって同じように重要な意味を持っているのか?ハイテク、農業、金融市場はどの程度自律的かつ適応力を持っているのだろうか?私たちが直面している課題は、経済協力関係・外国貿易ツールのための新しいメカニズムの出現を促進することにつながるのか?
Moderator:
Artem Malgin —
Vice Rector for Development, MGIMO University
Panellists:
Fedor Voytolovskiy —
Director, Primakov National Research Institute of World Economy and International Relations of the Russian Academy of Sciences (IMEMO)
Konstantin Dolgov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Ivan Dun —
First Vice President, Head of Syndicated and International Finance Department, Gazprombank
Battogtokh Javzandolgor —
Chief Executive Officer, MGIMO Alumni Association in Mongolia
Sergey Levin —
Deputy Minister of Agriculture of the Russian Federation
Front row participants:
Ivan Eremin —
Chief Executive Officer, FederalPress; Deputy Chairman, Public Council of the Russian Ministry of Natural Resources and the Environment
Vladimir Salamatov —
General Director, Research Center "International Trade and Integration"; Chairman of the Committee on Trade and Economic Relations with Trading Partner Countries, EAEU Business Council
Enkhtsetseg Sosorbaram —
Professor, Department of International Relations, School of International Relations and Public Administration, National University of Mongolia
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
地域開発の戦略的管理システムとは、国家の優先事項の達成を確保すべく設計され、長い時間にわたって使用され続ける方法論、各種文書、メカニズムといった複雑なシステムである。ロシア極東に関する既存の戦略的管理システムは多様で、地域的に細分化されている。ロシア国内外には十分な実践例が蓄積されており、ロシアの経済システムを変革するという現在の課題を考慮しつつ、必要不可欠な項目とその変更点を判断することに一役買っている。地域戦略管理を一元化することは必要かつ可能であるのか?地域戦略管理の現在実施されている慣行のうち、分散化・集中化させる必要があるものとは?戦略的管理の点から見て、ロシア極東にはどのようなリソースがあるのか?差別化されたアプローチは必要なのか?「地域開発のスマートで現代的なデジタル管理」とは何か?それを戦略的な地域管理に統合する方法とは?地域戦略管理システムに導入すべき最新の計画・予測法とは?地域戦略の形成において、住民、企業、政府の利益をどのように組み合わせるべきか?ロシア極東地域の戦略的管理において、他の国のどのような経験を適用できるのか?
Moderator:
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Panellists:
Dmitry Belousov —
Head of Macroeconomic Analysis and Forecasting, Center for Macroeconomic Analysis and Short-Term Forecasting (CMASF)
Irina Kalabikhina —
Head of the Department of Population of the Faculty of Economics, Lomonosov Moscow State University
Sergey Kirov —
Member of the Board, First Deputy Director General, RusHydro
Valery Kryukov —
Director, Institute of Economics and Industrial Engineering of the Siberian Branch of the RAS
(online)
Yuliya Morozova —
Deputy Chairman of the Government of Kamchatskiy Krai
Anna Sharipova —
Managing Director for National Projects, Russian Technologies State Corporation
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
ロシアに対する経済制裁の規模と勢いには目を見張るものがある一方、その手法は非常にありふれたものである。経済制裁はツールとして確かに効果があり、普通の人々の生活を悪化させる一方で、絶対的な影響力を持つものではなく、政治行動方針の変化を引き起こすことも、政治的意思決定を覆すこともない。現在の地政学的状況と制裁戦争は新たな世界秩序形成につながり、グローバル化時代の終わりを加速させている。グローバリゼーションのモデル自体が変化しており、独占的な公共財が武器に変わった結果、リスク認識の世界モデルも変化しつつある。世界秩序を形成する当事者間の相互協力新システムが活発に開発されており、主権国間協力では貿易や金融の流れを妨げる脅威ではなく、すべての当事者にとって共通となる利益に焦点が当てられている。新協定のシステム、費用が掛かるもののより効果的な新たなパートナーシップのチャネルが形成されている。資源支払いにロシア国内通貨やデジタル通貨を使用することへの関心も高まっている。世界のあるべき新しいモデルとは?経済制裁は効果的であるのか?制裁に対抗することは可能なのか?経済的手法で主権を抑圧することは可能なのか?
Moderator:
Alexey Bobrovsky —
Economic Observer
Panellists:
Alexey Gruzdev —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Vladimir Gruzdev —
Chairman of the Board, Association of Lawyers of Russia
Glenn Diesen —
Professor, Department of Business, History and Social Sciences, University of South-Eastern Norway
Anastasia Likhacheva —
Dean of the Faculty of World Economy and World Politics, National Research University Higher School of Economics
Dmitry Timofeev —
Director of the External Restrictions Control Department, Ministry of Finance of the Russian Federation
Front row participants:
Sergey Krasilnikov —
Vice President, Managing Director of the International Relations and Integration Directorate, Russian Union of Industrialists and Entrepreneurs (RSPP)
Georgy Toloraya —
Member of Committee established pursuant to resolution 1718 Panel of Experts, UN Security Council
Sohail Khan —
Deputy Secretary General, Shanghai Cooperation Organisation
(online)
人々のための新たな生活の質の形成
極東連邦管区の空港は、マクロ地域の社会経済的発展と繁栄を確保する上で戦略的な役割を果たしている。ロシア極東では、航空ネットワークが広大な領土を結ぶ重要なインフラとなっている。ロシア連邦政府はロシア極東の航空ネットワークの発展を非常に重視している。同地域の既存の空港の近代化及び新空港建設に向けて予算資金と民間投資が誘致されている。アクセスが困難な遠隔地とのコミュニケーション、鉱床へのアクセス、観光インフラ開発のために空港の着陸帯の管理・修復が重要な意味を持ってきている。最新技術を用いた飛行場と着陸帯は、小型航空機の国内航空産業の発展、地元航空会社のネットワークの発展の面でも必要不可欠である。極東連邦管区首都及び同管区の僻地帯における空港のあるべき姿とは?コンクリート滑走路対未舗装滑走路: その長所と短所とは?未来の領域間ネットワークに着陸帯はどのような影響を与えるのか?ロシア極東空港インフラ投資分野のリーダーが提供する最高のケーススタディとは?飛行場ネットワークの建設・再建のために求められる政府の効果的な支援策とは?
Moderator:
Fedor Borisov —
Chief Expert, Institute of Transport Economics and Transport Policy, National Research University Higher School of Economics
Panellists:
Alexander Averkiev —
Acting Head of the Airport Operations Department, Federal Agency for Air Transport
コンスタンチン バシュク —
Chairman of the Board of Directors, Khabarovsk Airport
Andrew Vinichenko —
General Director, Vladivostok International Airport
Konstantin Sukhorebrik —
General Director, Aurora Airlines
Alexey Tsydenov —
Head of the Republic of Buryatia
Igor Chalik —
Deputy Minister of Transport of the Russian Federation
Evgeniy Chudnovskiy —
Director General, Airports of Regions
(online)
Front row participants:
Ravil Nasybullov —
Director of Logistics Department, Norilsk Nickel
Ivan Pechorin —
Managing Director, Far East and Arctic Development Corporation
Vladimir Sivtsev —
Minister of Transport of the Republic of Sakha (Yakutia)
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
建設業界は常に経済発展の主な原動力となってきた。業界への投資の乗数効果は約400%に上る。2021 年、極東連邦管区では300 万平方メートルを超える記録的な数の住宅建設が発注された。同時に建設企業は極東連邦管区における企業活動(建材の生産から不動産建設まで)の長期的な計画に必要な環境を求めている。 2020 年から実施されている極東住宅ローンプログラムは、ロシア極東建設業界の発展の主な原動力となっている。同プログラムは、管区内で最も人気のある住宅ローンプログラムであり、住宅ソフトローン市場における75%のシェア率を誇る。極東連邦管区の新しいマンションの 2 軒に1軒は、このソフトローンを利用して購入されている。プログラムの実施の結果として生じた新宅需要の増加は、極東連邦管区での新たな住宅建設プロジェクトの立ち上げを著しく刺激することになった。2021年末の成果の内訳をみてみると、新規建設面積はロシア極東内で25%増加(ロシア全土では2%)の597000平方メートル増加、ロシア極東内で13%増加(ロシア全土では3%)の164,000平方メートルの集合住宅が運用を開始している。2022 年上半期、極東連邦管区における建設面積は前年比を38%を超える約100万平方メートル増加した。2024 年からは「ロシア極東居住区」 プログラムの一環として集合住宅開発プロジェクトが実施される予定だ。2030 年までには極東連邦管区全土で総計 250 万平方メートルの住宅を建設することが予定されている。この状況下で、建設業界がロシア極東で高い住宅建設率を維持するためには、どのようなインセンティブが必要とされているのだろうか?
Moderator:
Ivan Polandov —
PIK SZ
Panellists:
Alexey Almazov —
Managing Partner for the Regions Segment, FSK Group of Companies
Gadzhimagomed Guseynov —
First Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Vitaly Mutko —
Chief Executive Officer, DOM.RF
Anatoly Pechatnikov —
Deputy President – Chairman of the Management Board, VTB Bank
Aleksandr Prygunkov —
Member of the Board of Directors, Samolet Group
Nikita Stasishin —
Deputy Minister of Construction, Housing and Utilities of the Russian Federation
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
劇的に変化し続ける外交政策と経済環境の中で、ロシア連邦政府と各地域の指導者たちは新たなビジネス支援ツールを開発し、既存の優遇措置政策をさらに改善・強化している。これにより投資家を誘致するための国内競争力上昇が刺激されることになる。ロシア極東連邦管区でビジネスを行うための最良の条件を保障する方法とは?投資家サポートのベストプラクティスの例にはどのようなものがあるのか?ロシア極東の既存の優遇制度にどのような変更を加える必要があるのか?
Moderator:
Olga Arkhangelskaya —
Partner, Head of Services for Real Estate, Transportation, Infrastructure and Public Companies, B1 Group of Companies
Panellists:
Vitalii Altabaev —
Director of the Department for the Development of Priority Territories of the Far East and the Arctic, Ministry of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
セルゲイ ズラブレブ —
Vice President of Government Relations, Polyus
Nikolay Zapryagaev —
General Director, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Andrey Kutepov —
Chairman of the Committee on Economic Policy, Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Mikhail Orlov —
Partner, Head of Tax and Legal, Kept
(online)
Pyotr Pak —
Deputy Chairman of the Government of the Amur Region
Dmitry Savenkov —
General Director, Legendagro Primomorye LLC
Anatoly Semenov —
Minister of Innovations, Digital Development and Communication Technologies of the Republic of Sakha (Yakutia)
Front row participant:
Sergey Bachin —
General Director, Vasta Discovery
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
開発優先分野を選択することで、地域は人々にとって快適な環境を作り、地元の文化の高いポテンシャルを維持するための戦略を形成している。今日クリエイティブ産業は、地域経済を質的に変えることができるツールと見なされている。地域の製品の多様化と高付加価値の確保、住民の自己実現のための環境創設と新たな人材の誘致、インフラの改善及び都市の再生をサポートし、持続可能な開発の原則にも則っている。地域のクリエイティブ部門発展のためのプログラムには、地元の起業活動の支援、啓蒙インフラの作成、若い才能の教育と自己実現、競争力のある製品生産の地元色を強めることが含まれている。クリエイティブ部門は、ロシアの地域が「アイデア競争」で成功するための力となる。クリエイティブ産業及び創造的な起業活動発展における国家政策の主な課題と優先事項とは?クリエイティブ部門の特性と政府の規制との間のバランスをどのように見つけるのか?地域のクリエイティブ経済の優先分野を決定する方法とは?クリエイティブ産業ツールにより、どのように地域経済を活性化できるのか?地域発展の原動力となった文化的イニシアチブにはどのような例があるのか?
