新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
「3頭のクジラ」が背中で地球を支えているという考えは、現代世界ではとても素朴に思える一方で、誰もが聞いたことがあるものだ。それはすでにイディオムとなって久しく、揺るぎない不滅のサポートの象徴となっているほどに人々に親しみやすさを感じさせるものだ。しかし、地球は本当は何の上に存在するのだろうか?日常生活の経験から、人は物を「何もない」空間に置くことができないことを知っている。つまり、地球も何らかの柱の上に支えられて位置しているはずだ。しかし、この後すぐに別の疑問が生じることになる。この柱というものはいったいどのようなものなのか。地球が虚空にぶら下がることは不可能である。人々はそう考え、次々と柱となるものを発明せざるを得なくなった。その結果、宇宙を支える柱群ができあがったのである。手始めに科学から見て行こう。科学の目標と目的とは?目標に関しては簡単であり、それは世界の知識・体系化、人々の生活を保証する新たなテクノロジーを創り出すことである。次に自然を見ていくのだが、ここでは自然が科学というものを認識しているかどうかとう疑問が生じて来る。数字の「2」でさえ、自然界が「知っている」とは言い難い。自然界には 2 つの同一のオブジェクトは存在しない一方で、数学的なクローニング原理無しで、各枝葉が個別に形成されていく分岐ツリーのように様々な自然現象が起こっていく。多くの異なる自然現象は単一化した後にまた分離していき、そのプロセスは唯一無二の軌跡を刻み、世界のあちこちに独特のオブジェクトを残している。最後に人間の例を見よう。人間は無限の宇宙である。限りなく大きく、限りなく小さい存在だ。これらの「3頭のクジラ」は「一人で」泳ぐことができるのか?人間、自然、科学が失われないために、何をする必要があるのか?私たちが他に見つけなければならない地球を支える柱とは何なのか?
Moderator:
マクシム サフォノフ —
副社長、ロシアの科学学校;教授、国立経済と国民政府(RANEPA)大学
Panellists:
Vladimir Klimanov —
Director, Institute for Public Finance Reform (IPFR); Head of the Regional Policy Center, Russian Presidential Academy of National Economy and Public Administration (RANEPA)
Alexey Maslov —
Director, Institute of Asian and African Studies, Lomonosov Moscow State University
Ruslan Novikov —
General Director, Argumenty I Facty
Maxim Protasov —
Head, Russian Quality System (Roskachestvo)
(online)
ヴャチェスラフ フェチソフ —
ソ連・ロシアのホッケー選手、国家活動家、ソ連功労スポーツ・マスター、ロシア功労トレーナー、ロシア連邦国家一等補佐官
Front row participants:
Aleksandr Lila —
Director, V.A. Nasonova Research Institute of Rheumatology
Oleg Remyga —
Head of the "China" direction, Moscow School of Management SKOLKOVO
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
現在ロシア極東エネルギーシステム(Energy Systems of the East)には競争関係や市場価格などが存在しない。その要因となっているのは、価格体系の徹底した規制、ロシア極東電力業界が隔離されてしまっていることである。その一方でロシア東部地方における産業クラスターの形成、輸送力強化の必要性は高まり続けており、ロシア鉄道の東部地域の完全な電化への移行がますます求められるようになっている。それには電力産業への追加投資、発電力上昇、電力網インフラ、システム間の電気ネットワーク改善が必要であり、ロシア極東の電力産業に市場メカニズムを導入するという課題はこれまで以上に深刻なものとなっているのである。卸売市場の新たな価格帯が作成され、ロシア極東の電力業界に市場メカニズムが導入されるのはいつになるのか?そのためには技術的・規制的な側面からどのような変更が求められるのか?そのような変革から期待できる結果、予想される電気料金への影響とは?ロシア極東の分散型エネルギー供給ゾーンを近代化するために何をすべきなのか?
Moderator:
Elena Likhomanova —
Anchor, Izvestia and REN TV channel
Panellists:
Maksim Bystrov —
Chairman of the Board, NP Market Council
Vitaly Korolev —
Deputy Head, Federal Antimonopoly Service of the Russian Federation
Fedor Opadchiy —
Chairman of the Board, System Operator of the United Power System
Andrey Ryumin —
General Director, Chairman of the Management Board, Rosseti
ステパン ソルジェニーツィン —
Chief Executive Officer, SGK; Member of the Board of Directors, SUEK
Viktor Khmarin —
Chairman of the Management Board, General Director, RusHydro
Nikolay Shulginov —
Minister of Energy of the Russian Federation
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
過去 6 か月間で、ロシアの IT 業界は劇的な変化を遂げた。企業はビジネスモデルを変更し、新しい状況に適応する必要に迫られた。欧米企業がロシアから撤退したことで、ロシアのITソリューションの国内プロモーション及び輸出可能性の実現の両方で、国内ビジネスに最も幅広い機会がもたらされた。国家のIT ソリューションを置き換えるための国や民間企業による多額の投資は、何十、何百もの新製品・技術が出現する要因となるだろう。すべての企業がこれらの変化に適応できているのだろうか?新たな現実世界の中で形成された国内プロモーションの新しい機会とは?従来ロシア国内市場にITソリューションを提供してきたロシア企業は、海外でビジネスを行う視野を広げる準備ができているのか?アジア太平洋諸国でロシアのITソリューションを促進する機会とは?国家は現在、 IT 企業をどのように支援できるのか?IT ソリューション輸出サポートをどのように組織するのか?アジア太平洋諸国のパートナーとの協力関係を体系的なものとするためにロシアが行う開発作業とは?
