それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ブロガーの活動に対する現代社会の注目は日々高まりつつある。ブログコミュニティの新たなリーダーシップのカーストであるインフルエンサーの存在は特に際立ったものがある。彼らはブログ活動を行うことで「人間ブランド」と化し、オピニオンリーダーに急速に拡大し、「コンテンツファクトリー」全体を運営し、従来のメディアとの競争にも負けていない。彼らの消費者行動への影響はすでに明らかであり、次のステップは信念、価値体系、政治的見解への影響となる。しかし2022 年には、企業はマイクロインフルエンサー、つまり大物セレブよりも忠実でエンゲージメント率が高い「ニッチブロガー」に頼っている。視聴者の注目を集めるためのメディア競争に勝ち、ビジネスを成功の頂点に導くのは誰なのか?
Moderator:
Dmitry Beskromny —
Founder, bQ Group; Project Manager, Russia – the Country of Opportunities
Panellists:
Bogdan Bulychev —
Traveler; Blogger
Yulia Dubinina —
Mentor, TopBLOG project
Alexey Zhirukhin —
Blogger, Traveler, Ambassador of the Arctic
Vovan and Lexus —
Prankers
Lyubov Malyarevskaya —
Director General, Russian Mediagroup
Front row participant:
Julia Poletaeva —
Director of Government and Partner Relations, ANO Dialog
寛容性に代わる愛国心
「ムラヴィヨフ=アムールスキー 2030」プログラムとは、ロシア極東地域の士官候補生を50名を対象として行われる1年間の教育プログラムであり、翌年からの2年間の公務員として働く機会を提供する。ロシア極東及び北極圏で公務員になるということの特別さは数字が裏付けており、カリーニングラードからカムチャッカまで2270人以上の候補者が45名の枠をめぐって競争を繰り広げる。最終選考者が決定されたのは2022年5月であり、50名の才能ある若き専門家やリーダーたちを対象として、「スコルコボ」モスクワビジネススクール、ロシア極東連邦総合大学及びランヒグス大学が共同して考案した年間教育プログラムがスタートした。教育プログラムはロシア極東地域における8つのモジュール、二つのオンライン授業モジュール、ロシア極東の首長の下でのインターンシップ、ロシア連邦大臣や一流の専門家との交流モジュールから構成されている。教育プログラムの一環として、ロシア連邦政府・地域政府と共にロシア極東開発を目指す次の7 つのプロジェクト―ロシア極東都市部における社会・経済状況改善戦略、流動性を確保するツールとしての小型航空機開発策、北極海航路のロシア統一物流システムへの組み入れ、ロシア極東国境隣接地帯の普遍モデル開発、ロシアの「東方への転向」文脈におけるロシア極東の大学の変容、新たな社会・経済状況におけるロシア極東産業政策、ロシア極東地域における観光開発が考案中である。50名の最終選考者たちは、将来ロシア極東地域の公務員としての使命を果たすべく2 年間の労働契約を結んでいる。発表される初期成果としてどのようなものが期待できるのか?プロジェクト・アプローチの目的とは?最終候補者たちは新世代を担う公務員となるのか?「ロシア極東行政特殊部隊」の教育内容の特徴とは?雇用・メンタープログラムはどのようなイノベーションをもたらすのか
Moderator:
Andrey Volkov —
Academic Policy Advisor, Moscow School of Management SKOLKOVO
Panellists:
アレクサンドル オシポフ —
Governor of Trans-Baikal Territory
Vladimir Panov —
Special Representative for the Development of the Arctic, State Atomic Energy Corporation ROSATOM
Alexey Tsydenov —
Head of the Republic of Buryatia
アレクセイ チェクンコフ —
Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
Andrey Sharonov —
Chief Executive Officer, National ESG-Alliance
Front row participants:
Alexander Gudoshnikov —
Cadet of Program Muraviev-Amurski 2030, Social Initiatives Development Fund
Viktoria Karmanova —
Cadet of Program Muraviev-Amurski 2030, Social Initiatives Development Fund
Daria Kiryanova —