Moderator:
Alisa Prudnikova —
Program Director, GES-2
Panellists:
Igor Drozdov —
Chairman of the Board, Skolkovo Foundation
Sargylana Ignatieva —
Rector, Arctic State Institute of Culture and Arts
Dmitry Mednikov —
Managing Director, Russian Media Group
Oleg Rakitov —
Director-Coordinator of Social and Cultural Programs, VEB.RF
Zelfira Tregulova —
General Director, The State Tretyakov Gallery
Olga Yarilova —
Deputy Minister of Culture of the Russian Federation
Front row participants:
Andrey Betin —
Deputy Governor of Nizhny Novgorod Region
Yulia Klimko —
Director, Enso Foundation for Cultural Initiatives
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
過去数年間でロシア・インド間の貿易高は着実に増加し続けている。2021 年末のロシア・インド間貿易額は135 億ドルに達し、2020 年のパンデミックの年と比較してほぼ 50% 増加した。両国間の貿易・経済関係の発展のペースが非常に速いことは明らかであり、今後の協力の可能性の余地はまだまだ残されている。両国首脳によって設定された2025年までの300億ドル相当の両国間貿易目標額を達成するためにはより積極的に貿易、共同プロジェクト、投資開発を行わなければならない。現在、ロシア・インドの共同プロジェクトがエネルギー、石油部門、軍事、製薬、食品、化学産業などのさまざまな分野で実施されている。銀行間・保険企業間協力も強化されており、ロシア極東及び北極圏での貿易・相互投資が大規模化しつつある。輸送・物流の問題を解決するために、両国政府はどのような措置を講じているのか?海上輸送ルートをメインにすることは可能なのか?二国間貿易をサポートする銀行・金融共同機構の構築の見通しは?どの分野の協力活動が最も優先されるのか?インド資本の参加を得て、ロシア極東でどのような新プロジェクトの実施が予定されているのか?
Moderator:
Ksenia Komissarova —
Chief Editor, International media network TV BRICS
Panellists:
アナトリー ボブラコフ —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Andrey Velikorodny —
Shareholder, Crystal Alliance Shipping
Anurag Jain —
Secretary Department for Promotion of Industry and Internal Trade (DPIIT), Ministry of Commerce, Government of India
(online)
アントン ザイツェフ —
Deputy Chairman of the Government of the Sakhalin Region
Pavan Kapoor —
Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Republic of India to the Russian Federation
Sanjiv Mehta —
President, FICCI; General and Managing Director, Hindustan Unilever Limited
(online)
Ivan Nosov —
Branch Manager, Sberbank in India
Vikram Singh Punia —
President, Pharmasyntez Group of Companies
(online)
Alexey Repik —
Chairman, Delovaya Rossiya (Business Russia); Chairman of the Board, Group R-Pharm
(online)
セルゲイ ストルチャク —
ロシア連邦財務副大臣
Somasundaram Subramanian —
Founder, General Director, Eurasian Federation of Oncology (EAFO); Chair, Board of Directors, Eurasian Cancer Research Council (ECRC), Mumbai, India
Anna Tsivileva —
Chairman of the Board of Directors, Kolmar Group
Sergey Cheremin —
Minister, Head of the Department of Foreign Economic and International Relations of the City of Moscow, Government of Moscow; Chairman of the Board, Business Council for Cooperation with India
(online)
Front row participant:
Alexey Gruzdev —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア極東における教育の質は長い間人工流出の原因となっている。極東連邦管区外の大学に進学するため連邦管区を出る人々の割合は増加し続けている。同地域の教育的・知的資本は、経済開発成功の基礎である。今日、ロシア極東では自然・気候研究、アジア太平洋地域の大学との共同教育プログラム、ロシア極東の新経済における技術革新と専門家の輩出などといった教育・科学分野の発展が求められている。若者を地域に留めるために講じるべき方策とは?教育の質を向上させるために何ができるのか?才能ある若者をどのように教育し、それ以外の若者の才能を伸ばす方法とは?教育の質の向上と科学の発展にビジネスをどのように関与させるべきか?教育インフラの現状、その改善のために重要とされるものとは?
Moderator:
Andrey Volkov —
Academic Policy Advisor, Moscow School of Management SKOLKOVO
Panellists:
Mikhail Degtyarev —
Governor of Khabarovsky Territory
ドミトリー コノフ —
Member of the Council, Russian Chemists Union
Boris Korobets —
Acting Rector, Far Eastern Federal University (FEFU)
Aisen Nikolaev —
Head of Sakha Republic (Yakutia)
ウラジーミル ソロドフ —
Governor of Kamchatka Territory
Lyudmila Tekutyeva —
General Director, Arnika
Valery Falkov —
Minister of Science and Higher Education of the Russian Federation
(online)
Alexey Chekunkov —
Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
(online)
金融市場: 信頼が失われた中で、何が価格を維持してくれるのか?
世界的な地政学的変化により、今後数十年間の新たな経済課題が形成されつつある。その中でも重要な役割をすでに果たし始めたのが、技術主権を保障するデジタル経済開発である。国内外プロセスの原動力であり不可欠な要素であるデジタル金融はすべての経済の流れを養う。デジタル金融の影響はユーラシア及びアジア全体の経済ですでに顕著なものとなっている。デジタル資産及びデジタル通貨を規制するために新たな法律が積極的に採用される中、デジタルインフラ構築プロジェクトが活発に展開し、決済・支払い・新たな投資手段に注目が集まり、デジタルイスラム金融が積極的に導入され、従来の金融・通貨市場の一部としてデジタル通貨が取り入れられ始めている。長期的な高度なデジタル金融構造形成は規制当局、企業、市民が必要な金融・資源インフラ開発、IT人材トレーニング、教育システムの調整、現代に即した柔軟な法作成などの複数の分野に渡って同時に取り組む必要がある。世界中の分散型金融の発展は、関連法の発展のスピードを追い越している。マイニングから分散型取引所 (DEX) や組織 (DAO) を介した NFT まで、さまざまな分散型金融が存在するロシアでは、デジタル金融の規制と開発は依然としてデジタル金融資産、デジタル通貨、ロシアのステーブルコインが持つ可能性の議論に焦点が当てられている。同時に、2022 年 2 月初め、ロシア銀行は CFA オペレーターの登録簿に最初の会社「アトマイズ」を登録した。また現在までにはズベルバンク銀行、「ライトハウス」、「トランスマシホールディング」など別の複数のオペレーターが登録され、今後さらにいくつかのオペレーターを登録する計画が発表された。そのようなオペレーターのビジネスモデルとはどのようなものか?ロシア全般、特にロシア極東におけるデジタル金融発展の見通しは?現在の国際情勢は国内のデジタル通貨市場発展にどのような影響を与えているのか?業界関係者は規制当局に対してどのような要望を持っているのか?ロシアのデジタル金融セクターの発展は今後どのように進んでいくのか?
Moderator:
エレナ ラジコ —
Partner, Head of Strategy and Operations, Kept
Panellists:
Mikhail Gordin —
Acting Rector, Bauman Moscow State Technical University
Alexey Guznov —
Secretary of State – Deputy Chairman, The Central Bank of the Russian Federation (Bank of Russia)
Alexei Moiseev —
Deputy Finance Minister of the Russian Federation
(online)
Anatoly Popov —
Deputy Chairman of the Executive Board, Sberbank
Igor Runets —
Founder, General Director, BitRiver
Elina Sidorenko —
General Director, Platform
Emile Parfait Simb —
Chief Executive Officer, SimbGroup SAS
Ekaterina Frolovicheva —
General Director, Atomyze
Kim Hyeong-joo —
Chairman, Korea Blockchain Industry Promotion Association
Anna Sharipova —
Managing Director for National Projects, Russian Technologies State Corporation
Front row participants:
Anatoly Aksakov —
Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Financial Markets
(online)
Denis Nevzorov —
Director of the Department for International Cooperation and Technological Development of the Far East and the Arctic, Ministry of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Aleksey Poroshin —
General Director, Center for Regional Economics
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア極東では、伝統的に未加工の木材の輸出が支配的な地位を占めていた。しかし近年の国家政策により、少なくとも一年で1000万平方メートルの木材を処理できる大規模木材加工複合施設が建設され、稼働を続けている。2022年 1月1日からロシア連邦で導入された未加工の針葉樹と貴重な広葉樹の輸出禁止により、製材、合板、セルロース、バイオ燃料、家具の生産が増加している。同時に、原材料が不足しているため、企業はフル稼働していない状態である。COVID-19による制限とロシア連邦に課せられた制裁に関連して、木材加工業者は自社製品の販売の問題に直面した。現在の経済状況で木材加工製品の生産と販売の収益性を維持するにはどうすべきなのか?施設の木材加工能力を最大限に活用する方法とは?林業複合施設のデジタル化は、木材製品メーカーにどのように役立つのか?
Moderator:
Pavel Chashchin —
Director, Roslesinforg
Panellists:
Oleg Bocharov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Vasilii Ganchenko —
General Director, Group of Companies «VTK»
Vladimir Ivin —
Deputy Head, Federal Customs Service of the Russian Federation
Vladimir Sitnov —
Senior Vice President, Sberbank
Viacheslav Spirenkov —
Deputy Head, Federal Forestry Agency
(online)
Ilya Chernov —
Director of the Investment Development Department, Ministry of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Aleksey Shilo —
Deputy Managing Director, Head, Centre for Corporate Transport Services (CFTO), Russian Railways
Front row participants:
Mariya Avilova —
First Deputy Chairman of the Government of the Khabarovsk Krai
Dmitrii Dobrynin —
Vice President, New Forest Pro
(online)
Nikolay Krotov —
Deputy General Director, Arkhangelsk PPM
(online)
Irina Makanova —
Director of the Department of State Policy and Regulation in the Development of Specially Protected Natural Areas, Ministry of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
Vadim Moskvichev —
Director, Vanino Forestry Center
Konstantin Stepanov —
Minister of Forestry and Protection of Wildlife of the Primorsky Krai
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
エネルギー市場の混乱を背景に「持続可能な」経済の枠組み内での気候問題の進展及び安定した社会経済状況との間のバランスを見出すという問題は特に深刻なものとなっている。アジア太平洋諸国はこれまでエネルギー移行計画へのバランスの取れたアプローチ、新産業と伝統産業の間での投資の調和のとれた分配を試みてきた。ほとんどのアジアの大国にとって、グリーン金融市場はすでにそうした投資を引き付けるための重要なツールと化し、2021 年末にはアジア太平洋地域が「グリーン」債券の販売で最も急速に成長している地域となった。これは新たなグローバル環境における「グリーン」債券の約 26% に相当するものだ。最近アジア太平洋地域の国々は、まったく新しいセグメントである炭素ユニット市場を積極的に開発している。排出権取引システムは韓国、日本、中国で出現しており、中国のシステムは近い将来、世界最大になると見込まれている。ロシアの低炭素開発戦略には国内のエネルギー移行の重要な要素として、グリーンファイナンス及び炭素クレジット市場も含まれている。これらの新しい市場はアジア太平洋地域でどのように発展しているのか?ロシア・アジアの投資家が互いの市場に参加する可能性はどのようなものなのか?アジアのパートナーと積極的に交流し、成長するアジア太平洋市場とつながるために、ロシアで何をする必要があるのか?