Moderator:
エヴェリーナ ザカムスカヤ —
Editor-in-Chief, Doctor Channel; Anchor, Russia 24
Panellists:
Stanislav Kuznetsov —
Deputy Chairman of the Executive Board, Sberbank
Valentin Makarov —
President, RUSSOFT Association
Aleksandr Pavlov —
General Director, Russian Information Technology Development Foundation
Maxim Parshin —
Deputy Minister of Digital Development, Communications and Mass Media of the Russian Federation
Andrey Samokhin —
Chief Executive Officer, VEB.RF Group
Front row participants:
Dina Gayzatullina —
Deputy General Director for Government Relations, Innotech Group of Companies
Alexander Malakhov —
Head of Digital Development, Center for Strategic Research Foundation
(online)
Andrey Sikorsky —
Director of Marketing and Communications, RBC
Konstantin Khromushkin —
Deputy General Director for Innovative Development and Digital Transformation, 1520 Group of Companies
Maksim Chugunov —
General Director, Promobot
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア自動車産業は新たな持続可能なビジネスモデル、パートナー及び国際市場との新たな交流チャネルを探す必要性に直面し、その発展の転換点に再び直面している。 2035 年までのロシア自動車産業の発展に向けた最新の戦略を策定する過程で、ロシア政府、自動車業界の代表者及び市場関係者は主要な課題に対する答えをゼロから探す必要に迫られた。自動車業界はどのような方法で技術的主権を獲得すべきなのか?世界の自動車産業のトレンドを独自に取り入れながら、ロシア自動車産業のリソースと能力だけでロシア自動車市場を支えることは可能なのか?ロシアのブランド車が輸出市場に戻る可能性はあるのか?
Moderator:
Andrey Tomyshev —
Partner, Advanced Manufacturing & Mobility Leader in Strategy and Transactions, B1 Group of Сompanies
Panellists:
Nikolay Sobolev —
Chief Executive Officer, Sollers Auto
Maxim Sokolov —
President, AVTOVAZ
Alexander Turkov —
Managing Director, InfraVEB
Front row participants:
Denis Smirnov —
General Director, MTS AUTO
Eduard Cherkin —
Partner, Yakov & Partners
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシアは 2022 年に「循環型経済」連邦プロジェクトを開始した。同プロジェクト内では、経済において潜在的に有用な資源を最も効率的に使用できるようにするためのセクター別プログラムと立法案を開発されている。世界の他の地域と同様に、新たなパラダイムが経済の線形モデルに取って代わりつつある―消費を制限し、廃棄物の発生を最小限に抑え、二次資源を経済循環に戻すというものである。循環経済システムの主な目的は、廃棄物発生の削減、経済部門における二次原材料の使用原則導入を促進することにある。このように、効果的な廃棄物管理システムの構築は、持続可能な開発目標を達成するための優先措置となるのだ。ロシアにおける循環経済発展のための国家政策の主要な方向性とは?輸入代替プログラムの一環として業界に技術と部品を提供するために必要な措置とは?ロシアで適用できる循環型経済移行に向けた世界における成功例とは?循環型経済の効果的な「シームレス」人材教育システムを作成する方法とは?廃棄物の分別収集システム開発を加速させるためには、どのような国家支援策が必要なのか?市民の意識的な消費活動を促進するシェアリング分野の開発はどの程度効果的なのか?
Moderator:
Kirill Tokarev —
Editor-in-Chief, Anchor, RBC
Panellists:
Stanislav Bogdanov —
Director for Government Relations, X5 Group
Sergey Korolev —
Deputy General Director for Regional Development, Russian Environmental Operator Public Law Company
Ivan Lobanov —
Rector, Plekhanov Russian University of Economics
Yulia Mihaleva —
Deputy Director, Russian Quality System (Roskachestvo)
Dmitriy Tetenkin —
Deputy Minister of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
Front row participant:
Elena Parkhomenko —
Deputy Chairman of the Government of the Primorsky Territory
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
2022 年の地政学的危機により、ロシアの石油・ガス市場関係者及び規制当局はバランスの取れた評価を行い、新たな経済環境に適応する必要に迫られている。アジア太平洋諸国への急速な輸出方向転換により、ロシアは予算に対して、今年の最初の6か月のみで2021年年間収入を超える3.3兆ルーブルの石油・ガス追加収益を上げることに成功した。ロシアは2025 年までに世界の石油需要の30%のシェアを占める可能性がある中国及びインドに対して石油輸出を行う国の中では 2 位の地位にいる。ガス大手のガスプロム社とCNPCは東方における市場拡大を続けており、追加で年間100 億㎥のガスをロシア極東ルートで供給する新たな契約を締結し、またモンゴルの「シベリアの力2」プロジェクトに続く「ソユーズ・ボストーク」ガスパイプラインプロジェクトの開発も完了した。その一方で、テクノロジー・技術機器の輸入への依存度が非常に高いために大規模な LNG生産が減速し、液化ガス輸出の発展が阻害されている。これらすべての点が一体となって、国内市場での需要の刺激(ガス化学プロジェクト、ガス化、ミニ LNG および GMT 市場の開発)、市場関係者間の関係の新たなバランス形成を含む制度的枠組みの変化、産業消費者向けの価格規制の予想される拒否反応、為替取引のさらなる発展などを導くことは確かであろう。経済制裁下で今後20年〜30年の間にロシア極東エネルギー資源の可能性を最大限に引き渡す方法とは?2025年までの建設・近代化が予定される大規模・中規模生産施設計画の内容とは?技術制裁は、ガスエンジン開発プロジェクトを停止させることになるのか?LNG 船への燃料補給もまた議論されるべきテーマとなり得るのか?友好国に対してロシアはどのような利益を提供できるのか?