Deputy General Director for Economic Development, Far East and Arctic Development Corporation; Head of the Project Office, Muravyov-Amursky 2030
Mihail Krivopal —
Vice-Rector for Additional Education, Far Eastern Federal University (FEFU)
Vladimir Lushchinskiy —
Cadet of Program Muraviev-Amurski 2030, Social Initiatives Development Fund
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
公的、文化的、慈善事業に対する国や大企業の関心の高まりは、資金の増加、地域の拡大、特定の受益者への支援の質の大幅な向上として反映されている。同時に大衆意識の中で、NPOのリーダーは依然として変わり者として認識されることが多く、彼らのプロジェクトへの参加はまだ日常生活の重要な要素にはなっていない。社会的責任を負うビジネス、非営利団体及びメディア所有者のパートナーシップは、プレゼンスの領域で新しいレベルの生活の質を提供し、産業セクター活動に対する国民の信頼の成長に大きな影響を与えることが可能である。それにより、ロシア極東における生活の質向上関連プログラムへの市民の関与も拡大していくのである。ビジネスとメディアは NGO が存在感を増すようにどのように支援すべきなのか?またNGO はビジネスやメディアがより良い成果を達成するためにどのようにサポートすべきなのか?ソーシャルプロジェクトへの参加が各地域のすべての経済活動参加者たちの間で当たり前のことになるようにするために講じるべき措置とは?慈善団体やその他の非営利団体に対する国民の信頼をどのように高められるのか?そのためにメディアやビジネスに何ができるのか?ビジネス、メディア、NGO の間の包括的パートナーシップ実践を持続可能なものにする方法とは?
Moderator:
Anton Dolgov —
Executive Director, Presidential Grants Foundation
Panellists:
Natalya Gonchar —
Head of Corporate Relations Department, Sakhalin Energy
Sergey Dmitrienko —
First Deputy Head of the City of Vladivostok
Maria Zalunina —
Head of CSR, National Media Group
(online)
Marina Zubova —
President, Founder, Gulfstream Charitable Foundation
Ruslan Novikov —
General Director, Argumenty I Facty
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Angelica Sulhaeva —
Deputy General Director, Komsomolskaya Pravda Media Group
Front row participant:
Natalya Makarova —
Director, Fund of Development of Zabaikalsky Kray
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア国家は歴史的に責任を負い、ロシア連邦北部、シベリア、ロシア極東の先住民族の本来の居住地、伝統的な生活様式、精神的遺産の保護を保障している。文化的発展・社会的支援、および先住民のマイノリティグループの生活支援システム強化のために数々の複合措置が採択されている。その結果、わが国の先住民族は世界の多くの地域とは異なり、その人口数、定住システム、自治、ライフスタイル、文化、言語、土地とのつながりを保持している。同時に、世界のグローバリゼーション、経済成長、そしてそれに伴う社会関係システムの変化という文脈において、先住民族は新たな課題と脅威に直面している。主要課題となっているのは、自律型生活支援システムを強化するための経済的可能性の拡大である。この問題を解決するには、先住民族の伝統的な経済活動を行う環境の近代化、同分野での彼らの起業家イニシアチブのサポート、クリエイティブ経済セクターの開発への参加を呼び掛けることが必要となる。クリエイティブ産業、手工芸品、観光、エスニックブランド、地域マーケティングは、輸出可能性及び国内市場で需要がある先住民族の伝統的な知識、精神的遺産、伝統工芸品の独占的製品利用にますます結びつきを強めている。先住民族の伝統的な経済活動が、ロシア連邦北部・東部のアクセル困難地域の社会経済的発展にどのような意味を持つのか?ロシア連邦北部、シベリア、ロシア極東の先住民族の伝統的な経済活動に対する国家支援措置をどのように改善できるのか?自給自足経済の民族部門としてだけでなく、トナカイ放牧の保護・開発に関する現在直面する問題とは?企業と下層土利用者による社会的責任投資 (ESG) により、環境基準の維持、先住民族の生息地と伝統的な経済活動の保護、先住民族との産業協力をどのように目指すことができるのか?