Moderator:
Alexey Kulapin —
General Director, Russian Energy Agency (REA) of the Ministry of Energy of Russia
Panellists:
Artur Alibekov —
Chief Executive Officer, EcoEnergy
Roman Berdnikov —
First Deputy General Director, Member of the Management Board, RusHydro
Ilya Davidenko —
First Deputy Governor of Chukotka Autonomous Region
Alexey Zhikharev —
Director, Russia Renewable Energy Development Association; Partner, Vygon Consulting
Aleksey Kaplun —
Chief Executive Officer, H2 Clean Energy
Milena Milich —
Acting Minister of Ecology and Sustainable Development of the Sakhalin Region
Elena Parkhomenko —
Deputy Chairman of the Government of the Primorsky Territory
Viktor Svistunov —
Deputy Director General, Technical and Regulatory Development, NovaWind
(online)
Vyacheslav Sinyugin —
Deputy General Director for Digital Transformation and Energy Project of Zarubezhneft
Pavel Snikkars —
Deputy Minister of Energy of the Russian Federation
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア極東の急速な発展は、人的資源に対する需要を急激に高めることになった。経済界は専門スキルの高い人材不足に見舞われている。ますます若い世代は意識的に専門職を選ぶようになり、専門職はキャリアスタートを成功させる保証になりつつある。ロシア連邦プロジェクト「プロフェッショナル」はロシア極東労働市場の需要に合わせた人材育成の新たな産業モデルを構築し、卒業生の雇用を確保することで、輸入代替に新たな推進力を与えることを可能とする。教育プログラムと実際の労働市場と関連性のあるものにし、需要のある職業や専門分野の専門家育成を確保する方法とは?中等専門教育を持つ人材育成のレベルは期間を削減し、雇用主の満足度を高めるのに足りるものなのか?雇用主を教育機関との積極的な協力活動に引き付けるために講じるべき手段とは?
Moderator:
Evgeniy Szhenov —
Scientific Supervisor, Expert and Analytical Center "Scientific and Educational Policy"
Panellists:
Alexander Bugaev —
First Deputy Minister of Enlightenment of the Russian Federation
ナターリア ゾロタリョバ —
Acting Rector, Institute for the Development of Vocational Education
Mikhail Ivanov —
Deputy General Director, Atom Gold
Gennadii Levchenko —
Director, Far Eastern Shipbuilding College
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Front row participants:
Vadim Baibak —
Managing director, Vostochny Port
Aleksandra Lebedeva —
Deputy Chairman of the Government of the Kamchatka Territory
Dmitry Paramonov —
Commander of the Central Headquarters, All-Russian Youth Public Organization "Russian Student Detachments"
Aleksey Uchenov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
現在の国際経済・外交政策の状況下で、ロシアが管理する特別行政区 (SAR) への外国企業からの関心が急速に高まっている。企業は経済制裁から資産を保護し、快適に業務を継続する方法を模索している。そのようなツールの 1 つがSAR である。近年、ルース―キー島における SAR登録企業が成長を続けている。アジア太平洋地域の友好国との協力を発展させるための「基準点」としてウラジオストクを検討する企業、pますます増えてきている。2022年には、国際持株会社が税制上の優遇措置を受けるために申請した同地域における「企業登録」要件が承認された。その中で最も重要なのは、地域のインフラ施設への3億ルーブルの投資である。ロシアの持株会社も特定の条件に従えば同様の特典を受け取ることが可能だ。昨年のルースキー島におけるSARの成果とは?SARは地域発展にどのような影響を与えるのか?企業が滞りなくビジネスを再開し、またSAR の人気を高めるためにはどのような追加措置が必要なのか?ルースキー島のインフラ整備の見通しは?SARにおける「登録」要件 ― 持ち株会社及び地域の特徴を考慮して、ツールを微調整する必要があるのか?ロシアの持株会社は特別行政区の税制優遇措置に関心を持っているのか?
Moderator:
Galina Naumenko —
Partner, Leader of Energy, Utilities and Mining Tax Practice, Technologies of Trust
Panellists:
Pavel Volkov —
State Secretary – Deputy Minister for the Development of the Russian Far East and the Arctic
Nikolay Stetsko —
Deputy Chairman of the Government of the Primorsky Krai
Andrey Tolmachev —
General Director, Kaliningrad Region Development Corporation
Ilya Torosov —
First Deputy Minister of Economic Development of the Russian Federation
Pavel Sheika —
Director of Department for Special Administrative Region Support, Far East and Arctic Development Corporation
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
ここ数か月で、ロシアとアジア諸国のパートナーとのビジネス関係は飛躍的に進歩した。急速に変化する世界におけるロシアの政治的戦略がBRICS及びSCOに基づいているとするなら、ロシアの経済的・技術的戦略は何に基づいているのだろうか?私たちの目の前では世界の政治的状況だけでなく経済的状況も変化を辿っている。ロシアだけでなく、大ユーラシアの多くの国にとって不可欠なことは、信頼と相互利益に基づき、主要なグローバル企業と競争できるプラットフォームソリューションを作成できる、共通の技術・経済空間の構築である。ロシアとパートナー国は、どのような戦略的ハイテク技術提携を必要としているのか?それを実現するために何をする必要があるのか?ハイテク技術提携そ主導できる存在とは?
Moderator:
Andrey Bezrukov —
President, Technological Sovereignty Exports Association; Professor, Department of Applied International Analysis, MGIMO University
Panellists:
Vadim Glushchenko —
Director, Center for Global IT-Cooperation
Alexey Gruzdev —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Andrey Davidyuk —
Chairman of the Board of Directors, Motorica
Kirill Menshov —
Senior Vice President for Information Technology, Rostelekom
Skannd Tyagi —
Founder, Chief Executive Officer, Starshot Ventures
(online)
Anna Sharipova —
Managing Director for National Projects, Russian Technologies State Corporation
金融市場: 信頼が失われた中で、何が価格を維持してくれるのか?
ロシアの金融セクターは、大規模な制裁ストライキの最初の標的の一つとなった。今日の優先課題は、変化する現実を考慮して、できるだけ迅速かつ効率的に同セクターを再構築することだ。これは簡単に解決できる課題ではない。市場参加者は、新たな運営原則を共同で開発して実装するだけでなく、これまでうまく機能していた国内の金融インフラの多くの要素をほぼ完全に「再構築」する必要があるのだ。同時に、セクター自体の長期的な持続可能な開発と、信用資源を備えた適応型経済の漸進的な提供の両方のための環境を創設することも非常に重要となっている。ロシアの金融セクターの構造改革が容易ではないことは明らかである。関連法、規制及び管理活動、株式市場運営、グローバル市場における活動及び顧客とのやり取りのメカニズムの変更は避けられない。現在進行中の再構築の初期成果とはどのようなものか?その成果を評価する方法とは?
Moderator:
Alexandra Suvorova —
Anchor, Russia 24 TV Channel
Panellists:
Nikolai Zhuravlev —
Deputy Chairman of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Andrey Kostin —
President and Chairman of the Management Board, VTB Bank
Mikhail Oseevskiy —
President, Rostelecom
Ilya Torosov —
First Deputy Minister of Economic Development of the Russian Federation
Igor Shuvalov —
Chairman, VEB.RF
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
産業クラスターとしてのロシア極東の発展により、極東連邦管区に登録された企業により船舶・海洋機器の建造・維持が可能となる。その企業に名を連ねるのは「ロシア極東造船・船舶修理センター」(ウラジオストク)、「ズヴェズダ造船所」(ボリショイ・カメニ)、「ヴァストチナヤ・ヴェフチ」(ウラジオストク)、「アムールスキー造船所」(コムソモリスク・ナ・アムール)、「ハバロフスク造船所」(ハバロフスク)、「ナホトカ船舶修理工場」(ナホトカ)、「リヴァジスキー造船・船舶修理工場」(ナホトカ)、「北東修理センター」(ヴィリュチンスク)である。現在率先して取り組む必要がある課題は、北極海航路の海域での貨物の流れを確保するための大型船の建造、極東連邦管区造船所での漁船・カニ漁船の建造である。ロシア内外の投資家を引き付けるために必要な政府の支援策とは?企業の生産能力を向上させるためにどのような手順を踏む必要があるのか?造船業界の技術主権を確保する上で既存の問題はどのように解決できるのだろうか?
Moderator:
Konstantin Dolgov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Panellists:
Mikhail Degtyarev —
Governor of Khabarovsky Territory
ヴィクトル エフトゥホフ —
State Secretary – Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
アレクセイ ラフマノフ —
株式会社 「統一造船会社」社長
Vyacheslav Ruksha —
Deputy Director General – Director for the Northern Sea Route Directorate, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Front row participants:
マクシム ソコロフ —
Chief Executive Officer, GTLK
Denis Kravchenko —
Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Economic Policy
Khasan Likhov —
Deputy Head, Federal Agency for Fisheries (Rosrybolovstvo)
Sergey Tseluyko —
Chief Executive Officer, "Zvezda" Shipbuilding Complex
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア極東の発展には、投資だけでなく、ロシアの他地域からの有能な専門家の存在も必要である。これは、近代化された賃貸市場無しには不可能である。カテゴリーは企業(企業の従業員向け)、商業(市場に関連して住宅を借りたいと考えている賃貸者向け)、社会(低所得層向け)、学生(学生向け)に分かれる。大規模民営化のおかげでロシアに住む世帯のほぼ 90% が自分の家に住んでおり、ほかの人々は賃貸住宅に住んでいる。ロシアの賃貸市場は「灰色」のカラーで特徴づけられる。市民は個人からアパートを借りており、テナントの権利は契約によって保護されておらず、アパート自体の品質にも多くの改善点が残されている。人口のさまざまなカテゴリーの要件を満たし、すべての参加者に保証を提供する透明な賃貸市場の形成は、ロシア全体及び特に極東連邦管区の両方における住宅政策の重要な要素である。それには何が必要なのか?そのような市場の発展における国家機関の役割とは?賃貸住宅の建設にビジネスを引きつける方法とは?
Moderator:
Maria Kudryavtseva —
Anchor, Russia 24 TV Channel
Panellists:
Olga Batalina —
First Deputy Minister of Labor and Social Protection of the Russian Federation
セルゲイ コミシャン —
Member of the Board, Executive Director, SIBUR
Vladimir Koshelev —
First Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation for Construction, Housing and Communal Services
Veronika Minina —
Vice-Rector, National Research University Higher School of Economics
Sergey Nosov —
Governor of Magadan Region
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Ivan Polandov —
PIK SZ
Veronica Janushkevich —
Director for Rental Housing Development, DOM.RF
Front row participants:
Alexey Belik —
Prime Minister of Sakhalin Region
Maxim Smirnov —
Deputy Head, The Federal Service for State Registration, Cadastre and Cartography (Rosreestr)
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
地政学的・経済的環境が根本的な変化を辿る文脈において、ロシア経済はその複雑さと規模の点で前例のない課題に直面している。それは技術的主権を達成することを目的とした、国家発展のための根本的に新しい経済モデルの作成である。そのモデルは必須項目の製品の外国輸入依存を減らし、国民経済の主要部門における価値創造の連鎖を回復し、再構築することになる。今日まで外国の原材料と構成部品の輸入に最も依存しているのは、エンジニアリング、エレクトロニクス、および医薬品分野である。開発を急ぎ、生産チェーンのリンクを直線的に補充するだけでは大きな効果が期待されない。根本的に異なるアプローチが必要なのだ。単に従来の製品を置き換えるだけでなく、科学・経済部門を統合して新しい技術的ソリューションを提供するために、「社会的エレベーター」と同じように、「技術的エレベーター」を作成することが必要だ。 1 つではなく、いくつかの技術的ニッチを一度に前進させる必要があります。わが国には莫大な資源、技術的および科学的可能性があり、エネルギー、冶金、化学および木材産業、農業などの分野でリーダーシップを発揮することができました。同時に、航空機、自動車、造船、エレクトロニクス産業、製薬産業などの国民経済の優先分野では、技術開発の加速が必要とされているが、これまでは国内の横のつながりと補完性の欠如、グローバル生産チェーンへの参加度の低さによってその先を行く発展が妨げられていた。だが現在、ロシアにはさらなる上の開発段階へ移行するために必要なすべての前提条件が揃っている。国家予算のみを犠牲にしてこのタスクを実行することは不可能であることは明らかであり、このプロセスにロシアのビジネス界を積極的に関与させる必要がある。持続可能な経済成長を達成する上で非常に重要なことは、シベリア、北極圏、ロシア極東などの遠隔地の開発における不均衡を克服し、統合的な経済開発の新たな「飛び地」を作成することである。社会の生命維持システムを形成する基幹産業(軍産複合体、農産複合体、燃料・エネルギー複合体、運輸、通信、医療)は、完全に輸入脱却政策に転換できるのか。大規模な輸入代替を実施するために、効果的なビジネスインセンティブシステムを構築する方法は?基礎科学・経済部門の統合をどのように達成するのか?経済部門の技術開発を管理するためのシステムはどのようなものであるべきか?ソ連や他の国の経験はどの程度適用し得るのか?僻地(北極圏、シベリア、ロシア極東)の開発に民間投資を誘致する方法とは?