Moderator:
Daria Kozlova —
Advisor to the Chief Executive Officer, Russian Energy Agency (REA) of the Ministry of Energy of Russia
Panellists:
ミハイル カリサロフ —
Chairman of the Management Board, Chief Executive Officer, SIBUR
Vitaly Korolev —
Deputy Head, Federal Antimonopoly Service of the Russian Federation
ヴィターリ マルケロブ —
副取締役会長、取締役、Gazprombank(株式会社)
Oleg Melnikov —
Executive Vice President – Head of the Department of Banking Support for Contracts, Gazprombank
Stanislav Neverov —
General Director, East Arctic Oil and Gas Corporation
Pavel Sorokin —
First Deputy Minister of Energy of the Russian Federation
Front row participant:
Alexey Belik —
Prime Minister of Sakhalin Region
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
航空産業クラスターとしてのロシア極東の発展は、アジア太平洋地域のパートナーとの持続可能なビジネスコミュニケーションを形成する重要な役割を果たすと共に、ロシア極東に存在する企業によるハイテク航空機器製造の多様化を可能とすることになる。企業の中には、ウラン・ウデ航空工場 (ブリヤート共和国) 、アルセーニエフ航空機会社「プログレス」 (沿海地方)、「ガガーリン記念コムソモーリスク・ナ・アムーレ航空機工場」、航空機メーカー「イルクート航空機工場」、「地域航空」(ハバロフスク地域)などがある。ロシア国外の投資家を誘致するために必要な政府の支援策とは?西欧諸国による非生産的な制裁政策が行われている文脈で、企業の既存の生産能力を高めるために講じるべき措置とは?重要な航空部品の新たなサプライヤーを見つけるプロセスを加速化し、以前のビジネスパートナーとの取引停止による損害を相殺することができるのか?現代ロシアにかかる圧力に打ち勝ち、完全な技術的主権を確保するために既存の問題をどう解決できるのか?
Moderator:
Wilhelmina Shavshina —
Partner, Head of International Trade and Customs Practice, B1 Group of Companies
Panellists:
Ivan Abramov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Fedor Borisov —
Chief Expert, Institute of Transport Economics and Transport Policy, National Research University Higher School of Economics
Oleg Bocharov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Nikolay Kushnarev —
Director of the Industrial Policy Department, Eurasian Economic Commission
Konstantin Sukhorebrik —
General Director, Aurora Airlines
Igor Chalik —
Deputy Minister of Transport of the Russian Federation
Front row participants:
Mariya Avilova —
First Deputy Chairman of the Government of the Khabarovsk Krai
Oleg Bogomolov —
Director of Civil Aviation Programs, Ural Works of Civil Aviation
Alexander Dulebenets —
Head of Logistics Department of SSJ, Irkut Corporation
Alexey Kozlov —
Chief Executive Officer, Ulan-Ude Aviation Plant
Denis Nevzorov —
Director of the Department for International Cooperation and Technological Development of the Far East and the Arctic, Ministry of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア極東は採鉱分野で支配的な地位を占めており、ロシア国内の鉱物資源基盤をさらに巨大化させる大きな可能性も秘めている。同地域には6500を超える固体鉱物と炭化水素資源の鉱床が存在する。ロシア極東は、戦略プロジェクト及びイノベーションプロジェクト実施において、政府、下層土資源開発企業及び科学機関の利益を結びつける領域でもある。ロシア極東の鉱物資源複合施設は国家の経済発展に大きく貢献し、国家安全保障の重要な要素としてロシア連邦の原材料主権を確保する上で重要な役割を果たしている。経済制裁圧力の高まり、国内産業のさまざまな分野への特定の種類の製品の供給停止を考慮すると、輸入への高い依存度を減らし、国の原材料主権を達成するためには国家・企業がさらに努力をする必要があることが分かる。戦略的鉱物は新たな資源探査の優先事項になるであろう。ロシアを国際的なサプライチェーンから切り離す試みにより、国内におけるハイテクノロジーを用いた鉱物加工技術及び製品生産法の開発、また地域インフラ整備の加速化の必要性がさらに高まっている。ロシア極東の鉱物資源基地の開発の新たな展望が私たちの目の前に広がろうとしているのだ。変化した外交政策を考慮しつつ、原材料主権をどのように確保すべきか?過剰な管理負担を軽減し、新資源プロジェクトの立ち上げを加速するために、どのように下層土利用に関するライセンス発行を簡素化すべきなのか?地域インフラ開発を加速化するために、不活性物質へのアクセスを簡素化する方法とは?
Moderator:
Oleg Kazanov —
Director, All-Russian Institute of Mineral Resources. N.M. Fedorovsky
Panellists:
Vladimir Verkhovtsev —
General Director, Atomredmetzoloto
セルゲイ ズラブレブ —
Vice President of Government Relations, Polyus
アレクサンドル コズロフ —
Minister of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
Anna Tsivileva —
Chairman of the Board of Directors, Kolmar Group
Vyacheslav Chirkov —
Chief Geologist - Deputy General Director, Surgutneftegaz
Front row participants:
Alexander Popov —
Vice President, Head of the Trans-Baikal Division, OJSC MMC Norilsk Nickel
Igor Semenov —
Executive Director, First Ore Mining Company
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ツーリズムはますます経済発展の原動力として語られるようになってきている。今日の国内・インバウンド観光の発展は、国家政策の戦略的方針の一つであり、包括的な分析に基づく戦略文書の作成が必要とされている。ロシアの観光の可能性を完全に開示(「資本化」)するためには何が必要なのか?地理空間アプローチを備えたマスター プランツールによりどのように現状を変えられるのか?旅行を延期せざるを得なかった近隣諸国からの観光客受け入れに向けて企業はどの程度用意できているのか?同セッションでは、ロシアの大規模な観光マクロ地域であるロシア極東の例を用い、こうした問題について議論し、観光とリゾート地の開発戦略を分析、領土のポテンシャルを判断する方法、投資を呼び込み、快適で安全な観光環境を創設する方法について話し合われる。クルーズ観光発展に必要な支援策とは?観光産業は領土の持続可能な開発と地元住民の生活の質の向上にどのように影響するのか?