Moderator:
Maxim Dankin —
Deputy Director for Regional Development, Information and Analytical Center of the State Commission for Arctic Development
Panellists:
Igor Barinov —
Head, Russian Federal Agency for Ethnic Affairs
Ildar Gilmutdinov —
First Deputy Chairman of the Committee of the State Duma of the Federal Assembly of the Russian Federation on Issues of Nationalities
Andrey Grachev —
Vice President for Federal and Regional Programs, Norilsk Nickel
Grigory Ledkov —
Member of the Committee on Federal Structure, Regional Policy, Local Government and Northern Affairs of the Federation Council of the Federal Assembly of the Russian Federation
Magomedsalam Magomedov —
Deputy Chief of the Executive Office of the President of the Russian Federation
Front row participants:
Khasan Likhov —
Deputy Head, Federal Agency for Fisheries (Rosrybolovstvo)
Irina Makanova —
Director of the Department of State Policy and Regulation in the Development of Specially Protected Natural Areas, Ministry of Natural Resources and Environment of the Russian Federation
Anna Otke —
President, Regional Public Organization "Association of Indigenous Peoples of Chukotka"; Vice President for Government Relations, Association of Indigenous Peoples of the North, Siberia and the Far East
国際関係におけるロシア: ダイヤモンドは圧力を受けることにより作り上げられる
クリル諸島は火山起源の大小 56 の島々からなる列島である。クリル諸島はサハリン地域の一部であり、北南にかけてカムチャツカからサハリンまで広がっている。千島列島は、まず第一にその性質に興味深いものがある。火山 (その多くは活動中である)、噴気場、色鮮やかな岩石、湖、温泉、多様な景観、国立公園の数々はアウトドア愛好家にとっては真の楽園である。この領土の可能性を最大限に引き出すには、クリル諸島を対象とする投資活動が増加する必要がある。そのために、同名の独自の優遇制度が2022 年に開始された。現在、クリル諸島の投資家は前例のない税制上の優遇措置、保険料の削減、行政上の優遇措置を享受している。優遇制度開始の初期結果は何か?クリル諸島への投資の魅力を高めるために解決しなければならない問題とは?潜在的な投資家に対する優遇措置の独自条件作成に向けてするべきことは何か?またどこで投資家を見つけられるのか?マーケティングが必要なのか、それとも方策は十分なのか?
Moderator:
Alexey Karakhan —
Traveler
Panellists:
Vasily Grudev —
Minister of Investment Policy, Government of the Sakhalin Oblast
Nikolay Zapryagaev —
General Director, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Elena Lysenkova —
Deputy Head, Federal Agency for Tourism (Rosturizm)
Elena Martynova —
Deputy Head,The Federal Service for State Registration, Cadastre and Cartography (Rosreestr)
Aleksandr Tertychnyy —
General Director, Anterra
Front row participants:
Bogdan Bulychev —
Traveler; Blogger
Alexey Zhirukhin —
Blogger, Traveler, Ambassador of the Arctic
Konstantin Korobkov —
Chief Executive Officer, "Yuzhno-Kyrilsky Fish Factory" LTD (YKRK)
Irina Rudyka —
Creative producer, VK; Author of the Project "Surfing. Movie. Kuriles"
寛容性に代わる愛国心
現代世界は急速な変化の一途を辿っている。ロシア社会の未来、生産力、科学・文化、そして国家の基本制度を形作る上で活躍する人物が教師である。教育及び経験の伝達を通じて、教師は個人の価値観、態度、社会的および道徳的基準の形成に貢献する。極東連邦管区の学校では教員不足が深刻化しており、教員の負担が長期的に増加する傾向が続いており、校舎の「老朽化」の問題も依然として深刻なままである。数学、化学、生物学、物理学、コンピューターサイエンスの十分な知識を求めるエンジニアテクノロジー教育を受けた専門家がロシア極東経済で求められている一方、統一国家試験の実施結果データによると、これらの科目の受験者数の減少また科目の取得点数の低下が見られるという。教師の専門的役割の要件はどのように変化しているのか?新たな技能を習得するための職員の大規模な再研修だけではなく、支援ネットワーキング、リーダーシッププロジェクト、イノベーション、および教師のイニシアチブに対する効果的な支援策を構築するには何をすべきか?受験者が教育学に関心を寄せるようにするためには何をすべきか?社会的幸福と教師の地位を向上させる方法とは?