Moderator:
Ivan Lobanov —
Rector, Plekhanov Russian University of Economics
Panellists:
ニコライ ヴォロブエフ —
国営会社「ロステク」副社長
Alexey Kulapin —
General Director, Russian Energy Agency (REA) of the Ministry of Energy of Russia
Denis Manturov —
Deputy Prime Minister – Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Natalya Popova —
First Deputy General Director, Innopraktika
Maxim Sokolov —
President, AVTOVAZ
Oleg Khorokhordin —
Head of the Altai Republic
Alexander Shokhin —
President, Russian Union of Industrialists and Entrepreneurs
Front row participants:
Konstantin Dolgov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Ямиль Киспе —
パシフィカ共同創業者
Oksana Smirnova-Krell —
Vice President for Ecosystem Technological Development, Sberbank
Alexey Fedorov —
Head of "Quantum Information Technologies" Group, Russian Quantum Center
(online)
Wang Qi —
Director, Institute for China-Russia Strategic Cooperation, Tsinghua University
(online)
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
原子力エネルギーはマクロ地域開発の原動力として機能し、低出力原子力発電所 (LNPP) 導入機会を提供する。低出力原子力発電所建設は、サハ共和国(ヤクーチア)の固体鉱物鉱床のキュチュスクラスター開発及びバイムスキー鉱業複合施設のエネルギー供給など、大規模なインフラスプロジェクトの経済的・技術的な実現可能性を保証することになる。LNPP導入は、プロジェクトのライフサイクルと高品質の電力を考慮して計算された消費者に支払い可能な料金を提供することになる。今日、国営企業「ロスアトム」は、サハリン島における風力発電所建設、水素燃料列車の開発、二酸化炭素利用プロジェクトを行う多彩な経験を持つ信頼できるパートナーである。ロシア極東および北極圏では、LNPPエネルギー、風力・水力発電の使用、環境に優しい電気水素輸送の開発、天然ガス燃料を使用した輸送、北極海航路の輸送インフラの近代化によって発展における相乗効果を達成する大きな可能性がある。現代的で環境に優しいエネルギーの中心にあるのは、今後数十年にわたるロシア極東・北極圏の戦略的開発に焦点を当てた人間を中心とする統合アプローチだ。ロシア極東と北極圏の電力需要とは?大規模なインフラ プロジェクトのエネルギー供給において、持続可能な開発の原則を確実に遵守するにはどうするべきか?新エネルギー産業は、人々の生活水準とビジネスの効率性にどのような役割を果たすのか?
Moderator:
Mikhail Bazhenov —
Partner, Capital Projects & Infrastructure, Debt Advisory Leader, Technologies of Trust
Panellists:
Roman Berdnikov —
First Deputy General Director, Member of the Management Board, RusHydro
ロマン コピン —
チュコト自治管区知事兼自治管区政府首相
Dmitry Livanov —
Rector, Moscow Institute of Physics and Technology
Valery Limarenko —
Governor of Sakhalin Region
Alexey Likhachev —
Director General, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Aisen Nikolaev —
Head of Sakha Republic (Yakutia)
ウラジーミル ソロドフ —
Governor of Kamchatka Territory
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
Moderator:
Dmitry Chernyshenko —
Deputy Prime Minister of the Russian Federation
Panellists:
Igor Kobzev —
Governor of Irkutsk Region
Valery Limarenko —
Governor of Sakhalin Region
Viktor Tomenko —
Governor of Altai Territory
Andrey Travnikov —
Governor of Novosibirsk Region
セルゲイ ツィヴィレフ —
有限責任会社 「信託会社「コルマー」」社長
Front row participant:
Aisen Nikolaev —
Head of Sakha Republic (Yakutia)
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
ロシア極東では2014 年以降、22の優先開発地域が創設・機能しており、2015 年以降はウラジオストク自由港の優遇制度が 5つの地域の22の市町村で施行されている。非友好国の制裁政策と東方転向に関連して、アジア太平洋地域の国々との協力活動が前面に出ているのも特徴だ。ロシア極東は「アジアへの窓口」になりつつあり、友好国への商品やサービスの生産・輸送の重要な地域であり、国境地域での共同投資プロジェクトを行うプラットフォームでもある。マクロ地域に新たなビジネスを誘致するには、ロシアと外国の投資家のための特別な支援措置を考案し、ロシア連邦で最も魅力的な投資環境をつくり上げる必要がある。現在の支援措置は独自性を失い始めており、各ロシア地域は例外的な支援措置を作成しているものの、ロシア極東地域の競争力が低下する結果となった。さらに、ロシア極東で事業を立ち上げて運営することは、ロシア連邦の他の地域よりも常時かかるコストがはるかに高くなるという点もある。課題の特定・解決には、国と企業の緊密な連携が必要となる。経済成長を上回るためには、ロシアの他の地域よりも有利なビジネス環境を創設し、優先的な融資条件、独自の規制条件及び投資保護を提供する必要がある。譲許性の高い事業資金調達メカニズムをどのように構築するのか?外国企業を効果的に誘致するための条件をどのように作り出すのか?ビジネスに独自の規制条件を作成する方法とは?
Moderator:
Dmitry Butrin —
Deputy Editor-in-Chief, Head of Economic Policy Section, Kommersant Publishing House
Panellists:
Yerkozha Akylbek —
Chairman of the Board of Directors, Udokan Copper
Aleksandr Generalov —
President, Arnika-Holding
Artem Dovlatov —
Deputy Chairman, VEB.RF; General Director, VEB.DV
Aleksandr Isayevich —
General Director – Chairman of the Management Board, Russian Small and Medium Business Corporation
ミハイル カリサロフ —
Chairman of the Management Board, Chief Executive Officer, SIBUR
Zhou Liqun —
Chairman, Union of Chinese Entrepreneurs in Russia
(online)
Anatoly Popov —
Deputy Chairman of the Executive Board, Sberbank
Anna Tsivileva —
Chairman of the Board of Directors, Kolmar Group
アレクセイ チェクンコフ —
Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
現代の世界事情を考慮すると、国内ビジネスを維持し発展させる唯一の方法は、起業家の権利の遵守を保証するシステムを改善し、ロシアのビジネスを保護するためのメカニズムを改善することにある。とりわけ、ロシアでビジネスを行うための有利な条件を維持・支援・発展させるためには、法執行機関や規制当局からのビジネスへの圧力を軽減することに注意を払う必要がある。現状でビジネスの権利を保護するために、どのような追加措置を講じる必要があるのか?短期的・長期的に有効な法的メカニズムとは?現代の国家管轄権はどうあるべきか?
Moderator:
Vladimir Gruzdev —
Chairman of the Board, Association of Lawyers of Russia
Panellists:
エレーナ ベズジェネジュヌィフ —
公開会社「採掘冶金会社 ノリリスク・ニッケル」副社長、広報担当、対行政組織相互活動・経営部門担当
Alexey Guznov —
Secretary of State – Deputy Chairman, The Central Bank of the Russian Federation (Bank of Russia)
Alexander Kalinin —
President, All‑Russian Non‑Governmental Organization of Small and Medium‑Sized Businesses OPORA RUSSIA
Igor Krasnov —
General Prosecutor of the Russian Federation
Tatyana Mineeva —
Commissioner for Entrepreneurs' Rights Protection in Moscow
Zhang Mingqi —
Vice-President, General Secretary, China Law Society
(online)
Tatyana Moskalkova —
High Commissioner for Human Rights in the Russian Federation
Svetlana Orlova —
Auditor of Accounts Chamber of the Russian Federation
Maksim Reshetnikov —
Minister of Economic Development of the Russian Federation
Front row participants:
Vadim Lobov —
President, Synergy Corporation
Elina Sidorenko —
General Director, Platform
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
「極東1ヘクタール」プログラムとは、活動的な人々にとって効果的なツールであり、母国で独自のビジネスをスタートさせる機会を与える。土地区画の無償使用の最初の5 年間の契約期間の終了が訪れた。次の重要な開発段階は、市民の所有権または長期リースにおける土地登録である。最小限の行政コストで 1 か月以内に市民に土地区画を無償で提供するシステムは、行政上の障壁を取り除き、領土の開発に住民を積極的に関与させることに貢献することになる。集積はプログラムの実施の新段階となった。これまでに地域は優先されるべき集積地も特定している。10 以上の集積地のために、輸送・エネルギーのインフラがすでに構築されている。土地所有の次のステップとは?プログラム開発の見通しは?領土の地理空間開発における集積の役割とは?1ヘクタールあたりの住宅開発をどのように組織するか?郊外地域には他にどのような開発の見通しがあるのか?今後プログラムはどのように発展していくのか?
Moderator:
Kirill Bychkov —
First Deputy Chairman of the Government of the Republic of Sakha (Yakutia)
Panellists:
Irina Ilyina —
Faculty of Urban and Regional Development, Institute for Regional Studies and Urban Planning, Higher School of Economics; Professor, Faculty of Urban and Regional Development, Vysokovsky Higher School of Urban Studies
(online)
Sergey Karginov —
First Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Development of Far East and Arctic
Andrey Kutepov —
Chairman of the Committee on Economic Policy, Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
アレクサンドル レヴィンタリ —
Managing Director for the Far East, DOM.RF
Alexander Puzanov —
General Director, Foundation Institute for Urban Economics
Oleg Skufinskiy —
Head, The Federal Service for State Registration, Cadastre and Cartography (Rosreestr)
Nikita Stasishin —
Deputy Minister of Construction, Housing and Utilities of the Russian Federation
He Jie —
Professor, Chengdu University of Technology
(online)
Evgeniy Chekin —
Chairman of the Government of of Kamchatka Territory
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Front row participants:
Natalia Bugaets —
Participant of the Far Eastern Hectare Program
Abraham Kalugin —
Participant of the Far Eastern Hectare Program; Chairman, Primorsky Regional Public Organization "Assistance in Relocation and Adaptation of Old Believers Compatriots"
Michil Kharbin —
Participant of the Far Eastern Hectare Program
金融市場: 信頼が失われた中で、何が価格を維持してくれるのか?