Moderator:
アレクサンドル トカチョフ —
Beneficiary, Mantera Group
Panellists:
Sergey Bachin —
General Director, Vasta Discovery
Zarina Doguzova —
Head, Russian Federal Agency for Tourism
アントン ザイツェフ —
Deputy Chairman of the Government of the Sakhalin Region
Dmitry Mednikov —
Managing Director, Russian Media Group
Anton Perin —
Senior Managing Banker of Business Unit, VEB.RF
Vadim Prasov —
Director General, Alliance Hotel Management
Maksim Reshetnikov —
Minister of Economic Development of the Russian Federation
Alexander Svetachev —
Director, Northern Expeditions
Dmitry Chernyshenko —
Deputy Prime Minister of the Russian Federation
Front row participants:
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
Olga Sun-Zhayu —
General Director, Development Corporation of Primorsky Region
Sergey Sukhanov —
General Director, Corporation Tourism.RF
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア極東はさまざまな特徴を持つユニークな地域であり、この地ではあらゆるビジネスを創設できる。その一方で、同地域の開発の方向性は、マクロ地域の地理的位置及び市場構造によってすでに決められている。アジア太平洋地域の国々の市場は、ロシア極東の起業家にとってますます魅力的なものとなっている。しかし輸出ポテンシャルの開発は、衛生検査上の輸送禁止、製品輸送網の壁、適切なターミナル及びインフラの欠如、支払い方法の問題によって制限されているのが現状だ。極東連邦管区ではビジネス全般、特に輸出を妨げる過酷な気候、高品質の道路網の欠如、遠隔物流、一般航空の未開発、人口密度の低さ、サービスの欠如などの要因に加えて、さらにかなりの関税と税負担が追加されている。現在、中小企業の内で製品を輸出している割合はわずか1%であるが、この数字は日本では70%に達し、中国では50%以上に達しているという点を見逃してはいけない。経済成長のためには、競争力の指標として輸出を増やすことが必要となる。ロシア極東地域には多くの有望な輸出プロジェクトが存在する。ロシア政府によりこれまでに同地域で多くのイニシアチブと支援策が実施されている。しかし、対処すべき問題はまだ山積みである。中小企業が輸出すべき製品、またその輸出方法とはどのようなものなのか?野生植物(蜂蜜を含む)の収集、収穫、加工をどのように発展させ、それを中小企業や自営業者にとって絶好の機会に変えるのか?起業家が輸出時に直面する困難とその解決方法とは?成長点と成長の要因となるものは何なのか?
Moderator:
Alexey Bobrovsky —
Economic Observer
Panellists:
Pavel Volkov —
State Secretary – Deputy Minister for the Development of the Russian Far East and the Arctic
Vladimir Gruzdev —
Chairman of the Board, Association of Lawyers of Russia
ゲルマン ズヴェレフ —
President, All-Russian Association of Fisheries Enterprises, Entrepreneurs and Exporters
Aleksandr Isayevich —
General Director – Chairman of the Management Board, Russian Small and Medium Business Corporation
Alexander Kalinin —
President, All‑Russian Non‑Governmental Organization of Small and Medium‑Sized Businesses OPORA RUSSIA
Elina Sidorenko —
General Director, Platform
Front row participants:
Vitaliy Gumenyuk —
General Director, Stroyinter; Co-Founder, Ginkgo
Andrey Dalnov —
Head of the Center for Industry Expertise, Russian Agricultural Bank
Sergey Dudnik —
General Director, SPAR Far East
Alexey Shashkin —
Director of Small and Microbusiness Division, Sberbank
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア連邦の発展のベクトルは、社会経済的発展及び現在の環境アジェンダとの間のバランスを維持することを目的としているが、これは特に環境保全と国の主権を確保する必要性によって決定される。優先項目の中には、都市固形廃棄物を処理するための持続可能なシステムの構築、環境と人間の健康に最大の悪影響を与える排出量の半減、蓄積された有害物質の除去、生物多様性の維持及び水質改善のための数々の措置の実施、人々の間のエコロジー意識形成などが挙げられる。環境政策の問題には、現代の世界的な課題を考慮した最新の解決策と革新的なアプローチの開発、国際協力・組織間協力の強化、さまざまな経済部門の統合、また首脳レベルでの幅広い議論が必要となる。
Moderator:
Alexander Zakondyrin —
Chairman, Public Council under the Ministry of Nature of the Russian Federation
Panellists:
Elena Boitsova —
Deputy Chief of Staff, Accounts Chamber
Russian Federation
Andrey Grachev —
Vice President for Federal and Regional Programs, Norilsk Nickel
Tatiana Zavyalova —
Senior Vice President for ESG, Sberbank
(online)
ステパン ソルジェニーツィン —
Chief Executive Officer, SGK; Member of the Board of Directors, SUEK
Aleksey Uchenov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Konstantin Tsyganov —
First Deputy Minister of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
(online)
Aliya Shalabekova —
Vive-Minister of Ecology, Geology and Natural Resources of Republic of Kazakhstan
Front row participants:
Andrey Betin —
Deputy Governor of Nizhny Novgorod Region
Andrey Lebedev —
Director of National and Industry Environmental Programs Realization Direction, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Tadzio Schilling —
Chief Executive Officer, Association of European Businesses (АЕВ)
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
2020年代の到来以来、世界経済は前例のない課題に直面している。課題克服に向けては経済環境に影響を与える新たな解決策がますます必要となっている。ロシア経済もその例外ではない。国家の置かれた状況に最も大きな影響を与える主な要因はCOVID-19パンデミック及びそれに伴う制限措置、2022年の初めに導入された経済制裁である。今の世界においては、規制当局や漁業複合体の代表者との間で生まれた課題の解決方法と新たな機会を話し合うことがこれまで以上に重要になってきている。この要請に応えるために、輸入代替政策の一環としてどのような措置を講じるべきなのか?漁業は国内市場の食料安全保障の優先項目の一つであり、ロシアの輸出において大きな貿易シェアを占める産業分野である。新たな現実世界では、非友好国の制裁政策に関連して、ロシアの「自給自足」を巡る問題がこれまで以上に深刻になっている。さらに、現在の緊迫した世界状況により、ロシアの輸出の独立性を確保する、信頼できる独立した国際関係形成条件も決定されていく。その中心的な要因の役割を果たすのはロシア漁業複合施設における生産・物流基金の改善、つまり現在の状況に応じた投資割り当てメカニズムの適応化である。小売店の商品棚、レストラン・ファーストフード店のメニューで手頃な価格、幅広い品揃え、高品質の製品を確保するには、何をする必要があるのか?若い世代の間で魚を消費する文化を発展させ、既存の輸入製品置き換えを行うためにすべきこととは?違法漁業による水生生物資源の闇市場を減らす方法とは?