Moderator:
Elvira Nurgalieva —
First Deputy General Director for Social Development, Corporation for the Development of the Far East and the Arctic
Panellists:
Yaroslav Artyukhin —
Regional Director of the Teacher for Russia Program, New Teacher Foundation
Sergey Dmitrienko —
First Deputy Head of the City of Vladivostok
Sergey Ivanchenko —
Rector, Pacific National University
Pavel Kuzmin —
Rector, Academy of the Ministry of Education of Russia
Anatoly Nikolaev —
Rector, Ammosov North-Eastern Federal University
Dmitry Smith —
President, Russian eSports Federation (ReSF Russia)
Elvira Shamonova —
Deputy Chairman of the Government of the Primorsky Territory - Minister of Education of the Primorsky Territory
Marat Shamyunov —
Deputy Minister of the Russian Federation for the Development of the Far East and the Arctic
それぞれのルートを行く: 変化した世界の物流
ロシア・アジア諸国の交流が大幅に拡大したことで、東方諸国との効率的な連携、質の高い分析・調査を行い、地域の伝統を理解しつつ政治的リスクを理解できる人材に対する需要が急速に高まっている。東洋語の研究のみに基づいて自己複製に閉じられた専門家の訓練はもはや国益と関連するニーズを満たしておらず、専門家の評価のプロ意識の欠如は将来的に人々の不正確な行動を導く可能性がある。ロシアの教育は、経済学や起業活動から法律やマスメディア、文化的・宗教的伝統から現代のエリート研究や環境アジェンダ研究、そして移住プロセスからアジアの科学的および技術的発展に至るさまざまな分野でアジア・アフリカの国々と交流・協力できる新世代の人材を訓練するという課題に直面している。これには東洋研究者、アジアおよびアフリカの専門家のための包括的なトレーニングプログラムが要となり、その中には教師の再研修を含む、中等教育、高等教育、大学院のすべてのレベルの教育が含まれる。これは地域アジェンダにも影響を与えることになる。例を挙げると、二国間および多国間の両方の形式で経済協力などをしているロシア地域にふさわしい新たな人材育成などである。東洋研究プログラムの卒業生は時代に沿ったどのようなスキルを身につけるべきなのか?そして、どのような新しいプログラムを教育プログラムに導入する必要があるのか?アジア・アフリカの国々との協力活動を担う人材の包括的なトレーニングプログラムをどのように開発し、実施するべきか?どの地域に人材教育センターを設置し、どのように職員を確保すべきなのか?実践志向のトレーニングとロシアの東洋研究の学問的伝統をどのように組み合わせるべきなのか?
Moderators:
Liudmila Veselova —
Associate Professor, National Research University Higher School of Economics
Mihail Krivopal —
Vice-Rector for Additional Education, Far Eastern Federal University (FEFU)
Panellists:
Sergey Ivanchenko —
Rector, Pacific National University
Boris Korobets —
Acting Rector, Far Eastern Federal University (FEFU)
Alexey Maslov —
Director, Institute of Asian and African Studies, Lomonosov Moscow State University
Oleg Remyga —
Head of the "China" direction, Moscow School of Management SKOLKOVO
Front row participants:
Mikhail Kuznetsov —
Director, Eastern State Planning Center (FANU Vostokgosplan)
Nyurgun Maksimov —
Vice Rector for International Cooperation, M.K. Ammosov North-Eastern Federal University