世界の現状はその既存の在り方を根本的に変えた。依然として、世界経済は高速道路で目の前の車道に障害物を発見したドライバーが緊急ブレーキをかけた状態にある。すでに障害物に近づいてブレーキをかけているドライバーもいれば、前方の障害物が見えずにスピードを上げている後続車もいるが、そのドライバーもすぐに減速する必要に迫られる。工場は閉鎖、サプライチェーンは寸断され、企業はローンの返済や家賃の支払いができないほどの影響を受け、借り手の倒産リスクが高まっている。将来の所得についての悲観論は、人口と業界の間で高まっており、すべての社会的ガイドラインが変化しつつある。COVID-19 の前後の世界は 2 つの異なる世界である。では、ウクライナの軍事特別作戦開始後の世界は3つ目の世界なのであろうか?しかしその一方で、私たちは現代経済の不正、自然に対する人間の攻撃、道徳の衰退、その他の私たちの生活における否定的な現象について長い間耳にしているため、私たちはほとんど常に、またはかなり頻繁に無意識のうちに、この新たな世界が以前の世界よりも優れているのだと願っている。最近まで住み心地がよかっただけでなく、かなり高度に組織化されたシステムであった世界は、もはや以前とは異なるものである。2020年代後半の世界は、2010年代後半の世界とは大きく異なり、精神的にも物質的にもすでに変化したものとなるだろう。私たちはバイオテクノロジーこそが間違いなく経済の主な原動力として情報技術に取って代わる有望な分野であると自信を持っている。バイオテクノロジーはますますユニークで高価な製品として具現化され、情報技術製品はすぐに公共財となるであろう。私たちが住む社会はより細分化され、人々が一人で生きていくために適応していくようになることは明らかだ。貿易はますますまるで別々の大国のように見える閉鎖的な複数の地域連合の枠組みの中で行われていくだろう。まだまだ多くの出来事が起こるだろうが、唯一絶対に起こらないと言えることがある。それは人類の文明が抱える問題を減らすことだ。そして、私たちの誰もが難しい選択をしなければならない。お金を選ぶのか、命を選ぶのか?どのような方向に、どのように発展していくことができるのか?どこで止まり、どこで向きを変え、どこで過去を振り返らなければならないのか?
Moderator:
Sergey Rybakov —
Chief of Staff to the Chairman, All-Russian Society for Nature Conservation (VOOP)
Panellists:
Boris Korobets —
Acting Rector, Far Eastern Federal University (FEFU)
マクシム サフォノフ —
副社長、ロシアの科学学校;教授、国立経済と国民政府(RANEPA)大学
ヴャチェスラフ フェチソフ —
ソ連・ロシアのホッケー選手、国家活動家、ソ連功労スポーツ・マスター、ロシア功労トレーナー、ロシア連邦国家一等補佐官
Front row participants:
Aleksandr Lila —
Director, V.A. Nasonova Research Institute of Rheumatology
Yuliya Morozova —
Deputy Chairman of the Government of Kamchatskiy Krai
Julia Morozova —
General Director, Creative Production
Ekaterina Salugina-Sorokovaya —
General Director, International and Comparative Law Research Center
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
ロシア極東の経済発展のための新しいツールの導入を可能にする規制枠組みが作成された。優先開発分野に関する法律を実施・改善する68の新たな法律が採択された。時間が止まることはなく、競争力を維持するためには常に更新が必要となる。ポートフォリオにもまたすでに12を超える新立法イニシアチブが用意されている。優先的社会経済発展区域(TOR)及びウラジオストクの自由港 (FPV) など、ロシア極東地域の開発を加速するための現行のツールは、投資家から非常に需要がある。すでに2,700件以上の投資プロジェクトが実施されており、その投資額は 6.6 兆ルーブルを超えている。優遇制度の枠組みの中で住民には税金、土地、都市計画、その他の優遇措置が提供される。優遇措置に関する現在の法律の規範は十分に効果的なのだろうか?優遇制度の居住者が最も頻繁に直面する法的問題とは?ロシア極東への投資の魅力を高めるために、企業、特に中小企業にどのような追加支援措置を提供する必要があるのか?ロシア極東における新たな中小企業の発展・創設には何が必要なのか?中小企業の成長を促進するための法的手段とは?
Moderators:
Dmitry Boyarko —
General Director, Eastern Aqua Paradise
デニス グロシ —
General Director, Operating Company of the Industrial Park Avangard; Chairman of the Board of the Union of Residents, Territory of Advanced Social and Economic Development
Panellists:
Pavel Volkov —
State Secretary – Deputy Minister for the Development of the Russian Far East and the Arctic
Andrey Grachev —
Vice President for Federal and Regional Programs, Norilsk Nickel
Vladimir Novikov —
Member of the Board of Directors, General Director, VEB Engineering
ニコライ ハリトノフ —
Chairman of the Committee on the Development of the Far East and the Arctic, State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
Front row participants:
Ivan Abramov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Svetlana Volobueva —
Deputy General Director, Sports Shooting Club Topgan
リュドミラ クズネツォワ —
有限責任会社 「農産物卸売流通市場「アグロハブ」」社長
Denis Stolypin —
General Director, Integrated Logistics Systems
Виктор Усов —
Adviser to the Vice President for State and Private Industrial Companies and International Cooperation, Russian Academy of Sciences
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
北極圏は、その構成機関と北極圏内における様々な国々のパートナーシップ活動の両方により、最も興味深い国際地域の一つであり続けている。2022 年の初めまで、北極圏での協力関係は最も安定しているように思われていた。しかし、現在の地政学的傾向は、北極圏における国際協力の関連性をさらに高い新たなレベルに引き上げ、最適な協力モデルの探求をせざるを得ない新たな多くの課題をもたらしている。現在の地政学的状況は、柔軟な対話形式の構築の必要性によって特徴付けられる。情報技術、軍事、経済的可能性の開発レベルが異なる、数多の強国が世界の政治地図に登場することで、北極圏を含む持続可能な協力関係を支持する分野の主要なリーダーたちにはさらなる追加要件が求められてしまっている。北極評議会におけるロシアの優先事項の一つは社会経済開発であり、特に北極圏・非北極圏の国との間の経験の交換による北極海航路の海域における経済協力の深化、インフラ開発、持続可能な航行が含まれる。
Moderator:
Anastasia Likhacheva —
Dean of the Faculty of World Economy and World Politics, National Research University Higher School of Economics
Panellists:
Taisuke Abiru —
Senior Research Fellow, Security Studies Program, Sasakawa Peace Foundation
(online)
Jonathan Wood —
Researcher, Stefansson Arctic Institute; Representative from National Committee of Iceland, Association of Polar Early Career Scientists (APECS); Editor, Peer Reviewer, Nordicum Mediterraneum
(online)
Wang Wen —
Executive Dean, Chongyang Institute for Financial Studies, Renmin University of China (RDCY)
Glenn Diesen —
Professor, Department of Business, History and Social Sciences, University of South-Eastern Norway
Nikolay Korchunov —
Ambassador-at-Large of the Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation; Chair of the Senior Arctic Officials, Arctic Council
(online)
Artem Lukin —
Associate Professor of the Department of International Relations, Far Eastern Federal University (FEFU)
Hide Sakaguchi —
President, Ocean Policy Research Institute, Sasakawa Peace Foundation
Satish Soni —
Navy Officer of the Republic of India (1976–2016); Commander-in-Chief of Southern Naval Command and Eastern Naval Command of the Republic of India (2012–2016)
(online)
B.K. Sharma —
Director, United Service Institution of India (USI)
Front row participant:
Sakiko Hataya —
Research Fellow, Ocean Policy Research Institute, Sasakawa Peace Foundation
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
この地域の特徴である広大な領土、低い人口密度、厳しい気候条件、大都市への高度な人口集中、限られた交通アクセスの条件での集落の遠隔性に対しては、特別な個別アプローチが必要である。小さな集落では一次医療、予防、相談および診断支援へのアクセスに関する深刻な問題がある。この課題は医療インフラを構築するだけでは解決できない。完全なサイクルを持つ本格的な地域医療システムを創設するには、効果的なリソース (財政、人、インフラ) の存在が必要であり、患者数が限定されている地域では現実的ではない。現状を考慮すると地域保健システムのコミュニケーションを強化する必要性が強調され、それはロシア保健省の調整の下、国家プロジェクト「健康保障」の設定目標のより迅速な達成にもつながることになる。目標を達成するためのメカニズムの一つつは、患者の初診からハイテク医療まで高いレベルの医療継続性を提供する地域間医療センターの創設である。医療の質的特性を達成することに加えて、財政資源の合理的な使用が確保されることになる。限られた地域医療制度の資源を有効に活用する方法とは?ロシア極東の領土的特徴を考慮して、ヘルスケアにおける領土計画の効果的なシステムを構築する方法とは?地域医療に人材をどう集めるのか?専門家の資格と人事政策の有効性を改善するためにどのような方針をロシア極東医療に適用すべきか?
Moderator:
Tigran Gevorkyan —
Deputy Director for the Implementation of Federal Projects, N.N. Blokhin National Medical Research Center of Oncology of the Ministry of Health of the Russian Federation
Panellists:
Vladimir Aronchik —
Director of Cooperation Programmes, Development and International Business Division,State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Igor Kobzev —
Governor of Irkutsk Region
Grigoriy Kuranov —
Deputy Presidential Plenipotentiary Envoy to the Far Eastern Federal District of the Russian Federation
Olga Kurilova —
Director of Representative Office, Agency for Strategic Initiatives in the Far Eastern Federal District
グリゴリー スモリャク —
ロシア極東発展省極東地域人材開発、地域社会経済発展局長
Victor Fisenko —
First Deputy Minister of Health of the Russian Federation
Alexander Khasin —
Chairman of the Board of Directors, Centre for Development of Nuclear Medicine of Ulan-Ude
(online)
Anastasia Khudchenko —
Deputy Head of Primorye Territory Administration, Ministry of Health of Primorye Territory
Anna Sharipova —
Managing Director for National Projects, Russian Technologies State Corporation
Olga Eikhler —
Head of the Department of Medical Support for Conversion and Extreme Work and Blood Service, Federal Medical-Biological Agency of the Russian Federation
Front row participants:
Dmitry Morozov —
Director, Veltischev Research and Clinical Institute for Pediatrics of the Pirogov Russian National Research Medical University of the Ministry of Health of the Russian Federation
(online)
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
オリンピックとロシア極東での東京 2020に向けたロシア代表チームの最終調整段階は、極東連邦管区におけるスポーツインフラ開発に弾みをつけた。ロシア極東のスポーツマップを作成するための包括的な作業、新たなスポーツトレーニング センター、スポーツ・観光クラスターのプロジェクトが進行中だ。新たな現実世界において、ロシア極東はスポーツだけでなく他の産業においても、国際協力の新形式の最も重要な中心地になりつつある。こうした要素は極東連邦管区スポーツ開発プログラムでどのように考慮されているのか?最高の成果、市民、学生協同組合など、スポーツのパレット全体のバランスをどのように維持すべきか?ロシア代表チームがロシア極東に新たに拠点を構えるスポーツ分野とは?スポーツクラスターはどこに作られるのか?企業はロシア極東のスポーツ分野の可能性をどのように発展させているのか?