Moderator:
Alexander Panin —
Chairman, Fish Union Non-profit Organization
Panellists:
Igor Bukharov —
President, Federation of Restaurateurs & Hoteliers of Russia
Alexander Demyanov —
Member of the Board of Directors, Advanced Technologies Development Center (ATDC); Managing Director, VEB.RF
ヴィクトル エフトゥホフ —
State Secretary – Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Olga Naumova —
General Director, Russian Fishery Company
Andrey Polomar —
General Director, Antey Asset Management
Vladimir Sitnov —
Senior Vice President, Sberbank
ウラジーミル ソロドフ —
Governor of Kamchatka Territory
イリヤ シェスタコフ —
Head, Federal Agency for Fisheries (Rosrybolovstvo)
Pavel Shumov —
Head of the Department for Interaction with Regional Authorities, X5 Group
Front row participants:
Inna Golfand —
Partner, Strategy Partners
Konstantin Dolgov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
現在の地政学的状況において、農業は最も持続可能な産業の一つであると言える。その一方でロシア極東地域の農産物の自給率は低いままだ。またあらゆる種類の農産物の生産量を増やすための前提条件もある。それは、農地耕作の大きな可能性、油糧種子加工開発及び飼料生産を行うための原材料基盤の存在である。これは、酪農や牛肉の畜産、養鶏の持続可能な発展の基礎となるものだ。ロシア極東が自給自足可能な土地であることは間違いない。極東連邦管区の自然・気候条件により、ほぼすべての種類の作物と農産物の生産も可能である。農業をサポートするための現在の措置は、生産量を倍増させるこができるのか?各地域で優先されている農業分野は?極東連邦管区の地域間における農産物輸送確保に向けて何をすべきか?未使用の土地を耕作地として迅速に流通させる方法とは?ロシア極東の農産物自給率を上げるために農業支援策をどう変えるべきなのか?
Moderator:
Denis Tsesarenko —
Founder, Teros; Founder, Sporos
Panellists:
アレクサンドル ベッケル —
有限責任会社 ハンカ地区農業コンプレックス「グリーン・アグロ」 社長
Artem Belov —
Director General, National Union of Milk Producers (Soyuzmoloko)
アナトリー ボブラコフ —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Kirill Bychkov —
First Deputy Chairman of the Government of the Republic of Sakha (Yakutia)
Yury Egorov —
Founder, Samberi
Sergei Lakhtyukhov —
General Director, National Union of Poultry Farmers
Mikhail Matveenko —
Deputy General Director, Ekoniva-APK Holding
Andrei Razin —
Deputy Minister of Agriculture of the Russian Federation
(online)
ニコライ ハリトノフ —
Chairman of the Committee on the Development of the Far East and the Arctic, State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation
Evgeny Shestyuk —
General Director, Myasoopttorg
Front row participants:
Olesya Kalashnikova —
Director of Large Business Department, Russian Agricultural Bank
Tatiana Kreitor —
Managing Director of Corporate Business Development Department, Sberbank
Boris Maksimov —
Chairman of the Supervisory Board, National Association of professionals in the Field of Irrigation
Vitaliy Sergeychuk —
Senior Vice President, VTB Bank
Maxim Smirnov —
Deputy Head, The Federal Service for State Registration, Cadastre and Cartography (Rosreestr)
Oleg Turkov —
Deputy Chairman of the Government, Minister of Agriculture of the Amur Oblast
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
優先開発地域であるロシア極東の経済ポテンシャルの開発は、経年劣化率が 60% を超えるエネルギーインフラの近代化無しには不可能である。350を超えるエネルギー施設が今すぐにもメンテナンス作業を必要としている一方、既存の投資誘致メカニズムでは同地域のエネルギー産業の投資ニーズを満たすことはできない。電力事業においては、ロシア極東鉄道網の開発を含めた戦略的重要施設が鉄道インフラ近代化・拡張計画に盛り込まれている。熱供給事業では大規模な投資プロジェクトがまとまりつつある。熱供給施設の創設・近代化を目指すメカニズム「ロシア極東コンセッション」の承認作業が開始されつつある。同分野の深刻な課題となっているのは、現在の関税規制で利用できる投資資金源が不足しているという点である。同地域で高品質かつ信頼性の高い熱供給を確保するには、現在の5倍の資金が必要となる。世界のエネルギー価格の上昇により、エネルギー会社、住宅及び公共サービスの国内市場における燃料価格の高騰を防ぐ燃料価格規制に関する効果的なメカニズム開発が必要とされている。熱電設備の投資魅力を高める方法とは?これらの問題の解決に役立つ政府支援ツールとは?石炭燃料のサプライヤーが国内の石炭市場の魅力をより強く感じるためには何をすべきなのか?
Moderator:
Maxim Basov —
General Director, SUEK
Panellists:
Gadzhimagomed Guseynov —
First Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Vitaly Korolev —
Deputy Head, Federal Antimonopoly Service of the Russian Federation
Yuriy Korsun —
Deputy Chairman, VEB.RF
Aisen Nikolaev —
Head of Sakha Republic (Yakutia)
ステパン ソルジェニーツィン —
Chief Executive Officer, SGK; Member of the Board of Directors, SUEK
Irek Fayzullin —
Minister of Construction and Housing and Communal Services of the Russian Federation
Mikhail Khardikov —
Head of Energy Business, En+ Group; General Director, Eurosibenergo
Viktor Khmarin —
Chairman of the Management Board, General Director, RusHydro
Aleksey Shilo —
Deputy Managing Director, Head, Centre for Corporate Transport Services (CFTO), Russian Railways
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
地域開発の戦略的管理システムとは、国家の優先事項の達成を確保すべく設計され、長い時間にわたって使用され続ける方法論、各種文書、メカニズムといった複雑なシステムである。ロシア極東に関する既存の戦略的管理システムは多様で、地域的に細分化されている。ロシア国内外には十分な実践例が蓄積されており、ロシアの経済システムを変革するという現在の課題を考慮しつつ、必要不可欠な項目とその変更点を判断することに一役買っている。地域戦略管理を一元化することは必要かつ可能であるのか?地域戦略管理の現在実施されている慣行のうち、分散化・集中化させる必要があるものとは?戦略的管理の点から見て、ロシア極東にはどのようなリソースがあるのか?差別化されたアプローチは必要なのか?「地域開発のスマートで現代的なデジタル管理」とは何か?それを戦略的な地域管理に統合する方法とは?地域戦略管理システムに導入すべき最新の計画・予測法とは?地域戦略の形成において、住民、企業、政府の利益をどのように組み合わせるべきか?ロシア極東地域の戦略的管理において、他の国のどのような経験を適用できるのか?
Moderator:
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Panellists:
Dmitry Belousov —
Head of Macroeconomic Analysis and Forecasting, Center for Macroeconomic Analysis and Short-Term Forecasting (CMASF)
Irina Kalabikhina —
Head of the Department of Population of the Faculty of Economics, Lomonosov Moscow State University
Sergey Kirov —
Member of the Board, First Deputy Director General, RusHydro
Valery Kryukov —
Director, Institute of Economics and Industrial Engineering of the Siberian Branch of the RAS
(online)
Yuliya Morozova —
Deputy Chairman of the Government of Kamchatskiy Krai
Anna Sharipova —
Managing Director for National Projects, Russian Technologies State Corporation
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
建設業界は常に経済発展の主な原動力となってきた。業界への投資の乗数効果は約400%に上る。2021 年、極東連邦管区では300 万平方メートルを超える記録的な数の住宅建設が発注された。同時に建設企業は極東連邦管区における企業活動(建材の生産から不動産建設まで)の長期的な計画に必要な環境を求めている。 2020 年から実施されている極東住宅ローンプログラムは、ロシア極東建設業界の発展の主な原動力となっている。同プログラムは、管区内で最も人気のある住宅ローンプログラムであり、住宅ソフトローン市場における75%のシェア率を誇る。極東連邦管区の新しいマンションの 2 軒に1軒は、このソフトローンを利用して購入されている。プログラムの実施の結果として生じた新宅需要の増加は、極東連邦管区での新たな住宅建設プロジェクトの立ち上げを著しく刺激することになった。2021年末の成果の内訳をみてみると、新規建設面積はロシア極東内で25%増加(ロシア全土では2%)の597000平方メートル増加、ロシア極東内で13%増加(ロシア全土では3%)の164,000平方メートルの集合住宅が運用を開始している。2022 年上半期、極東連邦管区における建設面積は前年比を38%を超える約100万平方メートル増加した。2024 年からは「ロシア極東居住区」 プログラムの一環として集合住宅開発プロジェクトが実施される予定だ。2030 年までには極東連邦管区全土で総計 250 万平方メートルの住宅を建設することが予定されている。この状況下で、建設業界がロシア極東で高い住宅建設率を維持するためには、どのようなインセンティブが必要とされているのだろうか?
Moderator:
Ivan Polandov —
PIK SZ
Panellists:
Alexey Almazov —
Managing Partner for the Regions Segment, FSK Group of Companies
Gadzhimagomed Guseynov —
First Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Vitaly Mutko —
Chief Executive Officer, DOM.RF
Anatoly Pechatnikov —
Deputy President – Chairman of the Management Board, VTB Bank
Aleksandr Prygunkov —
Member of the Board of Directors, Samolet Group
Nikita Stasishin —
Deputy Minister of Construction, Housing and Utilities of the Russian Federation
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア極東では、伝統的に未加工の木材の輸出が支配的な地位を占めていた。しかし近年の国家政策により、少なくとも一年で1000万平方メートルの木材を処理できる大規模木材加工複合施設が建設され、稼働を続けている。2022年 1月1日からロシア連邦で導入された未加工の針葉樹と貴重な広葉樹の輸出禁止により、製材、合板、セルロース、バイオ燃料、家具の生産が増加している。同時に、原材料が不足しているため、企業はフル稼働していない状態である。COVID-19による制限とロシア連邦に課せられた制裁に関連して、木材加工業者は自社製品の販売の問題に直面した。現在の経済状況で木材加工製品の生産と販売の収益性を維持するにはどうすべきなのか?施設の木材加工能力を最大限に活用する方法とは?林業複合施設のデジタル化は、木材製品メーカーにどのように役立つのか?
Moderator:
Pavel Chashchin —
Director, Roslesinforg
Panellists:
Oleg Bocharov —
Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Vasilii Ganchenko —
General Director, Group of Companies «VTK»
Vladimir Ivin —
Deputy Head, Federal Customs Service of the Russian Federation
Vladimir Sitnov —
Senior Vice President, Sberbank
Viacheslav Spirenkov —
Deputy Head, Federal Forestry Agency
(online)
Ilya Chernov —
Director of the Investment Development Department, Ministry of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Aleksey Shilo —
Deputy Managing Director, Head, Centre for Corporate Transport Services (CFTO), Russian Railways
Front row participants:
Mariya Avilova —
First Deputy Chairman of the Government of the Khabarovsk Krai
Dmitrii Dobrynin —
Vice President, New Forest Pro
(online)
Nikolay Krotov —
Deputy General Director, Arkhangelsk PPM
(online)
Irina Makanova —
Director of the Department of State Policy and Regulation in the Development of Specially Protected Natural Areas, Ministry of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
Vadim Moskvichev —
Director, Vanino Forestry Center
Konstantin Stepanov —
Minister of Forestry and Protection of Wildlife of the Primorsky Krai
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
産業クラスターとしてのロシア極東の発展により、極東連邦管区に登録された企業により船舶・海洋機器の建造・維持が可能となる。その企業に名を連ねるのは「ロシア極東造船・船舶修理センター」(ウラジオストク)、「ズヴェズダ造船所」(ボリショイ・カメニ)、「ヴァストチナヤ・ヴェフチ」(ウラジオストク)、「アムールスキー造船所」(コムソモリスク・ナ・アムール)、「ハバロフスク造船所」(ハバロフスク)、「ナホトカ船舶修理工場」(ナホトカ)、「リヴァジスキー造船・船舶修理工場」(ナホトカ)、「北東修理センター」(ヴィリュチンスク)である。現在率先して取り組む必要がある課題は、北極海航路の海域での貨物の流れを確保するための大型船の建造、極東連邦管区造船所での漁船・カニ漁船の建造である。ロシア内外の投資家を引き付けるために必要な政府の支援策とは?企業の生産能力を向上させるためにどのような手順を踏む必要があるのか?造船業界の技術主権を確保する上で既存の問題はどのように解決できるのだろうか?