Moderator:
Dmitry Guberniev —
Advisor to the General Director, Rossiya 1 Сhannel; Сommentator, Match TV
Panellists:
Sergey Karyakin —
Russian Chess Player, Chess Grandmaster; Member, Russian Public Chamber
イゴリ レヴィチン —
ロシア連邦大統領補佐官
Oleg Matytsin —
Minister of Sport of the Russian Federation
Svetlana Orlova —
Auditor of Accounts Chamber of the Russian Federation
Dmitry Pristanskov —
State Secretary – Vice President for Relations with Authorities and Administration, Norilsk Nickel
Dmitry Chernyshenko —
Deputy Prime Minister of the Russian Federation
Sergey Shishkarev —
Chairman of the Board of Directors, Delo Group of Companies
Front row participants:
ゲオルギー ブリューソフ —
「ロスコングレス」基金副総裁
Boris Korobets —
Acting Rector, Far Eastern Federal University (FEFU)
Aleksandra Lebedeva —
Deputy Chairman of the Government of the Kamchatka Territory
イリーナ オリホフスカヤ —
Chief Officer for Seaport and Railway Projects, UMMC
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
今年展開した複雑な地政学的状況は、さまざまな統合協会の創設・発展に深刻な障害をもたらした。ユーラシア共通の経済空間も例にもれず、その形成過程に制裁政策の影響を大きく受けた。大ユーラシアに共通の経済空間を作る上での主な問題と展望とは?大ユーラシア・パートナーシップ参加者開発戦略において、補完性と相乗効果を達成することは可能なのか?「統合の統合」の原則に基づく大ユーラシア・パートナーシップの形成は予見可能な将来に見通しがあるのか?
Moderator:
Mikhail Petrov —
Deputy General Director, Russian News Agency TASS
Panellists:
Kirill Barsky —
Acting Head of the Department of Diplomacy, Moscow State Institute of International Relations
Alexander Vedyakhin —
First Deputy Chairman of the Executive Board, Sberbank
Dmitry Volvach —
Deputy Minister of Economic Development of the Russian Federation
(online)
Valentin Makarov —
President, RUSSOFT Association
Maxim Protasov —
Head, Russian Quality System (Roskachestvo)
(online)
Andrey Slepnev —
Member of the Board, Minister in Charge of Trade, Eurasian Economic Commission
Alexander Shokhin —
President, Russian Union of Industrialists and Entrepreneurs
人々のための新たな生活の質の形成
ロシア連邦に対する制裁圧力、ロシア北西地域から極東地域への商品輸送物流ルートの方向転換を行う文脈において、ロシア極東を通過する輸送ルートに最新の情報技術を使用することが新たに重要性を帯びてきている。スマート契約・EDIを含む電子文書管理導入、自動化されたソリューションによる船舶積載能力の増加、港湾・一時保管倉庫での情報技術の使用により、近い将来にロシア極東のターミナルの物流力が大幅に向上し、同地域の輸送網を拡大するための環境が整備されることになる。ロシア極東を通過する複合一貫輸送のために現在すでに積極的に利用されているデジタルソリューションとは?ロシアで適用できる交通機関デジタル化における国際的な慣行とは?ロシアには必要な IT リソースが存在するのか?政府の規制当局によるデジタル空間への移行に対する障壁はあるのか?輸送・デジタル変革の観点から、政府戦略の実施を加速する必要はあるのか?
Moderator:
Kirill Tokarev —
Editor-in-Chief, Anchor, RBC
Panellists:
Yerkozha Akylbek —
Chairman of the Board of Directors, Udokan Copper
Vladimir Ivin —
Deputy Head, Federal Customs Service of the Russian Federation
Arkady Korostelev —
President, Chairman of the Management Board, FESCO
Le Truong Son —
President, Vietnam Businessmen's
Association
Aleksey Shilo —
Deputy Managing Director, Head, Centre for Corporate Transport Services (CFTO), Russian Railways
Front row participant:
Igor Milashevsky —
Chief Executive Officer, GLONASS
人々のための新たな生活の質の形成
Moderator:
Ivan Pechorin —
Managing Director, Far East and Arctic Development Corporation
Panellists:
アナトリー ボブラコフ —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Oleg Bocharov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
マクシム ソコロフ —
Chief Executive Officer, GTLK
Karin Kneissl —
Federal Minister for Europe and International Affairs of the Republic of Austria (2017–2019)
Konstantin Sukhorebrik —
General Director, Aurora Airlines
Alexey Tsydenov —
Head of the Republic of Buryatia
Igor Chalik —
Deputy Minister of Transport of the Russian Federation
Andrey Chikhanchin —
First Deputy Chief Executive Officer for Commerce and Finance, Aeroflot
Front row participants:
Fedor Borisov —
Chief Expert, Institute of Transport Economics and Transport Policy, National Research University Higher School of Economics
Anton Eremin —
Deputy General Director, Siberia Airlines (S7 Airlines)
(online)
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Vyacheslav Loginov —
First Deputy Chairman of the Committee on the Development of the Far East and the Arctic, State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア気象庁とロシア科学アカデミー研究所の最新の報告及びロシア気象庁のロシア領土への気候変動の影響に関する第 3 次評価報告書に示された予測によると、ロシアが地球温暖化を2~2.5 度のレベルで食い止めることが非常に重要な意味を持つという。この場合、適当な方策を取ることで、負の結果を食い止められる可能性があるという。同様の結論は2021年から2022年に発表された気候変動に関する政府間パネル第 6 回評価報告書にも含まれている。 4~5℃の地球温暖化により、ロシアひいては世界全体が厳しい気候条件に直面することになる。そのようなシナリオを排除するために、2021 年末にはロシア、中国、インドを含むすべての主要国が2060年から2070年までに温室効果ガスの排出と陸上生態系による吸収のバランスを均衡させる「カーボンニュートラル」目標を達成する用意があると宣言した。長期間の計画達成はG20 諸国で最大の開発途上国を含め、すでに進行中である。分断された世界で地球規模の気候問題を解決するためにどのように国際協力を継続できるのか?温室効果ガスの主要な排出国であるほとんどのロシア企業は、マーケティング戦略をアジア太平洋諸国の市場に向け直している。企業が東方に移動する際に直面する炭素規制に関する課題とチャンスとは?
Moderator:
Aleksey Kokorin —
Climate Change Officer, World Wildlife Fund
Panellists:
Malik Mahmud Al-Haythar —
Chairman of the Advisory Council to the Provincial Government of Ache
(online)
Roman Berdnikov —
First Deputy General Director, Member of the Management Board, RusHydro
Victor Drozdov —
Member of the Board, Polyus
Milena Milich —
Acting Minister of Ecology and Sustainable Development of the Sakhalin Region
Ekaterina Salugina-Sorokovaya —
General Director, International and Comparative Law Research Center
ステパン ソルジェニーツィン —
Chief Executive Officer, SGK; Member of the Board of Directors, SUEK
Yuliya Shabala —
Deputy Director General for Sustainable Development and Corporate Affairs, Udokan Copper
Andrey Sharonov —
Chief Executive Officer, National ESG-Alliance
Mikhail Yulkin —
General Director, CarbonLab
(online)
Mikhail Yurchuk —
Director for Interaction with Federal Authorities, Norilsk Nickel
Front row participants:
Aleksey Kaplun —
Chief Executive Officer, H2 Clean Energy
Ivan Rubanov —
Deputy Head of the Carbon Market and Innovation Projects Department, St. Petersburg International Commodity and Raw Materials Exchange
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
建設業はロシア連邦の経済構造における主要産業の一つであり、経済成長において非常に重要な位置を占める。極東連邦管区の建設複合体が対応する課題は開発促進であり、ロシアの主な指標の平均値を上回っている。他のマクロ地域と同様に、独自の特徴、長所・短所や問題も抱えている。莫大な資源の埋蔵量があるため、一般的な鉱物へのアクセスを組織化する際にも問題が生じる。主要な建材の多くについても、生産能力とニーズの負のバランスが観察される。 建設コストには巨額の物流コストが影響している。建設業界は、エンジニア及び労働者全般の不足に苦しんでいる。一般的な建材へのアクセスを簡素化する方法とは?極東連邦管区の建設産業が全国平均を上回る速度で成長するには、どのような対策が必要なのか?人材問題を解決し、効果的な社員教育システムを構築する方法とは?極東連邦管区の建材産業にはどのようなソリューションが必要なのか?
Moderator:
Maria Sinicic —
Director of the Department for Integrated Development of Territories, Ministry of Construction, Housing and Communal Services of the Russian Federation
Panellists:
Gadzhimagomed Guseynov —
First Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
ヴィクトル エフトゥホフ —
State Secretary – Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Vladimir Koshelev —
First Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation for Construction, Housing and Communal Services
Dmitriy Tetenkin —
Deputy Minister of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
コロナウイルスのパンデミックと制裁体制の強化によって引き起こされた深刻な国際的ショックが観測される状況下で、ロシア・中国の経済協力は着実な成長を示し続けている。2022年1月から7月にかけて、ロシアと中国の間の貿易は前年比の29%増加し、977億ドルに上った。パートナーシップ発展に向けた巨大な機会が開かれるにつれて、ロシア極東と中国の協力活動は前向きな傾向を示すようになってきている。石油・ガス産業、農業、インフラ建設分野、国境を越えた建設作業で本格的な共同作業が展開され、両国をつなぐインフラ施設は加速的なペースで進歩している。現状ではロシア・中国の業界団体は、ロシア・中国間貿易及び経済協力のニーズに応えるためのオープンなプラットフォームとして再び重要な役割を果たし、新たな経済関係を形成するプロセスを正しい方向に導き、国家・地域レベルでのロシアと中国の行政・ビジネスの対話を可能としている。同時に市場から真のニーズを求める声を聞き、最適なソリューションをできるだけ早く探し始めることも重要である。新たな経済秩序の状況下で、ロシア・中国間貿易と経済協力は前例のない課題に直面しているが、歴史的な友情と深化した相互信頼に基づいたその見通しは依然として開けている。この協力活動で重要な役割を果たしているのが、今年で 65 周年を迎える露中友好協会である。2024 年までに貿易売上高を2000億ドルに増やし、両国間の質の高い協力プロセスを促進するという目標を達成するために、中央当局、地方行政、企業、業界団体はどのように自らの価値を証明し、相互に有益な協力と共同開発を促進すべきなのか?新たな物流チャンスを前に、ロシア極東の投資環境及びビジネス条件をどのように改善すべきなのか?農業分野での協力を強化し、戦略的な観点から我が国の食料安全保障を確保する方法とは?貿易・経済協力と投資活動が直面するボトルネックとは?
Moderators:
Zhou Liqun —
Chairman, Union of Chinese Entrepreneurs in Russia
(online)
Sergey Sanakoev —
Deputy Chairman, Russian-Chinese Friendship Society; Deputy Chairman,
The Russian Part of the Business Council of the Far East of the Russian Federation and the North-East of the People's Republic of China; Member of the Russian International Affairs Council (RIAC)
Panellists:
オレグ ベロゼロフ —
Chief Executive Officer – Chairman of the Executive Board, Russian Railways
Sun Guoqiang —
President, Zhongding United Dairy Farming Co. Ltd.
(online)
Alexey Dakhnovskiy —
Trade Representative of the Russian Federation in the People's Republic of China
(online)
Wang Ruibing —
Chairman of the Board of Directors, SPIC Fund Management Company
(online)
Eugeny Markin —
Executive Director, Russian-Chinese Business Council
Vasily Orlov —
Governor of Amur Region
Valeriya Repkova —
Vice President, Region Group of Companies; General Director, Project Initiatives Development Agency
Zhao Xiaojia —
General Director, KitayStroy
Zhang Hanhui —
Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the People's Republic of China to the Russian Federation
(online)
ニコライ ハリトノフ —
Chairman of the Committee on the Development of the Far East and the Arctic, State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
Wang Jun —
General Representative, Sinopec Russia and Central Asia
Ji Chunqin —
Deputy General Manager, Zhongchengtong International Investment
Front row participant:
Pavel Kalmychek —
Director for Bilateral Cooperation Development Department, Ministry of Economic Development of the Russian Federation
金融市場: 信頼が失われた中で、何が価格を維持してくれるのか?
ロシア連邦の諸地域は、連邦政府の措置に従い、社会経済状況を安定させるために地域の危機対策の大規模なパッケージを採用した。現在、各地域の危機対策ポートフォリオは予算の可能性、経済分野の専門化(基本的なセクターに対する制裁の影響のレベルを含む)、およびその他の特徴によって異なっている。危機対策の中には (連邦および地域の両方で) 普及しているものもあれば、名目上のみ存在しているものもある。しかし、多くの対策は短期的なものとして理解されている。また地域経済に対する制裁の結果の影響の深さと地域予算の安定性は、現在ほとんどが補助金を受けているロシア極東の対象では異なってくる。したがって、必要なのは中期的な危機対策となる。連邦・地域支援策は、極東の人々の経済と予算の安定にどのような影響を与えたのか?最も人気があり効果的であることが判明した対策とは?経済への支援措置の「浸透」に関して、リスク回避作業の枠組みの中で戦略的優先事項を維持することは可能なのか?中期的な制裁の影響から生じる地域予算システムのリスクとは?地域予算システムを安定させるために連邦レベルでとられたどのような措置が最も効果的だったのか??制裁の影響を考慮して、中期的にどのような措置を講じるべきか?
Moderator:
Natalya Trunova —
Auditor, Accounts Chamber of the Russian Federation
Panellists:
Sardana Avksentieva —
Deputy Head of the Faction, "New People" Political Party
Anton Basansky —
Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Leonid Gornin —
First Deputy Finance Minister of the Russian Federation
(online)
Natalya Zubarevich —
Professor of the Department of Economic and Social Geography of Russia, Faculty of Geography, Lomonosov Moscow State University
(online)
Vladimir Klimanov —
Director, Institute for Public Finance Reform (IPFR); Head of the Regional Policy Center, Russian Presidential Academy of National Economy and Public Administration (RANEPA)
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Front row participants:
Alexander Bardunaev —
Chairman of the Committee on Budget, Taxes and Finance, People's Khural of the Republic of Buryatia
Evgeniy Chekin —
Chairman of the Government of of Kamchatka Territory
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
人的資本の開発はロシア極東の社会経済的発展を確保するための主要な条件の一つである。地域の人的資本の量と質に影響を与えることが肝要となる。人口動態・移動プロセスとリスクの管理は、ロシア極東の急速な社会経済的発展を可能とする環境をつくり出す。内的・外的要因の影響下で、労働市場は新たな課題に直面しており、起業家のスキル開発を含む人材雇用に追加の要件を課している。人的資本を維持し、領土に引き付ける方法とは?極東地域の人口動態の傾向、またそれが人口数の安定と地域開発環境をつくり出すことへ与える影響とは?卒業直後の若い専門家の雇用と定着を確実にする方法とは?ロシア極東住民のスキルアップを確実にする方法とは?労働市場の変化と変革に対して、国家はどのような迅速な対応をとるべきなのか?ロシア極東・北極圏で人口動態の改善や管理職誘致に成功した例はあるのか?
Moderator:
Oksana Kosachenko —
President, Sistema Charitable Foundation
Panellists:
Olga Batalina —
First Deputy Minister of Labor and Social Protection of the Russian Federation
Evgeny Grigoriev —
Head of Yakutsk Urban Distrikt
Olga Dergunova —
Deputy President and Chairman of the Management Board, VTB Bank
Mihail Krivopal —
Vice-Rector for Additional Education, Far Eastern Federal University (FEFU)
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Front row participants:
Ivan Abramov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Roman Baskin —
Director, Corporate University of Russian Railways
Alexander Fedyakov —
Director, "School 21"
Yulia Khanzhina —
Deputy Director of the Direction "Young Professionals", Agency for Strategic Initiatives
Pyotr Chekordun —
Director, Fund for Assistance to the Development of the North of the Republic of Sakha (Yakutia)
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
世界の政治舞台における国家間の地政学的緊張の高まりは、北極地域の位置づけを変化させることにつながる。グローバル競争の中で、各国はさまざまな地理・経済領域での存在感を高めることに焦点を当てた包括的なセキュリティ戦略の実施を試みている。主要国は地域間協力の枠組みの中で、国家間の関係をより緊密にする試みを行っている。経済などの分野での協力、一定のルールに基づく国際秩序の維持、潜在的なライバルの抑止、貿易関係の発展、ロジスティクス、環境福祉の確保、リスク管理などの分野で協力的なアプローチを開発することに重点が置かれている。インドにとっての北極圏は、研究・資源政策の機会が開かれている地域である。この地域におけるインドの関心は多くの課題を提起すると同時に新たな経済世界における国際レベルでの議論の機会を提供する。北極圏での協力の見通しは?北極圏から遠く離れているために北極に直接アクセスできない個々の国家にはどのような新しい機会が開かれているのか?
Moderator:
Maxim Filimonov —
Vice President for Government Relations, "Delo" Group of Companies
Panellists:
Datla Bala Venkatesh Varma —
Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Republic of India to the Russian Federation (2018–2021)
(online)
Alexey Zakharov —
Research Fellow, Institute of Oriental Studies of the Russian Academy of Sciences
(online)
Nikolay Korchunov —
Ambassador-at-Large of the Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation; Chair of the Senior Arctic Officials, Arctic Council
(online)
Anastasia Likhacheva —
Dean of the Faculty of World Economy and World Politics, National Research University Higher School of Economics
Artem Lukin —
Associate Professor of the Department of International Relations, Far Eastern Federal University (FEFU)
Alexander Makarov —
Director, Arctic and Antarctic
Research Institute
(online)
K.M. Seethi —
Professor, School of International Relations and Politics, Mahatma Gandhi University
(online)
Satish Soni —
Navy Officer of the Republic of India (1976–2016); Commander-in-Chief of Southern Naval Command and Eastern Naval Command of the Republic of India (2012–2016)
(online)
B.K. Sharma —
Director, United Service Institution of India (USI)
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
年齢とは何か?外見、社会的地位、人生で出した成果に基づくものなのか?WHOによると、1955年の世界の平均寿命はわずか48歳であったとのことだった。1995年には同指標は65歳まで上昇している。ロシアもまた、2030年までには平均寿命指標である78歳に到達しなければならない。今日、「年齢」という概念は幻となって久しい。20歳の大企業のCEO、15歳のインフルエンサーなどといった人々が現れる一方。60歳で新たな専門職スキルを習得する人々もいる。医学、バイオプロテーゼ、美容、形成外科は急速な発展を遂げている。健康的なライフスタイルの人気はますます勢いを増している。社会的年齢を決定する主要な出来事は、20年前とはまったく異なった形で、生涯にわたってその人の人生に分布しているのが現状である。しかしながら、私たちの意識にしつこく根付いた年齢に対する固定観念もまた未だに存在する。「年齢制限」はどの程度変わったのか?一連の変化は私たちが外見を改善する方法を学んだことで起こったものであり、それは人々が外見年齢と同じように自分の若さを感じる時代が訪れたということを意味するのだろうか?社会の変化は健康全般、特に予防医学にますます注意が向けられるようになった要因なのだろうか?大企業はこの変化をどのように奨励しているのか (化粧品を含め)、またこれに関連してどのような落とし穴が生じ得るのか?国家レベルでその落とし穴を無くすことは可能なのか?臨床医学の観点から見るボディ・ポジティブの流行を脅かすリスクとは?
Panellists:
Julia Bordovskikh —
Health Coach; Brand Creator, Vitamin L
(online)
Dina Gayzatullina —
Deputy General Director for Government Relations, Innotech Group of Companies
Zalina Gurieva —
Founder, Bionika Preventive Medicine Clinic
Hovhannes Davidyan —
Founder, General Director, Avicenna
Ruslan Dreval —
Research Supervisor, Expert Healthcare (North-West, Siberia, and the Far East); Expert, Social Policy Committee of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Elena Istyagina-Eliseeva —
Director, State Museum of Sport; Deputy Chairman of the Commission on Physical Culture and Promotion of a Healthy Lifestyle, Public Chamber of the Russian Federation; Research Supervisor, Institute of Sports Management and Law, National Research University Higher School of Economics
(online)
Ekaterina Odintsova —
TV Presenter, Blogger
(online)
Front row participant:
Alexandra Mukhotina —
General Director, Medicine. Obstetrics. Gynaecology; Chief Physician, Primavera Centre for Endocrine Health and Reproduction;
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ブロガーの活動に対する現代社会の注目は日々高まりつつある。ブログコミュニティの新たなリーダーシップのカーストであるインフルエンサーの存在は特に際立ったものがある。彼らはブログ活動を行うことで「人間ブランド」と化し、オピニオンリーダーに急速に拡大し、「コンテンツファクトリー」全体を運営し、従来のメディアとの競争にも負けていない。彼らの消費者行動への影響はすでに明らかであり、次のステップは信念、価値体系、政治的見解への影響となる。しかし2022 年には、企業はマイクロインフルエンサー、つまり大物セレブよりも忠実でエンゲージメント率が高い「ニッチブロガー」に頼っている。視聴者の注目を集めるためのメディア競争に勝ち、ビジネスを成功の頂点に導くのは誰なのか?
Moderator:
Dmitry Beskromny —
Founder, bQ Group; Project Manager, Russia – the Country of Opportunities
Panellists:
Bogdan Bulychev —
Traveler; Blogger
Yulia Dubinina —
Mentor, TopBLOG project
Alexey Zhirukhin —
Blogger, Traveler, Ambassador of the Arctic
Vovan and Lexus —
Prankers
Lyubov Malyarevskaya —
Director General, Russian Mediagroup
Front row participant:
Julia Poletaeva —
Director of Government and Partner Relations, ANO Dialog
寛容性に代わる愛国心
「ムラヴィヨフ=アムールスキー 2030」プログラムとは、ロシア極東地域の士官候補生を50名を対象として行われる1年間の教育プログラムであり、翌年からの2年間の公務員として働く機会を提供する。ロシア極東及び北極圏で公務員になるということの特別さは数字が裏付けており、カリーニングラードからカムチャッカまで2270人以上の候補者が45名の枠をめぐって競争を繰り広げる。最終選考者が決定されたのは2022年5月であり、50名の才能ある若き専門家やリーダーたちを対象として、「スコルコボ」モスクワビジネススクール、ロシア極東連邦総合大学及びランヒグス大学が共同して考案した年間教育プログラムがスタートした。教育プログラムはロシア極東地域における8つのモジュール、二つのオンライン授業モジュール、ロシア極東の首長の下でのインターンシップ、ロシア連邦大臣や一流の専門家との交流モジュールから構成されている。教育プログラムの一環として、ロシア連邦政府・地域政府と共にロシア極東開発を目指す次の7 つのプロジェクト―ロシア極東都市部における社会・経済状況改善戦略、流動性を確保するツールとしての小型航空機開発策、北極海航路のロシア統一物流システムへの組み入れ、ロシア極東国境隣接地帯の普遍モデル開発、ロシアの「東方への転向」文脈におけるロシア極東の大学の変容、新たな社会・経済状況におけるロシア極東産業政策、ロシア極東地域における観光開発が考案中である。50名の最終選考者たちは、将来ロシア極東地域の公務員としての使命を果たすべく2 年間の労働契約を結んでいる。発表される初期成果としてどのようなものが期待できるのか?プロジェクト・アプローチの目的とは?最終候補者たちは新世代を担う公務員となるのか?「ロシア極東行政特殊部隊」の教育内容の特徴とは?雇用・メンタープログラムはどのようなイノベーションをもたらすのか
Moderator:
Andrey Volkov —
Academic Policy Advisor, Moscow School of Management SKOLKOVO
Panellists:
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
Vladimir Panov —
Special Representative for the Development of the Arctic, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Alexey Tsydenov —
Head of the Republic of Buryatia
アレクセイ チェクンコフ —
Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Andrey Sharonov —
Chief Executive Officer, National ESG-Alliance
Front row participants:
Alexander Gudoshnikov —
Cadet of Program Muraviev-Amurski 2030, Social Initiatives Development Fund
Viktoria Karmanova —
Cadet of Program Muraviev-Amurski 2030, Social Initiatives Development Fund
Daria Kiryanova —
Deputy General Director for Economic Development, Far East and Arctic Development Corporation; Head of the Project Office, Muravyov-Amursky 2030
Mihail Krivopal —
Vice-Rector for Additional Education, Far Eastern Federal University (FEFU)
Vladimir Lushchinskiy —
Cadet of Program Muraviev-Amurski 2030, Social Initiatives Development Fund
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
公的、文化的、慈善事業に対する国や大企業の関心の高まりは、資金の増加、地域の拡大、特定の受益者への支援の質の大幅な向上として反映されている。同時に大衆意識の中で、NPOのリーダーは依然として変わり者として認識されることが多く、彼らのプロジェクトへの参加はまだ日常生活の重要な要素にはなっていない。社会的責任を負うビジネス、非営利団体及びメディア所有者のパートナーシップは、プレゼンスの領域で新しいレベルの生活の質を提供し、産業セクター活動に対する国民の信頼の成長に大きな影響を与えることが可能である。それにより、ロシア極東における生活の質向上関連プログラムへの市民の関与も拡大していくのである。ビジネスとメディアは NGO が存在感を増すようにどのように支援すべきなのか?またNGO はビジネスやメディアがより良い成果を達成するためにどのようにサポートすべきなのか?ソーシャルプロジェクトへの参加が各地域のすべての経済活動参加者たちの間で当たり前のことになるようにするために講じるべき措置とは?慈善団体やその他の非営利団体に対する国民の信頼をどのように高められるのか?そのためにメディアやビジネスに何ができるのか?ビジネス、メディア、NGO の間の包括的パートナーシップ実践を持続可能なものにする方法とは?