Moderator:
Konstantin Dolgov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Panellists:
Mikhail Degtyarev —
Governor of Khabarovsky Territory
ヴィクトル エフトゥホフ —
State Secretary – Deputy Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
アレクセイ ラフマノフ —
株式会社 「統一造船会社」社長
Vyacheslav Ruksha —
Deputy Director General – Director for the Northern Sea Route Directorate, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Front row participants:
マクシム ソコロフ —
Chief Executive Officer, GTLK
Denis Kravchenko —
Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Economic Policy
Khasan Likhov —
Deputy Head, Federal Agency for Fisheries (Rosrybolovstvo)
Sergey Tseluyko —
Chief Executive Officer, "Zvezda" Shipbuilding Complex
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
地政学的・経済的環境が根本的な変化を辿る文脈において、ロシア経済はその複雑さと規模の点で前例のない課題に直面している。それは技術的主権を達成することを目的とした、国家発展のための根本的に新しい経済モデルの作成である。そのモデルは必須項目の製品の外国輸入依存を減らし、国民経済の主要部門における価値創造の連鎖を回復し、再構築することになる。今日まで外国の原材料と構成部品の輸入に最も依存しているのは、エンジニアリング、エレクトロニクス、および医薬品分野である。開発を急ぎ、生産チェーンのリンクを直線的に補充するだけでは大きな効果が期待されない。根本的に異なるアプローチが必要なのだ。単に従来の製品を置き換えるだけでなく、科学・経済部門を統合して新しい技術的ソリューションを提供するために、「社会的エレベーター」と同じように、「技術的エレベーター」を作成することが必要だ。 1 つではなく、いくつかの技術的ニッチを一度に前進させる必要があります。わが国には莫大な資源、技術的および科学的可能性があり、エネルギー、冶金、化学および木材産業、農業などの分野でリーダーシップを発揮することができました。同時に、航空機、自動車、造船、エレクトロニクス産業、製薬産業などの国民経済の優先分野では、技術開発の加速が必要とされているが、これまでは国内の横のつながりと補完性の欠如、グローバル生産チェーンへの参加度の低さによってその先を行く発展が妨げられていた。だが現在、ロシアにはさらなる上の開発段階へ移行するために必要なすべての前提条件が揃っている。国家予算のみを犠牲にしてこのタスクを実行することは不可能であることは明らかであり、このプロセスにロシアのビジネス界を積極的に関与させる必要がある。持続可能な経済成長を達成する上で非常に重要なことは、シベリア、北極圏、ロシア極東などの遠隔地の開発における不均衡を克服し、統合的な経済開発の新たな「飛び地」を作成することである。社会の生命維持システムを形成する基幹産業(軍産複合体、農産複合体、燃料・エネルギー複合体、運輸、通信、医療)は、完全に輸入脱却政策に転換できるのか。大規模な輸入代替を実施するために、効果的なビジネスインセンティブシステムを構築する方法は?基礎科学・経済部門の統合をどのように達成するのか?経済部門の技術開発を管理するためのシステムはどのようなものであるべきか?ソ連や他の国の経験はどの程度適用し得るのか?僻地(北極圏、シベリア、ロシア極東)の開発に民間投資を誘致する方法とは?
Moderator:
Ivan Lobanov —
Rector, Plekhanov Russian University of Economics
Panellists:
ニコライ ヴォロブエフ —
国営会社「ロステク」副社長
Alexey Kulapin —
General Director, Russian Energy Agency (REA) of the Ministry of Energy of Russia
Denis Manturov —
Deputy Prime Minister – Minister of Industry and Trade of the Russian Federation
Natalya Popova —
First Deputy General Director, Innopraktika
Maxim Sokolov —
President, AVTOVAZ
Oleg Khorokhordin —
Head of the Altai Republic
Alexander Shokhin —
President, Russian Union of Industrialists and Entrepreneurs
Front row participants:
Konstantin Dolgov —
Deputy Chairman of the Committee on Economic Policy of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Ямиль Киспе —
パシフィカ共同創業者
Oksana Smirnova-Krell —
Vice President for Ecosystem Technological Development, Sberbank
Alexey Fedorov —
Head of "Quantum Information Technologies" Group, Russian Quantum Center
(online)
Wang Qi —
Director, Institute for China-Russia Strategic Cooperation, Tsinghua University
(online)
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
原子力エネルギーはマクロ地域開発の原動力として機能し、低出力原子力発電所 (LNPP) 導入機会を提供する。低出力原子力発電所建設は、サハ共和国(ヤクーチア)の固体鉱物鉱床のキュチュスクラスター開発及びバイムスキー鉱業複合施設のエネルギー供給など、大規模なインフラスプロジェクトの経済的・技術的な実現可能性を保証することになる。LNPP導入は、プロジェクトのライフサイクルと高品質の電力を考慮して計算された消費者に支払い可能な料金を提供することになる。今日、国営企業「ロスアトム」は、サハリン島における風力発電所建設、水素燃料列車の開発、二酸化炭素利用プロジェクトを行う多彩な経験を持つ信頼できるパートナーである。ロシア極東および北極圏では、LNPPエネルギー、風力・水力発電の使用、環境に優しい電気水素輸送の開発、天然ガス燃料を使用した輸送、北極海航路の輸送インフラの近代化によって発展における相乗効果を達成する大きな可能性がある。現代的で環境に優しいエネルギーの中心にあるのは、今後数十年にわたるロシア極東・北極圏の戦略的開発に焦点を当てた人間を中心とする統合アプローチだ。ロシア極東と北極圏の電力需要とは?大規模なインフラ プロジェクトのエネルギー供給において、持続可能な開発の原則を確実に遵守するにはどうするべきか?新エネルギー産業は、人々の生活水準とビジネスの効率性にどのような役割を果たすのか?