Moderator:
Anton Dolgov —
Executive Director, Presidential Grants Foundation
Panellists:
Natalya Gonchar —
Head of Corporate Relations Department, Sakhalin Energy
Sergey Dmitrienko —
First Deputy Head of the City of Vladivostok
Maria Zalunina —
Head of CSR, National Media Group
(online)
Marina Zubova —
President, Founder, Gulfstream Charitable Foundation
Ruslan Novikov —
General Director, Argumenty I Facty
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Angelica Sulhaeva —
Deputy General Director, Komsomolskaya Pravda Media Group
Front row participant:
Natalya Makarova —
Director, Fund of Development of Zabaikalsky Kray
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア国家は歴史的に責任を負い、ロシア連邦北部、シベリア、ロシア極東の先住民族の本来の居住地、伝統的な生活様式、精神的遺産の保護を保障している。文化的発展・社会的支援、および先住民のマイノリティグループの生活支援システム強化のために数々の複合措置が採択されている。その結果、わが国の先住民族は世界の多くの地域とは異なり、その人口数、定住システム、自治、ライフスタイル、文化、言語、土地とのつながりを保持している。同時に、世界のグローバリゼーション、経済成長、そしてそれに伴う社会関係システムの変化という文脈において、先住民族は新たな課題と脅威に直面している。主要課題となっているのは、自律型生活支援システムを強化するための経済的可能性の拡大である。この問題を解決するには、先住民族の伝統的な経済活動を行う環境の近代化、同分野での彼らの起業家イニシアチブのサポート、クリエイティブ経済セクターの開発への参加を呼び掛けることが必要となる。クリエイティブ産業、手工芸品、観光、エスニックブランド、地域マーケティングは、輸出可能性及び国内市場で需要がある先住民族の伝統的な知識、精神的遺産、伝統工芸品の独占的製品利用にますます結びつきを強めている。先住民族の伝統的な経済活動が、ロシア連邦北部・東部のアクセル困難地域の社会経済的発展にどのような意味を持つのか?ロシア連邦北部、シベリア、ロシア極東の先住民族の伝統的な経済活動に対する国家支援措置をどのように改善できるのか?自給自足経済の民族部門としてだけでなく、トナカイ放牧の保護・開発に関する現在直面する問題とは?企業と下層土利用者による社会的責任投資 (ESG) により、環境基準の維持、先住民族の生息地と伝統的な経済活動の保護、先住民族との産業協力をどのように目指すことができるのか?
Moderator:
Maxim Dankin —
Deputy Director for Regional Development, Information and Analytical Center of the State Commission for Arctic Development
Panellists:
Igor Barinov —
Head, Russian Federal Agency for Ethnic Affairs
Ildar Gilmutdinov —
First Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Issues of Nationalities
Andrey Grachev —
Vice President for Federal and Regional Programs, Norilsk Nickel
Grigory Ledkov —
Member of the Committee on Federal Structure, Regional Policy, Local Government and Northern Affairs of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Magomedsalam Magomedov —
Deputy Chief of the Executive Office of the President of the Russian Federation
Front row participants:
Khasan Likhov —
Deputy Head, Federal Agency for Fisheries (Rosrybolovstvo)
Irina Makanova —
Director of the Department of State Policy and Regulation in the Development of Specially Protected Natural Areas, Ministry of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
Anna Otke —
President, Regional Public Organization "Association of Indigenous Peoples of Chukotka"; Vice President for Government Relations, Association of Indigenous Peoples of the North, Siberia and the Far East
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
クリル諸島は火山起源の大小 56 の島々からなる列島である。クリル諸島はサハリン地域の一部であり、北南にかけてカムチャツカからサハリンまで広がっている。千島列島は、まず第一にその性質に興味深いものがある。火山 (その多くは活動中である)、噴気場、色鮮やかな岩石、湖、温泉、多様な景観、国立公園の数々はアウトドア愛好家にとっては真の楽園である。この領土の可能性を最大限に引き出すには、クリル諸島を対象とする投資活動が増加する必要がある。そのために、同名の独自の優遇制度が2022 年に開始された。現在、クリル諸島の投資家は前例のない税制上の優遇措置、保険料の削減、行政上の優遇措置を享受している。優遇制度開始の初期結果は何か?クリル諸島への投資の魅力を高めるために解決しなければならない問題とは?潜在的な投資家に対する優遇措置の独自条件作成に向けてするべきことは何か?またどこで投資家を見つけられるのか?マーケティングが必要なのか、それとも方策は十分なのか?
Moderator:
Alexey Karakhan —
Traveler
Panellists:
Vasily Grudev —
Minister of Investment Policy, Government of the Sakhalin Oblast
Nikolay Zapryagaev —
General Director, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Elena Lysenkova —
Deputy Head, Federal Agency for Tourism (Rosturizm)
Elena Martynova —
Deputy Head,The Federal Service for State Registration, Cadastre and Cartography (Rosreestr)
Aleksandr Tertychnyy —
General Director, Anterra
Front row participants:
Bogdan Bulychev —
Traveler; Blogger
Alexey Zhirukhin —
Blogger, Traveler, Ambassador of the Arctic
Konstantin Korobkov —
Chief Executive Officer, "Yuzhno-Kyrilsky Fish Factory" LTD (YKRK)
Irina Rudyka —
Creative producer, VK; Author of the Project "Surfing. Movie. Kuriles"
寛容性に代わる愛国心
現代世界は急速な変化の一途を辿っている。ロシア社会の未来、生産力、科学・文化、そして国家の基本制度を形作る上で活躍する人物が教師である。教育及び経験の伝達を通じて、教師は個人の価値観、態度、社会的および道徳的基準の形成に貢献する。極東連邦管区の学校では教員不足が深刻化しており、教員の負担が長期的に増加する傾向が続いており、校舎の「老朽化」の問題も依然として深刻なままである。数学、化学、生物学、物理学、コンピューターサイエンスの十分な知識を求めるエンジニアテクノロジー教育を受けた専門家がロシア極東経済で求められている一方、統一国家試験の実施結果データによると、これらの科目の受験者数の減少また科目の取得点数の低下が見られるという。教師の専門的役割の要件はどのように変化しているのか?新たな技能を習得するための職員の大規模な再研修だけではなく、支援ネットワーキング、リーダーシッププロジェクト、イノベーション、および教師のイニシアチブに対する効果的な支援策を構築するには何をすべきか?受験者が教育学に関心を寄せるようにするためには何をすべきか?社会的幸福と教師の地位を向上させる方法とは?
Moderator:
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Panellists:
Yaroslav Artyukhin —
Regional Director of the Teacher for Russia Program, New Teacher Foundation
Sergey Dmitrienko —
First Deputy Head of the City of Vladivostok
Sergey Ivanchenko —
Rector, Pacific National University
Pavel Kuzmin —
Rector, Academy of the Ministry of Education of Russia
Anatoly Nikolaev —
Rector, Ammosov North-Eastern Federal University
Dmitry Smith —
President, Russian eSports Federation (ReSF Russia)
Elvira Shamonova —
Deputy Chairman of the Government of the Primorsky Territory - Minister of Education of the Primorsky Territory
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア・アジア諸国の交流が大幅に拡大したことで、東方諸国との効率的な連携、質の高い分析・調査を行い、地域の伝統を理解しつつ政治的リスクを理解できる人材に対する需要が急速に高まっている。東洋語の研究のみに基づいて自己複製に閉じられた専門家の訓練はもはや国益と関連するニーズを満たしておらず、専門家の評価のプロ意識の欠如は将来的に人々の不正確な行動を導く可能性がある。ロシアの教育は、経済学や起業活動から法律やマスメディア、文化的・宗教的伝統から現代のエリート研究や環境アジェンダ研究、そして移住プロセスからアジアの科学的および技術的発展に至るさまざまな分野でアジア・アフリカの国々と交流・協力できる新世代の人材を訓練するという課題に直面している。これには東洋研究者、アジアおよびアフリカの専門家のための包括的なトレーニングプログラムが要となり、その中には教師の再研修を含む、中等教育、高等教育、大学院のすべてのレベルの教育が含まれる。これは地域アジェンダにも影響を与えることになる。例を挙げると、二国間および多国間の両方の形式で経済協力などをしているロシア地域にふさわしい新たな人材育成などである。東洋研究プログラムの卒業生は時代に沿ったどのようなスキルを身につけるべきなのか?そして、どのような新しいプログラムを教育プログラムに導入する必要があるのか?アジア・アフリカの国々との協力活動を担う人材の包括的なトレーニングプログラムをどのように開発し、実施するべきか?どの地域に人材教育センターを設置し、どのように職員を確保すべきなのか?実践志向のトレーニングとロシアの東洋研究の学問的伝統をどのように組み合わせるべきなのか?
Moderators:
Liudmila Veselova —
Associate Professor, National Research University Higher School of Economics
Mihail Krivopal —
Vice-Rector for Additional Education, Far Eastern Federal University (FEFU)
Panellists:
Sergey Ivanchenko —
Rector, Pacific National University
Boris Korobets —
Acting Rector, Far Eastern Federal University (FEFU)
Alexey Maslov —
Director, Institute of Asian and African Studies, Lomonosov Moscow State University
Oleg Remyga —
Head of the "China" direction, Moscow School of Management SKOLKOVO
Front row participants:
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Nyurgun Maksimov —
Vice Rector for International Cooperation, M.K. Ammosov North-Eastern Federal University