Moderator:
Mikhail Bazhenov —
Partner, Capital Projects & Infrastructure, Debt Advisory Leader, Technologies of Trust
Panellists:
Roman Berdnikov —
First Deputy General Director, Member of the Management Board, RusHydro
ロマン コピン —
チュコト自治管区知事兼自治管区政府首相
Dmitry Livanov —
Rector, Moscow Institute of Physics and Technology
Valery Limarenko —
Governor of Sakhalin Region
Alexey Likhachev —
Director General, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Aisen Nikolaev —
Head of Sakha Republic (Yakutia)
ウラジーミル ソロドフ —
Governor of Kamchatka Territory
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
現代の世界事情を考慮すると、国内ビジネスを維持し発展させる唯一の方法は、起業家の権利の遵守を保証するシステムを改善し、ロシアのビジネスを保護するためのメカニズムを改善することにある。とりわけ、ロシアでビジネスを行うための有利な条件を維持・支援・発展させるためには、法執行機関や規制当局からのビジネスへの圧力を軽減することに注意を払う必要がある。現状でビジネスの権利を保護するために、どのような追加措置を講じる必要があるのか?短期的・長期的に有効な法的メカニズムとは?現代の国家管轄権はどうあるべきか?
Moderator:
Vladimir Gruzdev —
Chairman of the Board, Association of Lawyers of Russia
Panellists:
エレーナ ベズジェネジュヌィフ —
公開会社「採掘冶金会社 ノリリスク・ニッケル」副社長、広報担当、対行政組織相互活動・経営部門担当
Alexey Guznov —
Secretary of State – Deputy Chairman, The Central Bank of the Russian Federation (Bank of Russia)
Alexander Kalinin —
President, All‑Russian Non‑Governmental Organization of Small and Medium‑Sized Businesses OPORA RUSSIA
Igor Krasnov —
General Prosecutor of the Russian Federation
Tatyana Mineeva —
Commissioner for Entrepreneurs' Rights Protection in Moscow
Zhang Mingqi —
Vice-President, General Secretary, China Law Society
(online)
Tatyana Moskalkova —
High Commissioner for Human Rights in the Russian Federation
Svetlana Orlova —
Auditor of Accounts Chamber of the Russian Federation
Maksim Reshetnikov —
Minister of Economic Development of the Russian Federation
Front row participants:
Vadim Lobov —
President, Synergy Corporation
Elina Sidorenko —
General Director, Platform
新国際分業: 過去との決別と新たな繋がりの形成
ロシア気象庁とロシア科学アカデミー研究所の最新の報告及びロシア気象庁のロシア領土への気候変動の影響に関する第 3 次評価報告書に示された予測によると、ロシアが地球温暖化を2~2.5 度のレベルで食い止めることが非常に重要な意味を持つという。この場合、適当な方策を取ることで、負の結果を食い止められる可能性があるという。同様の結論は2021年から2022年に発表された気候変動に関する政府間パネル第 6 回評価報告書にも含まれている。 4~5℃の地球温暖化により、ロシアひいては世界全体が厳しい気候条件に直面することになる。そのようなシナリオを排除するために、2021 年末にはロシア、中国、インドを含むすべての主要国が2060年から2070年までに温室効果ガスの排出と陸上生態系による吸収のバランスを均衡させる「カーボンニュートラル」目標を達成する用意があると宣言した。長期間の計画達成はG20 諸国で最大の開発途上国を含め、すでに進行中である。分断された世界で地球規模の気候問題を解決するためにどのように国際協力を継続できるのか?温室効果ガスの主要な排出国であるほとんどのロシア企業は、マーケティング戦略をアジア太平洋諸国の市場に向け直している。企業が東方に移動する際に直面する炭素規制に関する課題とチャンスとは?
Moderator:
Aleksey Kokorin —
Climate Change Officer, World Wildlife Fund
Panellists:
Malik Mahmud Al-Haythar —
Chairman of the Advisory Council to the Provincial Government of Ache
(online)
Roman Berdnikov —
First Deputy General Director, Member of the Management Board, RusHydro
Victor Drozdov —
Member of the Board, Polyus
Milena Milich —
Acting Minister of Ecology and Sustainable Development of the Sakhalin Region
Ekaterina Salugina-Sorokovaya —
General Director, International and Comparative Law Research Center
ステパン ソルジェニーツィン —
Chief Executive Officer, SGK; Member of the Board of Directors, SUEK
Yuliya Shabala —
Deputy Director General for Sustainable Development and Corporate Affairs, Udokan Copper
Andrey Sharonov —
Chief Executive Officer, National ESG-Alliance
Mikhail Yulkin —
General Director, CarbonLab
(online)
Mikhail Yurchuk —
Director for Interaction with Federal Authorities, Norilsk Nickel
Front row participants:
Aleksey Kaplun —
Chief Executive Officer, H2 Clean Energy
Ivan Rubanov —
Deputy Head of the Carbon Market and Innovation Projects Department, St. Petersburg International Commodity and Raw Materials Exchange